正規業者を装うヤミ金の手口

公開日:2015/11/18更新日:2015/11/18

カテゴリー:相談員

相談員の木村です。

正規登録の貸金業者を装って顧客情報を集め、これらを利用して集めた情報を悪用し、高金利で金を貸し付ける意図の下ヤミ金が近づいてくるケースがあります。

インターネット上などに広告を出していても、貸金業としての実態は本当はなく、融資を希望する顧客から個人情報を聞き出すのが目的です。

また、法定金利での融資をいったん断り、個人名の携帯で、法定金利の数十倍の利息で融資を持ち掛けていたという被害もあったようです。

貸金業を巡っては、多重債務者の救済を目的に刑事罰の対象となる出資法の上限金利が平成22年に年利29.2%から20%に引き下げられ、借入残高が年収の3分の1を超えれば新規の借り入れができなくなる「総量規制」も導入されました。これらにより、借りられなくなる層を標的とする超高金利のヤミ金融の横行が懸念されていましたが現在はその懸念が現実のものとなってしまっています。

ヤミ金業者は、正規の金融業者を装うために、きれいなホームページを用意したり、丁寧で親身な口調で相談に乗ったりして正規業者以上に新規顧客の獲得のために心を砕いています。

被害者の方はそれによりすっかり信用してしまい、大切な個人情報を話してしまうようです。

ですが、そもそもネット上の知らない業者からお金を借りようとすること自体危険なことですから、十分に警戒して少しでも怪しいと思ったら関わりを持たないようにするべきでしょう。

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