後払い現金化の販売店「コンコレ」はどんな業者？

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コンコレに関する情報

コンコレの取引の実態

コンコレ（コンテンツコレクション）は，いわゆる後払い現金化と呼ばれる手口において，商品を販売する役割の業者です。

どのような取引かというと，本業者から代金後払いで購入したデジタルフォトを，指定される買取業者に即座に転売することによって，買取業者から転売代金を受け取ることが出来るという一連の流れです。

具体的に言うと，まず後払い・ツケ払いで商品を現金化をうたうサイト（チャレワンやポンポンというサービス名のサイト）から申込みをすると，本業者が紹介され，本業者から代金後払いにてデジタルフォトを購入するように誘導されます。

例えば3万円のデジタルフォトを購入すると，紹介される買取業者（アートリユースなどの屋号）に即転売することで，買取代金として1万5000円程度が手元に振り込まれてきます。これが借入れの元本となります。

そして次の給料日など，約束した支払期日に本業者に対して3万円のデジタルフォトの代金を支払わなければなりません。

1万5000円の貸付けに対して，直近の給料日に3万円で返済という高金利の融資と全く変わらない取引です。つまり1ヶ月に満たない短期間で倍返しということになります。
年利に換算すると少なくとも1200％前後に相当し，貸金業者に対する法定上限の60倍にも及ぶ超高金利です。

なお，支払日までの日数があまりない場合でも上記の金額を返済しないといけないので，場合によっては1週間足らずで倍返しという著しい高金利になることもあります。

あまりにも酷い内容の取引であり，継続してこのような取引をしているとあっという間にとんでもない金額の被害を受けてしまうことになります。

取立てはあるのか？どんな取立て方法か？

もし支払いが滞った場合や連絡がつきづらくなった場合には，事前に聞き出された緊急連絡先や職場などにも電話をかけると脅すことがあります。

勤務先の情報や緊急連絡先を申込み時に聞くのはまさにそのためであり，これを担保に支払いを強要するのです。

そして無視し続けていると実際にそれらの連絡先へ電話をかけてきて，速やかに金を支払えと本人に伝えるように伝言を残すなど，嫌がらせのような行動をとります。

このような業者との関係を職場やご家族に知られてしまうケースも多く，誰にもバレずに取引ができると言われても全く信用はできません。

また，支払いができない場合は詐欺で刑事告発するなどという内容の脅しのようなメールを送り付けてくることもあるので，かなり大きなプレッシャーになってしまうことでしょう。

司法書士等への相談により早期解決が期待できる

ツケ払い・後払い現金化と称する手口は最近被害が急増し，業者が摘発されるケースも出てきています（摘発事例についてはこちら）。

後払い現金化業者はいずれも受け取ることのできた金額に比べて相当に高い割合の代金を要求されます。一般的な090金融と呼ばれる闇金やソフト闇金以上に支払いが苦しくなってしまうケースも多数にのぼります。

後払い現金化業者は，前述のように闇金とほとんど変わらない厳しい取立てをしてくる業者が数多く存在する一方で，弁護士や司法書士，警察などの専門機関が介入することできっぱりと取立てを諦めるところが多いです。

彼らはあくまで表向きは正規の業者を装っているため，専門家を前にして明らかに違法行為と認められるような行動は控える傾向があります。

このようなことから，当事務所のような司法書士等が介入すると，大半の場合後払い現金化業者による取立て被害の即日ストップが期待出来るのです。

コンコレへの支払いにお困りの方は，早めに司法書士や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。