皆さんこんにちは！
相談員の佐野です。
２月に入りましたね。ついこの間年が明けたばかりかと思ったら，もう一月過ぎていました…。 最近時の流れが速すぎて毎日驚いているのですが，一度きりの人生，もっと一日一日を大切にしなければと考える今日この頃です。
さて今回は，闇金から借り入れをした代償とはいったい何なのかということについてお話します。
昨今は闇金についてのネットの情報もどんどん増えて日々更新されていますから，当然借りようかな？と考える人も増えてしまいます。
多くの闇金（特にソフト闇金）の広告には「ブラックOK！」「主婦でも可！」などと魅力的な言葉が並べられていますが，犯罪者である闇金を信用してはいけません。
うまい話には必ず裏があると言いますが，闇金から借り入れをするとどれだけ周りの関係者に迷惑がかかるのか，どれ程の人間関係が崩れるのかについて詳しくご説明したいと思います。
家族への督促
闇金へ融資の申し込みをするときに緊急連絡先などという名目で確実に聞かれるのが，家族の携帯番号や実家の固定電話の番号です。借り入れをした本人と連絡が取れなくなったり返済が滞ると電話をかけてきます。何も知らない家族は驚きますが，お金のことはきちんとしなければと思う方が多く，たいがいの場合は本人の代わりに支払ってしまいます。そうなると完全に闇金の思うツボで，その後はその家族が闇金のカモになります。その結果信頼関係が崩れてしまうことは容易に想像できますね。
勤務先への嫌がらせ
上記の家族の連絡先と同じく必ず聞かれるのが勤務先で，融資の前に在籍確認をする場合もあります。職場は家族以上に電話をされては困るという方も多いと思います。非通知で何度もかけてきたり，暴言を吐いてきたり，なかなか切らせてくれなかったりとわかりやすい営業妨害をしてきます。結局闇金の狙いは，「職場の人たちに迷惑をかけられない…」「このままではクビになってしまう…」と精神的に追い詰めて本人から連絡をさせることなのです。闇金とやり取りを続ける限り勤務先に迷惑がかかることは必至なので，当然同僚や上司にも怪しまれますし最悪の場合クビになってしまう可能性もあります。
銀行口座の凍結
闇金からお金を振り込まれて銀行から怪しい入出金がある口座と判断されると，急にその口座が凍結されてしまうことがあります。一度凍結されてしまうと口座に入っているお金はすぐに引き出せませんし，それ以降同じ金融機関で口座が開設できなくなります。場合によっては他の金融機関でも口座が開設できなくなることも…。銀行口座は生活する上で欠かせないツールですから，闇金からお金を受け取った場合には早急に自分で解約しましょう。そして，該当の金融機関の口座が必要な場合は解約してから新しく作り直すようにしましょう。
まとめ
ここまで書いてきた通り，闇金からお金を借りることの代償は非常に大きく，人生に黒い影を落とします。
正規の消費者金融ではどこからも融資を受けられず困り果てたときにお金を貸してくれる闇金に対して，その日だけは感謝の気持ちを抱くのでしょう。しかし闇金は貸金業登録のある消費者金融ではありません。ただの犯罪者です。お金に困っている人からお金を巻き上げるのが仕事です。一瞬のその場しのぎのために自分の家族や人生を巻き込んではいけません。
闇金に借り入れをしてしまった方は，一人で悩まずにすぐに警察や当事務所の様な専門家にご相談下さい。
