「警察官が闇金を経営」とのスキャンダルが報じられるようです

公開日:2018/03/07更新日:2018/03/13

カテゴリー:相談員, ブログ タグ:

相談員の横田です。

『週刊ポスト』で,信じられないスキャンダルが報じられるようです。

なんと,監察の取り調べ対象となっている警察官が,暴力団からの援助を受けて闇金を営んでいる疑いがあるとのことです。

警察官が暴力団マネー元手に「ヤミ金経営」の重大問題

複数の関係者によると、Aは所属先の警察署で暴力団対策を担当していた。日頃から暴力団組員らと接触を繰り返しているうちに、在京の指定暴力団組員との「黒い交際」にはまりこんでいったという。

「Aは勤務先の警察署近くの繁華街にあるスナックなどで、組員から接待を受けていた。関係を深めていくうちに金銭の提供も受けるようになっていった。そしてあろうことか、その金を元手にヤミ金を始めていた疑いがあるのです」

前出の警視庁関係者は「Aの顧客の中には、韓国クラブのホステスらが含まれていた。Aは捜査を通して知り合った実業家に、『金貸しをやっている知り合いがいる。客を紹介してほしい』などと協力を求めて客を募っていた。仲介役となった実業家には手数料を支払い、自分の関与を隠すためか、客から受け取る借用書の貸し主の欄は空白にしていたようだ」と明かす。

※週刊ポスト2018年3月16日号

 

・2018.03.03 7:00配信 「NEWSポストセブン」ウェブサイト(https://www.news-postseven.com/archives/20180303_656719.html)から抜粋

闇金グループの資金提供者である金主は暴力団関係者であることが多く,暴力団との癒着により闇金を営むための元手を調達しやすかったのでしょう。

また,闇金被害を取り扱ったことのある警察官であれば,当然闇金の手口や営業方法に精通しているでしょうし,日々寄せられる被害相談から被害者の個人情報なども多数集まってくることでしょう。

警察内部にいたものですから,どの程度であれば捜査機関から尻尾を掴まれずに営業をし続けられるのか,警察や弁護士,司法書士などの切り抜け方など,リスク回避の方法も当然熟知した上で活動することができます。

このような,ミイラ取りがミイラになるパターンは非常にタチが悪く,警察や専門家に対する信頼も大きく損なわれるものですから,もし今回の報道が事実であればその警察官に対しては厳正な処分が下されるべきなのはもちろん,事案の徹底解明や今後の再発予防策にも是非とも期待したいところです。

闇金事犯の検挙数はここ15年ほどで大きく伸び,全国で多数の警察官の方が闇金撲滅のために日々汗を流していることを考えると,このような事件はとても残念ですが,普通に働くよりも闇金の営業を始めた方が利益になるというような認識が広がってゆかないよう,しっかりと規制し徹底して闇金を弱体化させるために社会全体で取り組んでゆかなければなりません。

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