闇金の怖さは被害に遭うまでは分らない。

公開日:2013/11/27更新日:2018/08/23

カテゴリー:相談員

本のイメージ
相談員の石川です。

フランスの哲学者パスカルの「パンセ」の中に,「人間は考える葦である」という言葉が出てくるのをご存知ですか。

人間は自然の中でも最も弱い葦のようなものだが,考える力を持っていて,それだから尊いのだというような内容です。

知らない人は闇金の恐ろしさをイメージできない

闇金を恐れている人のイメージ

私たちは想像力を持っています。

それで,経験したことがない事柄についてもありありと思い浮かべることができます。

想像力はまた,ある行為の抑止力ともなります。

「こんなことをしたら,こうなってしまう」という想像が,行動を抑制するわけですね。

このHPや盛んに報道されている闇金被害のニュースなどを見て,闇金から融資を受けるのを思いとどまってくれれば良いのですが,痛い思いをしたことがない人の中には闇金の怖さと言ってもピンとこない方が多いようです。

「そんな利息で借りる方がおかしい」「自業自得」としか思わず,自分には縁のない出来事だと思っている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

騙されて取引 誰にでも起こりうる闇金被害

そんな方も一度被害にあって高金利の返済に苦しめば嫌でもわかります。

「電話では利息は年利10%程度と言われたのに実際に取引をしたところ,信用がつくまでは1週間で5割だと言われ法外な利息を取られてしまった」

これはある相談者のケースですが,こうして騙されて取引に持ち込まれることもあるわけです。

相手も取引に持ち込むまでは巧妙に正体を隠しますから,うっかりでも勧誘電話に出てしまったら最後,その気はなかったのに闇金と関わらざるを得なくなり高金利に苦しむことになりかねないのです。

返済日を過ぎると勤務先や家族・知人の元に闇金からの電話がひっきりなしにかかってきます。

うまく対処できなければ退職せざるを得なくなる場合もあるでしょう。

闇金に返済するために,嘘の理由で知り合いからお金を借りることもあるかもしれません。

結果として周りからの信頼を失ってしまいます。

若いときの苦労は自分を鍛えるのだからどんな経験でもした方が良いという考えもあり,私もそれを全面的に否定するわけではありません。

しかしこのような経験は,明らかに「買ってでもするべき経験」の類ではありません。

万が一にもこのような事態になってしまったらすぐにご相談ください。

闇金被害をみなさんが一度も経験することがないようにと願っております。

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