ソフト闇金エビスキングの危険な実態とは

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ソフト闇金エビスキングに関する情報

エビスキングの取引内容について

10日で2割や月4割は本当か？

ＨＰによると，エビスキングの貸付けの金利などは以下のとおりです。

• 10日周期で2割
• 2週間周期で3割
• 1か月周期で4割
• 手数料一律3000円

取引の例が表になっていて，例えば，10日周期で1万円の枠を申し込んだ場合，利息2000円と手数料3000円が引かれ，5000円が実際に受け取れる金額ということになります。

つまり，1万円の融資を希望しても手元に受け取れる金額は5000円のみであり，さらに1か月周期を選択するとわずか3000円しか手元に受け取ることができません。

実際は3倍返し以上の超高金利

上記のように，例えば10日周期で1万円の枠では，2割の利息2000円と手数料3000円が引かれ，実際に振り込まれる金額は5000円だけです。

このような場合，闇金業者はよく「1万円が元本だ」などと言うことがありますが，金利計算上ではこの5000円を元本とするのが正しいです。

つまり，元本5000円に対して10日間で5000円の利息が発生することになります。

さらに，手数料などの名目のものは利息制限法により利息とみなされるため，これら合計で5000円の利息が発生することになります。

したがって，実際には10日後に倍返し，これが1か月周期になると約3.3倍返しという割合です。

2割とか4割というのは非常に不親切であるのみならず，事実誤認させるような悪質な表示の仕方です。

緊急連絡先など本人以外の情報を教えるのは危険

勤務先や家族などにも取立てのおそれ

借入れの条件として「保証人は必要ありません」と書かれていますが，そのすぐ後には「緊急時の連絡先として身内や同僚、友人等のお電話番号をお聞きしております」との記載があります。

保証人不要とされているため誰にも迷惑をかけることなく借りられるように思えるかもしれませんが，その代わりに緊急連絡先として家族や友人など複数名の氏名や電話番号を聞き出されます。

これは，ほかでもなく取立ての際に利用する目的で聞き出します。

返済に行き詰まるようになると，
「緊急連絡先として聞いている家族に連絡して闇金から借りていることをばらす」
「関係者に代わりに払ってもらうから，今から緊急連絡先に取立ての電話をかける」
などといった脅し文句をたびたび口に出すようになります。

借入時に「緊急連絡先に連絡することはない」などと言ってくることが多いですが，ソフト闇金を自称するものの中にも少しでも不都合が起こると実際に職場や家族など緊急連絡先に取立ての電話をかけてくるところが多いです。

無関係の人を巻き込んだ取立て被害に遭う可能性があるので，緊急連絡先を安易に教えてしまうのは大変危険です。

年金，生活保護受給者の方はご注意

ところで，この闇金は年金受給者や生活保護受給者でも利用可能となっています。

これらの方々には貸せないと明言しているソフト闇金もたくさんいますが，エビスキングについては年金や生活保護費をあてにして貸付けを行っているようです。

貸し付ける条件として「保護を受給している役所の名前と担当者の氏名をご要望欄にご記入ください」と書かれています。

これには特に注意が必要であり，もし返済ができなかったり何かトラブルになると，聞き出された役所にイタズラの電話をかけられるおそれがあります。

一般市民のふりをして「○○さんは収入もあるようで生活保護費を不正受給しているんじゃないか」などのニセのタレコミを入れるといったイタズラをする闇金もいます。

非常に悪質な嫌がらせであり，日常生活への影響もとても大きなものになってしまうかもしれません。

年金や生活保護受給中の方はこの点で特に注意が必要です。

取引にはリスクだらけ。申込みはしないでください

上記以外にも，この闇金と関わってしまうと様々なリスクが発生します。

エビスキングはソフト闇金をうたい優良業者であることをアピールしていますが，ヤミ金融という犯罪者であることに変わりはありませんし，実態はソフトでもなんでもありません。

見た目はソフトでも，実際に取引を続けるのはハードであり，まったくもって安心できるような貸金業者ではありません。

ソフト闇金エビスキングからの借入れは絶対におすすめできません。

もしすでに利用してしまっている場合は，できる限り早く弁護士や司法書士に相談し，支払う必要のないお金をこれ以上搾り取られないように対応してもらいましょう。