ある日の闇金対応-司法書士による実際の電話交渉例-

公開日:2014/02/27更新日:2018/11/19

カテゴリー:司法書士 タグ: , ,

闇金との交渉の様子

司法書士の下東です。

当事務所は闇金対応専門の司法書士事務所ですから交渉実績は豊富にあります。

そのため相手方の闇金業者が私を知っているケースも多く,場合によっては「下東が入ったんじゃあ取れないから(時間の無駄だから)もういいや」と手を引く業者もいます。

しかし,毎回そう都合よくはいかないもので,聞き分けのない悪質業者にあたってしまったときは対応に苦慮することもあります。

今回はいつものブログとは趣向を変えて当事務所の電話対応の一部についてご紹介してみたいと思います。

以下では,穏健派の業者で即解決に繋がるケースから,かなり悪質な業者で少し時間のかかるケースまでをご紹介します。

1 穏健派闇金への電話対応例

闇金への電話対応のイメージ
まずはあっさりと平和的解決ができる場合の電話対応について対話形式でご紹介します。

【事例】
被害者:神奈川県在住の男性
闇金:グリーンファイナンス
取引の概略:3万円の借入れに大して7日間で1万2000円の利息。これまで利息を3回支払った。総支払額3万6000円。

下東「司法書士の下東と申しますが,グリーンファイナンスさんのお電話でよろしいでしょうか」

闇金「あー・・・また先生のとこですか・・・。誰ですか今度は?」

下東「神奈川の○○さんの件です」

闇金「まじっすか・・・。この人やっとこれからって人だったのに・・・」

下東「グリーンファイナンスさんは以前も何度も介入しているからご理解いただけると思いますけども,○○さんの件,もう支払いさせられないですよ」

闇金「はい・・・もう十分に分かってます。ウチにとっても揉めるメリットないのでゼロ和解でいいすよ」

下東「ご理解いただきありがとうございます。では本件はゼロ和解ということで」

闇金「大丈夫だと思いますけど,凍結とか止めてくださいねほんとに」

下東「ウチが約束守らなかったことがありますか?大丈夫です」

闇金「いやいや一応念のため聞いただけです。じゃあゼロってことでお互いなにもなしってことでお願いします。」

下東「はい,わかりました」

闇金「では本人によろしくお伝えください」

話し合いによる解決ができれば法的措置は行わない

最近はこういう穏健派というか終始友好的に話せる闇金が大多数になっています。

こういう闇金ばかりだとこちらも対応が楽ですし依頼者様にとっても理想的ですね。

また,このように業者と話し合いがしやすい関係性を構築しておけば別の依頼者さんのケースでも交渉が容易になります。

なお,当事務所では平和的解決が最優先的事項ですからこういうケースでは闇金に対する法的措置は一切行いません。
 

2 多少揉めるケースの電話対応例

次は多少揉めるというか話がこじれるケースの電話対応です。

【事例】
依頼者:埼玉県在住男性
闇金業者名:ゴトウ
取引の概略:3万7000円借入れに対して6万円の支払い。

下東「司法書士の下東と申しますが,ゴトウさんでよろしいでしょうか」

闇金「ああ?なんだまた下東か。誰の件?」
※このように相手が私を知っている場合もありますが,私の方は相手が名前と番号を変えてしまっていればどの業者なのかは分からないことが多いです。

下東「埼玉の○○さんの件ですよ。以後ご本人やその関係者へ連絡しないで頂けますか?」

闇金「・・・。で,どうすんの?金は?まだ元金詰めてもらってねえんだけど」

下東「元金?あなたの主張の元金というのはいくらのことですか」

闇金「そんなのも分からず電話して来てるのか?ちゃんと仕事しろよ。バカかお前は?」

下東「この1月15日の3万7000円の振込みのことを言ってるんですか?」

闇金「そうだよ,分かってるじゃねえか。今週払うなら元金和解するよ」

下東「しかしそれ以後に1月22日に3万円,29日にも3万円の計6万円支払済みですよね」

闇金「それは利息だろ」

下東「ゴトウさんとは以前にも話している様ですから何度も言ってると思いますけどね,ヤミ金には法律上返済義務が無いわけですよ。だからゴトウさんのご主張とは逆に,本人が払った6万円を返してもらいたい本当は。ただ,違法なことを分かった上でヤミ金やってる人にそれを説いても無意味だからウチはあんまりそういうことは言わないですけど,6万既に受け取っているのに更に元金返せはあんまりなんじゃないですか?」

闇金「本人はウチがヤミ金って分かった上で借りてるんだからそれをあとになってガタガタいうのはおかしいだろ」

下東「そうかもしれないですけどね。やっぱりお金に困ってる人は後先考えずに目先のお金に飛びつきますよ。冷静になって考えれば返済し切れないことが分かり切っていてもね。だけどそんなことは私なんかよりゴトウさんの方が良くご存知でしょう?」

闇金「まあそうだけどさ,けどウチはこういう商売だからねぇ」

下東「ゴトウさん,私はヤミ金だから返さないとか犯罪だから駄目だとかそういう話をしたいんじゃないんですよ。それに本人が金利について納得した上で借りたのにそれを反故にしたことにムカつくのも分かる。だけど,経済的にみればゴトウさんも損したわけじゃないんだからここらで勘弁して頂けませんかという話なんですよ」

闇金「凍結は?」

下東「これでゼロ和解にしてくれるならもちろん口座凍結はしないですよ。もちろん携帯もね。」

闇金「しょうがないな・・・。じゃあ今回だけはウチは引くけど,また○○が借りてるの聞いたらそのときは今回のも請求もさせてもらうから本人にきっちり伝えてな?」

下東「分かりました。もう絶対借りないように指導しますよ。」

闇金「はいはい,それじゃ」

下手に出てゼロ和解に誘導

結局介入後電話一本で解決できているケースですね。

お読み頂ければお分かりになるとおり,私は貸金業法違反だとか出資法違反だとかいう法律上の話はあまりしません。

法律違反だと指摘されて怯むような闇金はまずいないからです。

法律的な話をすると怯むどころか急に怒り出す業者もいるので注意が必要です。

このケースでは下手に出てうまく相手を立てつつゼロ和解に誘導していっています。

闇金への対応は相手がどのような業者かによって大きく変わるためいつも上記の様な対処になるわけではありません。

また,闇金との取引状況によっても対応は変える必要があります。
 

3 柄の悪い業者への電話対応例

今度はなかなか交渉ができず対応も悪質な闇金業者のケースです。

【事例】
被害者:東京都在住の女性
闇金業者:サイトウ
取引の概略:5万円の借入に対して7日間で2万5000円の利息。3ヵ月間利息を支払い続けており,総支払額は30万円。

下東「司法書士の下東と申しますが,サイトウさんのお電話でよろしいでしょうか」

闇金「で?」

下東「そちらで借入している○○さんの件でご連絡しました」

闇金「あいつか・・。金はどうすんの?」

下東「元金を遥かに超えてお支払していますから,申し訳ないですがこれ以上のお支払いは出来ないです」

闇金「はぁ?話になんねえな。ガチャ」

一方的に切られてしまったので再度架電する。

下東「切れてしまったのでまたお電話しました」

闇金「切ったんだよバカ!」

下東「まだ話は終わってないですよ。そちらの請求額はいくらですか?」

闇金「そんなことも調べてないのか?ホントにバカだなお前は」

下東「いくらか分からなければお支払出来ないですよ」

闇金「元金5万に利息が3週溜まってるから12万5000円だな,一括の場合」

下東「しかしそれだと年利2600%以上じゃないですか。そんな金額支払出来ないですよ。いや,法律的に払う必要がないというのもそうですけど,普通の人にそれを払い続けるのは無理でしょう?そう頑なに請求されちゃあウチは無い袖は振れないとしか言えないんですからもう少し歩み寄ってくださいよ。揉めたいんじゃなくて和解の話がしたいんです」

闇金「じゃあどうならいいんだよ」

下東「まずは本人や関係者に取立てや嫌がらせの連絡を今後しない約束をしてください。話はそこからです」

闇金「は?なんで?和解とか言ってるけどウチが飲めない内容だったらそっちに請求かけるのは当然だろ」

下東「そういう犯罪者的思考の人と和解なんか出来ないでしょう?そんな感じで来られたら和解成立後もいつ反故にされるか分からないですから」

闇金「だからそんな約束しねえよ。ウチはヤミ金なんだから。そんでいくらなら払うの?」

下東「申し訳ないけど,そんな態度の業者さんにお金なんか払えないですよ。払った後に今度はまた別名目で請求かけるんですよね。」

闇金「だったらこっちのやり方で請求するからいいよ。じゃあもうかけて来るなよな。ガチャ」

切られてしまったので再度架電。すぐに出なかったため,断続的に2時間程度コールを続け,ようやく繋がる。

下東「なんで切るんですか?まだ終わってないのに」

闇金「決裂で話は終わったろ?しつけえな,なんか用?」

下東「請求かけるとか言ってるからまたかけたんです。どこにかけるつもりか知りませんけど他人に迷惑をかけるのは止めてください」

闇金「止めねえよ!ウチはこれが仕事だから」

下東「仕事?他人に迷惑をかけるのが仕事といえますか?こんな破廉恥な犯罪やってること,お母さんは知ってるの?」

闇金「はあ?何お前?そんなこと関係ないだろ!」

下東「関係ないことはない。ヤミ金やって他人様に迷惑かけてるなんて聞いて喜ぶ親はいませんよ」

闇金「だからテメエにウチの親のことは関係ないだろって!ガチャ」

切られてしまったので再度架電。すぐに出ないため,10分くらいコールしたところようやく出る。

下東「なんで毎回一方的に切って逃げるんですか」

闇金「逃げてねえよバカ!時間の無駄だから切ったんだよ」

下東「サイトウさんね,人にバカとかいえるくらい賢いんだったらヤミ金なんてやってないで人に誇れる仕事で稼げばいいじゃない」

闇金「税金払わずがっつり稼げるからヤミ金やってるんだよ。お前も司法書士なんてチンケな仕事じゃなくてヤミ金やれば?」

下東「そういう自分本位の考え方だと将来後悔するよ?その考え方を自分の子供に話せる?」

闇金「ほんとうぜえなオマエ・・・。すげえめんどくせえ」

下東「面倒なのはお互い様ですね。だけどサイトウさんの考え方は分かってきましたよ。要は楽して儲かるからヤミ金やってるんですよね?」

闇金「だから何?」

下東「今○○さんの件でこうして話してるんだけど,○○さんから今後楽して金が取れる?」

闇金「そんなのはやってみないと分からない」

下東「確かにそうですけど,私もご本人や関係者には根回ししてますから,そう簡単に金が出てくることはないですよ。それって労力の無駄なんじゃないですか?○○さんの件で損してるなら分かるけど,今回は大分プラスですよね。○○さんがサイトウさんに不誠実な対応したともいえない状況ですし」

闇金「いや,約束守ってないんだから不誠実だろ」

下東「まあそこは折り合わないところだと思いますけど,ヤミ金の客っていつかは絶対潰れるわけですよね?○○さんは3ヶ月で潰れたわけだけど,その間きっちり利息を払い続けた。それも法定金利の130倍の利息をですよ。あなた方の中ではそれでも不誠実というのかも知れないけど,借りパク(一度も支払っていない)とかガミ(元金未払い)の客も多い中○○さんは誠実な方じゃないですか」

闇金「まあ今まではやることやってたと思うけどね。けど一言の挨拶もなしに司法書士に行くってのはね」

下東「それは仕方ないと思いますけどね。だってサイトウさん怖いから」

闇金「いやいや,俺はちゃんとしてる客には優しいよ」

下東「声がね,凄みがあるじゃない。それで優しく話されると女性は余計怖いでしょきっと」

闇金「そんなのは理由にならねえけどな。で?ウチは引けばいいわけ?」

下東「そうして頂けると助かります」

闇金「口座はもう止まってるからいいけど,携帯やるなら引けないよ?」

下東「いや,和解してもらえるなら何にもしないですよ。ウチは警察じゃないので」

闇金「じゃあもういいけど,○○に次にまた借りたら絶対許さねえって伝えてくれ」

下東「分かりました。そう伝えておきますよ」

闇金「で,オタク名前なんだっけ?」

下東「しもひがし法務司法書士事務所の下東です」

ヤミ金「はい,わかった。そんじゃ」

粘り強く対応して話し合いに持ち込む

ちょっと面倒な業者だとこういう具合です。

しかし結果的には話し合いが出来ているわけですからそれほど悪質なわけではないかもしれませんね。

相手によってこちらも話し方は変えますから,いつもこうした流れになるわけではありません。

こういう類の業者は上記例のようにかなり言葉遣いが悪いのですが,それに引きずられてこちらもぞんざいな対応をすると解決が遠のきます。

弁護士や司法書士による対応例で,闇金と怒鳴りあったり徹底的に無視したり「言いたい事はそれだけですか」等と言うような挑発的な態度を取る例があるのですが,そのような対応は逆効果のように思います。

4 悪質な闇金への電話対応例

次は全く話し合いの不可能な闇金のケース(取立てを止めるのに時間がかかるケース)をご紹介します。

もう闇金というか金融業に名を借りた恐喝屋のような業者が相手方のケースの電話対応です。

実績融資と称して実際は融資せず,そして完済もさせずで金を搾り取るタイプの闇金ですね。

こういう業者への対応は苦労することが多いです。

【事例】
被害者:東京都在住の男性
闇金業者:オオツカ
取引の概略:申し込みをしただけなのに勝手に7000円を振り込まれ,7日間で2万5000円の利息を要求された。完済して終わりにしたいが何だかんだと難癖をつけられて完済させてもらえない。総支払額は15万円。

下東「しもひがし法務司法書士事務所の下東と申しますがおおつかさんのお電話でよろしいでしょうか。」

闇金「(かなり態度が悪い受け応えで)うん,誰の件?」

下東「そちらから借入している東京の○○さんの件です」

闇金「ぶっ殺すって伝えとけ」ガチャ

一方的に切られてしまったので再度かけ直す。
(電話しながら闇金の利用する口座の凍結手続きに関する書類の作成を進める)

下東「なんで切るんですか?」

闇金「テメエと話す意味がねえからだよ!」ガチャ

再度架電・・・

下東「司法書士の下東です。なんとか和解の方向でお話させていただきたいんですが」

闇金「本人叩いて取るからいいよ」ガチャ

再度架電・・・

下東「まあそういわずに。何でそんなに怒るんですか?何か本人が気に入らないことでもしたんでしょうか」

闇金「今日の返済トバしてるだろうが。今から本人の会社に追い込みかけるからよ。忙しいからお前と遊んでる暇なんかねえんだよ。もうかけてくんなよ」ガチャ

再度架電・・・
(事務局のほうで口座凍結手続きに関する書類を完成させたので各金融機関にFAXする)

下東「オオツカさんとにかく話だけでもできませんか?私も何度も電話するのも疲れるので止めたいんですけども」

闇金「ああ?じゃあなんなんだよ用件は?」

下東「○○さんの件,もうずい分払っているのだからもういいでしょう?○○さんはオオツカさんを信じて今まで合計15万も払っているんですよ」

闇金「そんなにもらってねえよ,あんた本人がいい加減なこと吹いてんのを鵜呑みにしてるだけだろ」

下東「そうでしたか。ではオオツカさんの主張ではこれまでの受取額はおいくらですか?」

闇金「そんなの覚えてないな」

下東「覚えてないのにそんなにもらってないってなぜ言えるんですか?」

闇金「ああ?・・・いいわもうメンドいから」ガチャ

再度架電・・

下東「何で逃げるんですか?」

闇金「逃げてねえよ!忙しいって言ってるだろ!」

下東「逃げてますよ。オオツカさん本人を追い込むって言うけど結局いくらの請求なんですか?まずそれを教えてくださいよ。オタクは完済させないで更新だかジャンプだかをさせるばかりだから結局いくらで完済なのか本人も把握してないんですよ。」

闇金「本人には言ってあるよ。本人が完済とらないから続いてるだけだろ。本人の言い分ばかり信用すんじゃねえよ」

下東「そうですか。では完済するにはどのような手続きが必要でいくら払えば完済なのですか?」

闇金「5万だね」

下東「完済手続きというのは?」

闇金「前日の9時から9時半の間に完済するって連絡するだけだよ」

下東「本人はそれを何度もやっているようですが」

闇金「やってねえから完済とれないんだろ。本人がいい加減なこと言ってるだけだ」

下東「本人のスマホにはオオツカさんへの発信履歴が残ってるんですがねえ」

闇金「そんなのしらねえよ」

下東「電話したとしても人によって5回以上とか10回とか支払いしないと完済させないマニュアルなんじゃないんですか?」

闇金「ウチは悪質業者と違うからちゃんと完済できるし希望があればそのあと50万とかの融資も実際やってるよ」

下東「そうなんですか。失礼ながら最初の対応をみる限りとてもそうとは思えませんね」

闇金「どう思おうと勝手だけどな」

下東「で,本題に戻りますが○○さんはもう手持ち資金がありません。それに,○○さんの支払額についてはお互いの主張に齟齬がありますが少なくともオオツカさんが貸した金額7000円よりは多く払っているのは間違いないと思うのですがね。ここらで手打ちというわけにはいかないんでしょうか」

闇金「ウチにメリットがないからな。○○の件は親族の公務員押さえてるから叩けば取れるんだ。引く理由がないね」

下東「その方にも既に協力を要請しているので電話しても出ないですよ。それに,オタクのような手口のことをたっぷり時間をかけて説明して金を払っても解決にならないことはご理解いただきましたから時間の無駄ですよ」

闇金「あっそ。じゃあもう切っていいか?」ガチャ

切られてしまう。
再度架電したが相手は電話にでない。複数のスタッフで協力して30分ほど電話をかけ続ける。

闇金「しつけえなあ」

下東「オタクが和解に応じようとしないからですよ」

闇金「ウチはそういうの応じないって言ってるだろ」

下東「そこを曲げてなんとかお願いできないですかね」

闇金「それよりお前口座いじったろ?ふざけんなよ!」

下東「あまりに態度が酷いので凍結手続きは1時間程前にとりましたよ」

闇金「ふざけんな!本人に口座の損失上乗せして損害賠償請求するからな!」

下東「ふうん・・・。それでどうやって支払わせるんですか?口座に振込みですよね。それ,本人に伝えた時点でまた凍結しますよ。意味あります?それ」

闇金「・・・」

下東「分かってやってるオオツカさんに違法だから止めろっていうのは意味ないから法律がどうとかいうつもりはないけども,ビジネスとしてやっているからには費用対効果も考える必要がありますよね。上の方はそういうことも気にしてるんじゃないですか?」

闇金「ああ?俺がウチの責任者だよ」

下東「そうでしたか。それは大変失礼しました。しかしだったら話は早いです。それだけ自信持って闇金やってるんだから回収できる自信もあるというのは分かるんですけどね。それが例えば1週間かけて5万の回収だったら合わないですよね」

闇金「つきっきりで1週間ってわけじゃねえんだから合わないってほどじゃあない」

下東「でもそれなりにマンパワーを使うわけだからおいしい商売ではないですよね」

闇金「どうだかな」

下東「別にウチはオオツカさん含め闇金業者さんとケンカしたいわけじゃあないんですよ。口座凍結だって,電話を何十回何百回かけるのだって別にやりたいわけじゃあない。」

闇金「すぐに凍結やってたじゃねえか」

下東「それはオオツカさんが対話の姿勢を見せてくれないからですよ。解決の見通しがつかなければ何回でも凍結はやります。場合によっては本人に携帯借りた上で本人の振りで電話して口座を聞き出すくらいのことはやりますよウチは」

闇金「そんなの揉めるだけだろ。それに口座なんて消耗品だしな」

下東「うん,そうかもしれない。だけどめんどくさいでしょ,正直」

闇金「あ~・・・,そうだな」

下東「でね,ウチもめんどくさいんですよ。だ,か,ら,不毛なことは止めましょうよ。○○さんの件引いたところで別に痛くもかゆくもないでしょ」

闇金「・・・まあ考えとくわ」

下東「考えとくということは今日のところは本人や関係者に電話しないということでよろしいですか?」

闇金「とりあえず今日はな」

下東「ありがとうございます。では検討した結果については明日連絡いただけますか?」

闇金「ああ,下東さんな」

下東「はい。ではよろしくお願いいたします」

法的手続を進めながら交渉も継続

こういう具合に全く話し合いができない業者の場合は口座凍結等の法的手続を進めつつ話し合いの糸口を探ります。

本件のように和解に応じるか応じないかについて最終的な回答をしない闇金もけっこういます。

ただ結論は既に出ていて回収可能性が低いからもう手を引くというパターンが大半であり,上記はそういったやり取りの例です。

この後闇金から折返しの連絡がきちんと来るかどうかは五分五分ですが,嫌がらせや請求は止まるという結果になります。

悪質な闇金であっても話し合えばけっこうなんとかなるものです。

まとめ

今回は闇金対応の実例を対話形式でご紹介しました。

交渉ごとですからマニュアルやこちらが設定した流れに沿って進むわけではありませんが,基本的なスタンスとしては闇金側がいかにケンカ腰であったとしても平和的解決の道を模索するということです。

相手が違法業者だからといってぞんざいな対応をしたりこちらもケンカ腰で対応すると解決できるものもできません。

電話ではなく対面型の闇金の場合はもっと強硬に追い込む場合もあるのですが,非対面の業者の場合は怒鳴り合いをしてもあまり良い結果を生まないので当事務所としては上記のような対処が基本です。

また機会があれば別の闇金手口への対応も紹介したいと思います。

  1. 3
    下東洋介 says:

    中間様
    残念ながら番号のみではヤミ金か否かの判別は出来ません。
    どのような経緯で知った番号なのかや,その番号の相手と既にやり取りをしているのであればその内容を教えてください。

  2. 2
    中間 says:

    初めまして。
    お聞きしたぃのですが、

    080 9505 8145←この番号は
    闇金なんですかね?…

  3. 1
    中間 says:

    始めまして。

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