悪質度2★★(低め)の闇金から依頼後に取り立ては入るのか
|闇金情報ブログYAMIKIN INFORMATION BLOG
闇金情報ブログ
投稿日:2024.09.10
最新更新日:2024.09.10
相談員
悪質度2★★(低め)の闇金から依頼後に取り立ては入るのか
相談員の加川です。
毎日たくさんの方から闇金問題のご相談をいただいておりますが、ほとんどの方が気にされているのが
『ご自身が取引している闇金はどの程度悪質なのか』
『依頼したら取立てが入らずに解決できるのか』
という点です。
皆様は、様々なご事情があってやむを得ず闇金から借り入れされるのだと思います。
そして、借りるときはちゃんと返すのだから問題ないとお考えになるようですが、そこはやはり闇金ですから、高い金利に耐えられず、返済不能に陥る方もいます。
そういったタイミングで、当事務所のような司法書士事務所に依頼して解決することをご検討される方が多いようです。
その際、検討の材料として、借りている闇金がどの程度悪質で、依頼後に職場や関係者の方に取立てが入る可能性がどの程度あるのかを知りたいという方がかなりいらっしゃいます。
そのような需要にお応えして、当事務所では2016年から闇金に悪質度を付けて分類し、闇金リストとして当ウェブサイトに公開することで、皆様へ判断材料を提供しています。
今回は、その悪質度についてご紹介したいと思います。
闇金の悪質度とは
当事務所はこれまでに4万件以上の闇金問題を解決してきました。
その一つ一つの解決結果に基づき、その闇金がどの程度の悪質性の業者なのかを分類しています。
これを悪質度(闇金の悪質度)と呼んでいます。悪質度は1から5までの5段階としており、数字が大きいほど悪質な闇金業者であることを意味しています。
悪質度は、当事務所が実際に対応して解決した際の結果に基づいて分類したものです。
当事務所が介入した際に、どういった交渉経過だったかや、平和的解決ができたか等で分類しています。
ですから、一般的な悪質度を指しているわけではありません。
よく誤解されている方がおられるのですが、例えば当事務所が悪質度2★★(低め)とした業者が、取引中の方の体感としては、かなり高圧的で、延滞した場合の取立てもひどいということは十分にあり得ます。
この場合は、当該業者は個人相手には高圧的だが、当事務所が介入した場合はおとなしい業者だということであり、当事務所の悪質度の分類が間違っていたりいい加減だということではありません。こういった闇金業者はかなり多いと思われます(当事務所に限らず、弁護士や司法書士が介入した場合はすぐに手を引くことをルールとして決めている業者もいます)。
逆に、悪質度4★★★★(悪)や悪質度5★★★★★(極悪)に分類した業者が、取引中の方の体感としては、とても親身で良い業者だということだってあり得るのです。この点はご注意いただきたいと思います。
悪質度は以上の考え方により分類しているため、悪質度を基準にして借入先を選ぶという考え方は全くの的外れです。この点にもお気を付けいただきたいと思います。
各悪質度については以下の通りです。
悪質度5★★★★★(極悪)
悪質度5の業者は、極めて悪質な闇金です。
当事務所が介入した後も、執拗な取立て行為を行った闇金業者を分類しています。
関係を断つには万全な対策が必要です。解決にあたり相応の犠牲を払う覚悟が必要な業者となります。
取り立ての例として、自宅や職場の隣近所まで電話を架けて全く無関係な周りの人を巻き込んだり、複数回線を使って、回線がパンクするほどの多数回の電話を架けてきたり、出前を送りつけてくるような迷惑行為を行ったりすることで、借入をした本人を精神的に追い込んでくるということが挙げられます。近隣の商業施設などを地図アプリなどで調べ上げて、借りた本人とは一切面識のない人々も嫌がらせのターゲットにしてくることがあります。
解決までに1週間程度いただくことが多く、稀に2週間~1か月程度いただくこともあります。
悪質度4★★★★(悪)
悪質度4の業者は、悪質度5程ではないものの、かなり悪質性の高い闇金です。
当事務所が介入した後も、執拗な取立て行為を行った闇金業者を分類しています。
取り立ての内容としては、悪質度5の場合とあまり変わらないのですが、主に取立ての期間や回数を基準として、悪質度5程ではないものを悪質度4に分類しています。
解決までに2日間から1週間程度いただくことが多いです。
悪質度3★★★(普通)
悪質度3の業者は、平均的な闇金です。
当事務所が介入した後も、職場やご家族等の第三者に取立てを行った業者を分類しています。
悪質度3に分類する業者の悪質性には一定の幅があり、1回でも職場へ連絡してきた闇金も悪質度3ですし、悪質度4程ではないものの、それなりの回数連絡をしてきた場合も悪質度3です。
司法書士が間に入って交渉すると、回収は困難と判断して短期間で取立てを諦めることが多いタイプの業者を分類しています。
即日解決できることが多いですが、お時間をいただく場合でも2日程度が最多です。
悪質度2★★(低め)
悪質度2の業者は、悪質度が低めの闇金です。ほとんどの後払い先払い業者もここに分類されています。
当事務所が介入した後は、取り立てを行わず、穏便に解決できた闇金となります。
当事務所の闇金リストでは悪質度2が最多であり、全体の8割程度の闇金が悪質度2に分類されています。
通常1日で解決可能な業者となります。
悪質度1★(低)
悪質度1の業者は、悪質度がとても低い闇金です。
違法業者ではあるものの、返済サイクルが長期だったり、金利が通常の闇金と比べて際立って低かったり(月1割等)、取り立てを全く行わないという闇金を分類しています。
悪質度1の業者については、申し込みや取引を助長する可能性があることから、非公開としております。
稀に悪質度1★(低)の業者情報を教えて欲しいというご要望をいただくのですが、上記観点から一切公開できませんのでご了承の程お願い申し上げます。
悪質度2★★(低め)の闇金は取立を行わない!
上記の悪質度の分類でみていただいたとおり、悪質度2の闇金業者は、当事務所が介入した結果、取立てを行わなかった業者となります。
そのため、これまでの対応実績と同様の結果となれば、穏便に解決ができる業者となります。
当事務所は、闇金とのゼロ和解(お互いに金銭の支払いをしない和解)を目指して交渉を行っており、ゼロ和解以外の解決方法は基本的にとっておりません。
したがって、闇金業者に対しては一切支払いを行わないことを前提に交渉を行うのですが、それでも取り立てが入らなかった業者を悪質度2の業者としています。
悪質度2に分類されている業者はこれまで当事務所が介入すればすぐに手を引き嫌がらせをやめた業者となります。 よほどのことがなければ嫌がらせについて御心配には及びません。
もっとも、以前に依頼された方の事件において取立てを行わなかったとしても、新しく依頼される方の件で100%取立てがないとは断言できません。
闇金は犯罪者集団なわけですから、依頼すれば絶対に取立てが入らないと保証できるようなものではないということをご理解いただきたいと思います。
まとめ
ご自身がやり取りしている闇金が悪質業者だった場合、会社に連絡が入ったりご家族に迷惑がかからないかご不安なお気持ちはよくわかります。
闇金は犯罪者であり、その犯罪者と取引してしまっている以上、全くのノーリスクで解決することは難しいのですが、それでも悪質度2以下の業者であれば、穏便に解決できる可能性が高いといえます。
色々なご事情があっての借り入れだと思いますが、闇金とやり取りを続けても何も良いことはありません。
8割から9割程度の闇金については即日解決できますので、すぐに縁を切るためにぜひ当事務所にご相談いただければと思います。