闇金化している一部の悪質弁護士に注意

公開日:2015/07/24更新日:2018/11/26

カテゴリー:司法書士

司法書士の下東です。

数年前までは闇金被害というと敬遠され,相談者はたらい回しにされていたりしたものですが,最近では積極的に扱う事務所が増えてきました。

しかし,数が増えれば粗悪品が増えるのが世の常であり,弁護士や司法書士の事務所も例外ではありません。

まともな仕事をしない(若しくは能力が不足していて出来ない),事務員としか話せず有資格者は表に出てこないなんて事務所はいくらでもありますがこれはまだいい方です。

最近では,弁護士事務所が「交渉の結果元金を払ってもらうことになったのですぐに用意してください,払わないと大変なことになります」などと脅して返済金を用意させられるという二次被害あるようなのです。
親族に借りさせてでも返済金を用意させ,強制的に闇金に対しお金を払う和解をさせるこの手口は,弁護士のヤミ金化といっても過言ではないでしょう。

こういった悪質事務所により被害を受けたという相談を当事務所では複数受けています。
このような二次被害に遭わないために,まともとはいえない事務所の見分け方を以下に示しておきます。

懲戒歴がある

懲戒歴というのは,弁護士会等から懲戒処分を受けたことがあるということであり,つまり過去にもまともな仕事をしていなかったということです。
懲戒後はまともに仕事をしている可能性もありますので懲戒歴があるところは全てダメというわけではありませんが,できれば避けたほうが無難です。
いわゆる提携弁護士・提携司法書士などは過去に多数の懲戒歴がありまともな仕事ができない者がやっている傾向にあります。
懲戒歴の調べ方については機関誌を見るしかないのですが,場合によってはネットで弁護士名又は司法書士名を検索することにより確認できることもあります。

事務員としか話ができない

弁護士や司法書士といった資格者とは全く話が出来ず,最初から最後まで全て事務員で行っているような事務所はまともとはいえません。
仕事ぶりも自ずと知れたものであり,適当な処理をされたり勝手に闇金にお金を払う和解をしたりということが起こります。
こういう被害を防ぐためには,電話だけで依頼を済ませようとせず,お住まいの地域の事務所を見つけて直接来所して相談することです。

依頼しないと大変なことになると煽ってくる

これは最近良く聞くのですが,ちょっとした被害なので自己解決できそうな事案(例えば,まだ借りておらず融資案内のメールがきているだけのケースなど)であっても「このままにすると大変なことになりますよ」「ウチにすぐ依頼してください」とヤミ金被害を誇張して伝えて不安を煽り,依頼を取り付けようとする事務所が一部あるようです。
おそらく受任件数のノルマがあるためにこういう強引な営業手法になるのでしょうが,そんなところに依頼すればいい加減な仕事をされるに決まっています。

まだ細かな点はいろいろあるのですが今回はこれくらいにしておきます。
上記に該当すれば必ず悪質というわけではありませんが,当事務所に相談が入る悪質事務所は上記の全てに当てはまることが多いです。

こういう被害に遭わないようにするためには相談時に弁護士なり司法書士なりの資格者としっかり話して納得してから依頼するという単純なことに尽きます。

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