相談員の石川です。
月末がお給料日だという方が多いのでしょうか，ヤミ金被害の相談は月末には特に多くなる印象です。
嬉しいはずの給料日がヤミ金への返済日になってしまうのは恐ろしいことです。
給料日の10日前，友人の結婚式や買い物などで気がつけばお財布が空っぽ。
そんなときにかかってきた融資勧誘に乗ってしまい，小額の取引を始めたというご相談を受けました。
１回目は１０日後の給料日に難なく返済できました。すると業者はすぐに「返済したことで生活ちょっときつくなるんじゃないですか。今日また貸しますよ。返済はまた給料日でいいですよ」などと親切ごかしに取引を勧めてきます。
こうして２回目の融資を受けてしまうことで被害が拡大していくのです。
取引を続けていくと，給料日が来てもその日のうちにヤミ金への返済にごっそりと持っていかれてしまうので，生活費が足りなくなる穴埋めに今度は他の業者から借りるという悪循環が生まれます。
そして，タイミング良く（被害者にとっては悪いタイミングですが）「審査が降りたので今日すぐに貸しますよ」という連絡がいくつもの業者から入り，あっという間に取引件数が膨らんでいくのです。
これではまるで被害者の給料日がヤミ金の給料日のようではないでしょうか。働いた対価を彼等に吸い上げられていてはいけません。このような状況に陥っていらっしゃる方は，すぐに当事務所へご相談ください。
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