ソフト闇金エンリッチの取引内容の実際は？

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ソフト闇金エンリッチに関する情報

どんなところが危険？

「エンリッチ」は，自社のホームページでソフト闇金をうたって営業する違法金融業者です。

融資の申込みはホームページの申込みフォームから個人情報を入力して送信することで行い，その後電話やメールで個別に担当者とやりとりをすることになります。

トップページには「親切・丁寧に対応」「ブラックでもOK」などのキャッチコピーが書かれていて，その他にも一般企業のウェブサイトに似せたようなデザインやキャッチコピーがみられます。また，不動産担保ローンや自動車担保ローン，事業者向けローンなどのコンテンツもみられますが，このような比較的高額に設定される融資は基本的には行っていないのが実態です。

専ら，一般消費者向けに小口の貸付けを行っていて，担保や保証人も不要であることを売りに活動しているようです。

強いて言うなら，担保として職場や緊急連絡先の情報を聞き出され，いざ返済が滞るとそちらにも電話をかけるなどと威嚇してきますから，どちらかというと闇金に人質をとられることになってしまうのです。

闇金問題は極めてデリケートでプライバシー性の高い問題ですから，このような脅し方は非常に効き目があることが多いでしょう。

特に周囲の人々には内緒で借りているという方の場合，しきりに関係者に闇金からの借入れのことをバラすなどと脅してくることがあります。これによって強引に取り立てるのです。

10日間10％の利息で借りることは可能か？

融資条件のページには大雑把な貸付利率等の記載がありますが，いずれも事実とは全く異なる表示や優良な融資条件と誤認させる記載ばかりだと認識すべきです。

ページ内に書かれている融資の内容は以下のとおりです。なお，この内容は同種のソフト闇金スターの利息ページの書き方と全く同じになっています。

金利は，「10日で10％以上」となっています。しかし，これらの記載はそのほとんどがデタラメのものであり，書かれていることを信用して優良な業者と判断するのは禁物です。

エンリッチの利息は10日間で10％（つまり1割）以上という表記がありますが，実際，1週間～10日ほどで100％（つまり10割）といった高い利息を請求されることがあります。

10％以上と書かれているため誤りとは言えないのかもしれませんが，初回で10割も取られるような取引が1割にまで下がるのは，よほどのことが無い限り考えにくいでしょう。

10日で1割というのは，同種の闇金業者の中では少数派ともいえるほど安いというのが現実なのですが，本業者は決して利息の安い部類に入るような闇金ではないのです。

闇金のいう金利など到底信用できるものではなく，当初の説明とは内容がまったく異なるケースが少なくありません。

真っ当な取引をしようという考えはなく，だましてでも脅してでもより多くのお金を回収できれば構わないというスタンスの業者が多いのです。

ソフト闇金エンリッチとのやりとりは即刻やめるべき

たちの悪い闇金業者と取引をすると借りた本人だけの問題では済まないような大きな被害に発展するおそれがあります。

「ソフト」などとうたっていますが，実際はソフトでも何でもなくハードな取立てをされたという例が相次いでいます。

ソフト闇金エンリッチも紛れもない犯罪者集団であり，取引すると常にさまざまな危険がつきまといます。

融資の申込みをしてしまった方は即刻連絡を取るのはやめ，絶対にこれ以上やりとりを進めてはいけません。

またすでにソフト闇金エンリッチから理不尽な請求をされているという方は早めに弁護士・司法書士などに相談しましょう。