自称ソフト闇金大福（旧チドリ，オードリー）の悪質な取立てに注意！

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ソフト闇金大福に関する情報

※現在は「チドリ」が「大福」に変更。デザインはほとんど同じです。

ソフト闇金大福への対処方法

大福（旧チドリ）は，自社のホームページで「ソフト闇金」をうたって営業する違法金融業者です。

融資の申込みはホームページの申込みフォームから個人情報を送信することで行い，その後電話で個別に担当者とやりとりをすることになります。

トップページには「優れたサービスをご提供」などのキャッチコピーが見られ，融資条件のページには大雑把な内容の記載がありますが，いずれも事実とは全く異なるウソの記載や優良な融資条件と誤認させる記載ばかりが並べられています。

ホームページの記載はそのほとんどがデタラメのものであり，書かれていることを信用して優良な闇金と判断することは危険です。

デタラメな融資条件

ホームページを見ると，以下のように貸付けを行うにあたっての条件が書かれたページがあります。

「融資条件」というページの表を見ると次のような内容になっています。

いずれも，とても簡素な記述であり，見方によっては優良なソフト闇金だと思えるような内容を狙っているのでしょうが，実際によく見てみると額面通り受け止めることのできない融資条件であることがわかります。

融資額

融資可能な額は1～20万との記載がありますが，実際には1万円借りようとしても5000円しか借りることができないなど，まったく信用できない記載の仕方になっています。

20万円を実際に借りようとすると25万3750円という枠で申し込むことになりますが，完済金額の枠が20万円までとなりますので，最大で15万7000円が上限です。

しかし，初回でこの20万という最大の枠をとれる可能性はとても低く，概ね2～3万円の枠までしかとれない場合がほとんどですし，取引を何度も続けている場合であってもなかなか融資可能額は増えません。

10万円以上借りられる可能性は非常に低いというのが現実です。

10日で倍返し

ホームページには，「初回10日/20％～」との記載がありますが，これは10日で2割という意味ではないことには充分注意しなければなりません。

実際には，元金ではなく完済金額の2割分の金利と，手数料名目で一律3000円天引された金額が実際に受け取ることのできる元本の額になります。

例えば，1万円で完済の融資枠の場合わずか5000円ほどしか借りることが出来ず，実際には10日間で倍返しのとんでもない高金利であることが分かります。

この金利は一般的な闇金業者と比較しても高い方であり，ソフト闇金と名乗っているから金利も普通の090金融と比べて安いのだろうと考えて借入れをすると大変です。

さらに，延滞料として1日返済が遅れるごとに5000円ほど要求されることもあり，支払いが遅れるとさらに請求金額が上がってゆきます。

ホームページには「低金利」などの記載がありますが，実際には年利数千％に及ぶ超高金利での貸付けなのです。

元金均等返済の返済方法はウソ

元金均等返済方式は，分割での返済において元本を分割回数で均等に割り，残高に応じた利息を付けて返済してゆく方法ですが，支払いごとに元本が毎回減っていくという本来の方式とはまったく違い，何度支払いを続けても，完済金を一括で支払うまでは元本は一円たりとも減ることはありません。

闇金の中には元本を少しずつ減らす（元金を詰める）ことができるという業者も少しはありますが，ほとんどの闇金は完済金額を一括して入金するまでは利息だけ払わせ続け，それを何度支払っても元本は減らさないという方式をとっています。

この業者も元金を詰めることはできず，完済金が一括で払えなければ10日ごとにひたすら利息を取り続けるといったやり方で不当な利益を搾り取り続けています。

酷い場合は利息支払い2～3回で受け取った元金を超える金額に達しますが，それでも当然元本+利息+手数料分を最後に一括で払わなければ取引を終わらせることはできません。

担保・保証人は不要？

担保や保証人不要ということで，とても気軽にお金が借りられると思ってしまいがちですが，この記載は事実なのでしょうか。

闇金にはそもそも返済義務がないというのが一般的な見方ですから，連帯保証人などという発想自体がおかしいですが，これも現実にはまったく異なる意味合いが含まれています。

確かに一般的な金融機関が融資する際にとられる担保や保証人は要求されませんが，融資申込み時には必ず緊急連絡先として他人の連絡先を聞かれることになっています。

これをまったく教えなければ融資をしてもらえないと言われますし，絶対に電話をかけることはないからなどと言って身内や友人，職場の上司・同僚などの連絡先を複数聞き出します。

この際に聞かれた緊急連絡先は，後述のとおり返済が滞った場合などに嫌がらせ先として利用されるのです。

両親に電話をかけ，

「息子のために貸した金を立て替えろ。そうしないと実家へこれから取立てに行く」

職場に電話をかけ，

「こいつの給料から天引きしてでも払わないとこのまま電話は鳴りやまない。仕事の電話とか一切受けられなくなる」

などと脅し，本人のかわりに金を支払えと強要してきます。

一度両親や上司などの関係者の方がこの闇金にお金を払ってしまうと，以後取立てのターゲットは完全に関係者の方に移り，まったく関係ない人々を取立ての渦中に断たされてしまいます。

また，敢えて周囲の人々に本人よりも過酷な嫌がらせをすることで，周囲の人々から白い目で見られるよう仕向けて心理的に追い詰めたり，周りの人々が取立てを受けるのは申し訳なさ過ぎていっそ自分が支払ってしまった方がマシだと考えてしまうような状況を作り出してきます。

闇金の言う「保証人」や「緊急連絡先」はすべて取立ての際の嫌がらせ先ですから，担保・連帯保証人不要だが緊急連絡先がほしいなどと言ってきても，周囲の方々の情報をは絶対に教えてはなりません。

本人確認書類が悪用される

申込の際には，免許証など顔写真入りの身分証を写メールで送るよう要求します。

これはチドリに限らず，ほとんどすべての闇金が貸付けを行う際には身分証の提示を求められ，携帯電話やLINEのみでのやりとりをする多くの闇金が写メールでの身分証の送信を要求します。

闇金はこの画像を利用・加工してTwitterやFacebook，InstagramなどSNS上で公開したり，脅迫文言と一緒に身分証の画像をFAXで大量に流すなどの嫌がらせを行います。

特に顔写真の入った身分証の画像は多くの闇金にとっても恰好の嫌がらせ材料となりますので，絶対に送信すべきではありません。

もしこの業者にだけ身分証の写メールを送った場合でも，関連性の強い他の違法業者にもその画像を回されてしまう危険性もあるため，いつどこで嫌がらせのタネにされるか分かりません。

取立ては過酷

「ソフト闇金」という売り文句には相反して，勤務先や関係者をもターゲットにした嫌がらせを繰り返し行うなど，とてもソフトとは言えない過酷な取立てを行う闇金です。

少しでも返済が遅れるとただちに取立てを開始し，本人のみならず関係者にまで多数回に及ぶ嫌がらせ電話をかけます。

融資を申し込む際に緊急連絡先が必要などと言われ身内や友人など他人の連絡先や勤務先も聞き出されますが，申込み時に教えてしまった勤務先や緊急連絡先は後に嫌がらせ先として利用されるのです。

解決には闇金問題の専門家への相談がベスト

「ソフト闇金」などとうたっていますが，ソフトでもなんでもなく一般的な闇金の中でも悪質な部類に入る闇金です。

ソフト闇金大福/チドリに関するインターネットの口コミも多数みられ，中にはいくつか良い評価の書き込みも見られますが，そのほとんどが自作自演と考えるべきであり，悪質な闇金である事実を隠すためのものですから信用してはいけません。

実態は凶悪な犯罪者の集まりであり，いざとなると相当多額のお金を恐喝をされたり，口座や携帯を送らされるなど知らず知らずのうちに違法行為に加担させられていたりすることもよくあります。

ソフト闇金を自称する闇金は多数ありますがその中でも悪質性の強い闇金ですから，ソフト闇金大福との取引にはデメリットしかありません。

すでにこの闇金と取引をしてしまった方はすぐに弁護士や司法書士などの専門家に相談し，即日解決を目指して対応してもらいましょう。