騙される人は「信じたい人」

公開日:2016/02/21更新日:2018/11/26

カテゴリー:司法書士 タグ:

司法書士の下東です。

携帯電話担保融資詐欺が横行しています。

  • 携帯電話を担保にして融資するからiphoneを6台契約してきてください
  • 携帯電話を契約できるかどうかで信用状態をみます
  • 携帯電話を契約できるかどうかで融資枠を決定します

などという営業トークで携帯を契約させ私書箱に送らせて騙し取るのが携帯担保融資詐欺です。

怪しさ満点ですから普通は引っかからないと思うのですがこういう手口に騙されてしまう人は要は「本当であって欲しい」んですね。

今日明日にまとまったお金が必要でどうあってもすぐにお金を借りたいとネット検索する。

すると、ブラックでもOK、総量規制適用除外、年利5%で最高100万円まで即日融資・・・などと都合のいい内容の広告文に惹かれて問い合わせをする。

業者と話してみると非常に感じがよく丁寧な対応なので信用してしまう・・・。

携帯電話融資詐欺に引っかかってしまう方の行動パターンはおよそこういったものです。

通常の精神状態であればちょっと待てよと思うはずですが、切羽詰っているために盲目的になってしまっており、相手の言うがままに動いてしまうのです。

それと、やはり決め手は「信じたい」から騙されてしまうということでしょう。

こういった傾向にある人は、手口を知るということだけでは被害予防になりません。

詐欺業者からすれば、「信じたい」人には信じられるだけの理由をちょっとアレンジして付け加えるだけで簡単に騙せるからです。

例えば、「通常は連帯保証人を立てていただいています。それが難しいようでしたら、本当はダメなんですけども私も融資実績を作って営業成績を上げないといけないので例外的に携帯を担保に融資することにしてしまいます」などと言われると「信じたい」人はコロッと騙されてしまいます。

また、「詐欺業者の手口には気を付けてくださいね。ウチはそういう業者とは全く違うのでお金は先に振込します。あなたは実績がまだないので少額になりますけど」などと言われて5000円程度でも実際にお金を振り込まれるとこれまた信用してしまいます。

ですから、自分にはこの傾向があると考えるのであれば詐欺の手口を知識として押さえておくというのももちろん大切ですが,それに加えちょっとでも変かなと思ったら第三者に相談するというのも実践してみてください。

別に専門家やその道に詳しそうな人でなくてもいいのです。

家族でも友達でもかまいません。

普通の精神状態の人であれば,詐欺手口の説明を聞けばおかしいと感じてもらえるはずですし,人に話すことで自分の頭の中をクールダウンさせることも出来ます。

携帯電話担保融資詐欺業者は、勝手に携帯ショップに電話してiphoneを取り置きしてもらうなどトントン拍子に話を進めてきますから、なかなか考える時間が取れないことが多いのですが、そこはまず一度電話を切って第三者に相談するなどして冷静になるよう心掛けてください。

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