闇金被害に繰り返し遭う人の特徴

公開日:2015/06/11更新日:2018/08/24

カテゴリー:相談員 タグ:

一度でも闇金被害に遭えば,誰もがそのときは反省し,もう二度と闇金とは付き合わないと決意するものです。

昨今の闇金被害では本人のみならず勤務先や家族・親類・ご近所等にまで迷惑が及ぶことも珍しくありません。

自分だけの問題では済まないのですから,繰り返し周囲の方に迷惑をかけないためにも,闇金からの再借入れはするべきではありません。

しかしどういうわけか,一定期間経つと当時の悲惨な状況を忘れてしまうのか,また闇金と取引をしてしまう人がでてきます。

今回はそれがどういった傾向のある人なのかということを書いてみたいと思います。

 

 

闇金と再取引してしまう方の特徴

繰り返し闇金からの借入れを行い周囲に迷惑をかけてしまうのは次のような人です。

 

 

借入れ原因がギャンブルの人

闇金から借入れをしてでもパチンコやスロット,競馬,競輪,競艇等をやりたいという方は,これらのギャンブルを止めない限り闇金被害からも抜け出すことは出来ません。
闇金との付き合いを絶ちたいのなら,同時にギャンブルも完全に止めて頂く必要があります。
よく,「これからは月1万円とか上限を決めてやります」と言う方がいますがそんなことは不可能です。
闇金からの借入れしてまでやりたいという程のギャンブル依存の方が「減らす」などということが出来るはずありません。

はっきりと統計をとっているわけではありませんが,ギャンブルが止められない方の闇金再取引率は8割は下らないのではないかと思います。

本当に闇金と金輪際縁を切りたい(=周囲の方に迷惑をかけたくない)と思うのであればギャンブルは今すぐきっぱりと止めることです。

闇金に教えた携帯番号を変えない人

当事務所ではご依頼の方皆さんに携帯番号の変更をお勧めしています。

これは何故かというと,一度でも闇金に教えた連絡先はこの先ずっと闇金被害者を集めた名簿に載ることになり,いつまでも電話での融資勧誘や詐欺師からの電話,架空請求業者からの恐喝被害等にさらされることになるからです。

最近の闇金が用いる営業手法は携帯宛の電話やSMSによる勧誘が非常に多く,逆に昔多用されていた自宅宛のダイレクトメールは減少傾向にあるので,電話番号さえ変えてしまえば闇金との接点はほとんどなくなります。

ですから,本当に今後絶対に闇金と取引しないと考えるのであれば電話番号は変えていただくべきです。

番号の変更を周囲に伝えるのが手間だという理由で変えない人もそれなりにいますが,そういう人が繰り返し闇金被害に遭います。

闇金の言い値を支払って和解をした人

闇金業者の中には,取立て・嫌がらせ行為を行って被害者を畏怖させておいてから「和解」と称して一括又は分割払いでの返済を促してくるところがあります。

ところがこの和解は闇金にとって一方的に有利なものであり,被害者にとってのメリットは全くないことがほとんでです。

にも拘わらずこういった和解に応じてしまうと,それ以降,闇金からは「こいつはちょっと脅せば何でも言うことを聞く」と思われてしまうことになります。

その結果,支払が終わっても再度押し貸しされたり,完済のためのお金を全額用意しても言い掛かりをつけられて利息しか受け取ってもらえなかったりということが起こり,取引を終えられなくなります。

ですから,闇金から「和解」なる言葉が出てきても鵜呑みにしてはいけません。

闇金から嫌がらせを受ける段階にまできているのであれば,それはもう末期的症状でありご自身のみでの解決は出来ません。

更にいえば,嫌がらせを行うような犯罪者連中と対等な和解が出来るわけないのですから,こうしたケースではご自身でなんとかしようとせず,警察や専門家を頼るべきでしょう。

 

まとめ

今回は闇金被害に繰り返し遭う人の特徴をご紹介しました。

ギャンブルが止められない人は必然的にまた闇金と取引をしますし,携帯番号を変えないなど脇の甘い人は闇金にとってはいいカモですから積極的に再度貸付けをするべく近寄ってきます。

本当に闇金との関係を絶ち切りたいのであれば,ギャンブルは現金,闇金に教えた連絡先は極力変更する,そして闇金とは二度と絶対に連絡を取らないということを徹底してください。

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