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X(旧Twitter)での闇金の実態とは?SNSの個人融資のDMや投稿にご注意を

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投稿日:2025.01.30

最新更新日:2025.02.13

相談員

X(旧Twitter)での闇金の実態とは?SNSの個人融資のDMや投稿にご注意を

闇金の融資勧誘はSMSやポスティング等が主流でしたが、SNSの発達に伴いSNSでの融資勧誘、特にX(旧Twitter)経由での申し込みが多くなっています。スマホ一つで何万もの人に向けて営業できるわけですからかなり効率的な営業ツールです。また、身元が割れるリスクも低く、アカウントが凍結されたとしてもすぐに別のアカウントを用意すれば即日営業再開が可能です。Xは闇金のような違法業者にとっては好都合な営業ツールです

X(旧Twitter)を活用した闇金業者の現状

X(旧Twitter)で融資勧誘を行っている闇金は、闇金とは名乗らず、個人融資や個人間融資など個人を装い営業しているケースがほとんどです。お金貸して下さい・即日即金・資金調達などのワードで集客していることが多いですが、借りたい人が「お金がありません」とポストをすると、それに対して闇金が融資の営業をしてくることもあります。こちらから申し込みをする場合はDMからがポピュラーで、LINEやインスタグラム、最近ではシグナルに誘導し実際に取引が始まるケースが多いです。

設定された金利が法外に高額

個人融資とうたい融資勧誘を行う業者は、基本的には違法な高金利での貸し付け内容であるケースがほとんどです。取引期間は数日~1か月、法定利息の数十~数千倍の利息になることが多いです。取引内容がポストに掲載されていることもありますが、実際にはさらに高い利息を要求される被害事例が多く確認されています。
闇金の融資勧誘のポスト

個人情報が悪用され晒し被害に遭う恐れも

X(旧Twitter)の業者に限らず闇金は借入時に審査と称して様々な個人情報を聞き出します。住所や生年月日、自身の勤務先はもちろんのこと、家族の勤務先や子供の小学校まで聞いてくることもあります。聴取だけではなくエビデンスも求められるケースがほとんどで、身分証(免許証・マイナンバーカード・保険証)を手に持ち自撮りをするよう要求されることもあります。
LINEアカウントに誘導されるような闇金であればLINEの友達情報の共有を強要される被害例も多く、教えた情報は脅しの手段として使用され、延滞等のトラブルが生じると提出した連絡先が嫌がらせのメインターゲットになります。また、トラブルが生じていなくとも相手は違法業者でプライバシーポリシーなど全くないわけですから、教えた情報は犯罪に利用されたり、名簿屋に売られてしまう恐れがあります。

闇金へ支払えずに放置したりすると個人情報をネットに載せられる、いわゆる晒し被害に遭う恐れがあります。詳しくは下記リンクで紹介しているのでよろしければぜひご覧ください。

その他危険性について

口座・携帯の売買(レンタル)

個人融資と検索すると、タイムライン上に口座や携帯電話の買取をうたう業者がちらほらヒットします。口座や携帯の売買・レンタルは実際に逮捕されるリスクがある危険な行為です。絶対に手を出してはいけません。個人融資の他、資金調達や高額案件があるからやらないかと誘い込まれるケースも確認されています。
口座の買取アカウント

闇金でなくても「闇バイト」の可能性がある

昨今問題になっている闇バイトも、個人融資を装い勧誘を行うことがあります。融資のためと個人情報をうまく聞き出し、直前になって融資はできないがバイトや資金調達であれば紹介ができると巧みに誘い込みます。申し込み時に個人情報を渡してしまっているので、この段階でキャンセルをすると脅迫をされ仕方なくそのまま犯罪に巻き込まれる被害もあります。また、よく報道されているような強盗の実行犯のようなものではなく、闇金の集客を代行するように依頼される事例も確認されています。スマホ一つでできるので軽い気持ちで手を出してしまうかもしれませんが明確な違法行為です。

詐欺業者であるケース

そもそも全くお金を貸してくれないケースも多々あります。個人情報を聞き取りリストにして架空請求業者に販売したり、融資をすると言いながらも保証金を要求し、支払い後は行方をくらます融資保証金詐欺等様々な犯罪被害に遭うリスクを常にはらんでいます。最近では若い女性を狙い、職場に連絡するぞと脅し卑猥な画像を要求してくる不届き者の存在も確認されています。Xでは軽率に個人情報を開示したり、写真を送ってはいけません。

関わってはいけないX(旧Twitter)の闇金アカウントの特徴

実際にある危険なアカウントの例を見てみましょう。

「個人融資」「即日OK」「ブラックOK」などの記載あり

Xで融資勧誘をしている闇金は以下のような様式、文言で集客をしているケースが多いです。
Xで融資勧誘をしている闇金

貸金業者が広告を掲載するにあたっては下記の表示が必要となりますが(貸金業法15条1項各号、同法施行規則12条、11条)プロフィール欄やポストには必要な記載が全くなく、違法業者であることが分かります。

  • 貸金業者の商号、名称又は氏名及び登録番号
  • 貸付けの利率
  • 返済の方式並びに返済期間及び返済回数
  • 賠償額の予定を定める場合はその賠償金の元本に対する割合(いわゆる遅延損害金)
  • 担保が必要な場合には、その担保に関する事項
  • 貸金業者登録簿に登録されたホームページアドレス又は電子メールアドレスを表示し、又は説明するときは貸金業者登録簿に登録された電話番号

このようなプロフィール画像に加えて、「#個人融資」「#お金貸します」などのタグをつけて頻繁に投稿しているケースが多いです
また、このようにあからさまに融資勧誘をしているようなプロフィールではなく、全く関係のない日常のポストをしているようなアカウントでもポストの内容によっては闇金の可能性があります。業者が債務者からアカウントを買ったり、集客を代行している闇バイトのアカウントの可能性もあるのでこのようなハッシュタグには警戒してください。また、困っている人を助けたいなどと親切心を前面に出しているようなアカウントも注意が必要です。お金を借りるところまでは親切かもしれませんが、いざ返済に行き詰まると激しい取立てをしてくる業者の典型です。

身分証明書と顔写真の画像がアップロードされている

以下のような画像のポストをしている個人融資のアカウントが確認されています。ほぼ間違いなく闇金に関連があるアカウントですし、この闇金に申し込みをすると同じように個人情報を晒されてしまう恐れがあります。絶対に申し込みをするべきではありません。

X(旧Twitter)の個人間融資・闇金の被害は司法書士へ相談

Xで個人融資をうたう闇金は当事務所で多数の対応実績があり、当事務所の司法書士の対応によって最短即日での解決可能性が高いです。
取引中はかなり過激な脅し文句を並べることがあるかもしれません。しかし、司法書士が間に入って交渉すると比較的冷静に話し合いをすることができ、平和的な解決が期待できます。
早めに相談することで、本来払う必要のないお金をより多く搾り取られてしまうことを避けることができ、嫌がらせや取立てもできる限り早期にストップさせることができるようになります。
Xで融資勧誘を行う闇金への返済や取立てにお悩みの方は、早めに当司法書士事務所にご相談ください