先払い買取現金化のMonoMONEY(モノマネー)の現地調査を実施

公開日:2024/02/02更新日:2024/02/05

カテゴリー:相談員, ブログ タグ: ,

商品の買取を装って貸金業を営む、いわゆる先払い買取現金化業者は、ウェブサイト上に所在地や運営会社などを表示しているところが多いです。こうした記載によって、あたかも一般的な闇金業者と異なる、実態のあるまともな会社であるかのように演出しています(後払い・先払い買取現金化業者一覧はこちら)。

しかし、その住所では本当にまともな営業が行われているのでしょうか?
店舗での買取も可能などとうたう業者もいますが、そもそも本当に店舗はあるのでしょうか?

今回、東京都23区内に所在地を構えるモノマネー(株式会社bazzar)の現地調査を当事務所にて実施しました。
以下、実際に訪れた際の写真とともに現地の様子をお伝えします。これが先払い買取現金化業者モノマネーの現在の状況です。

調査対象「MonoMONEY」の基本情報

業者名
MonoMONEY(モノマネー)
種別
先払い買取現金化
運営者、代表者
株式会社bazzar(代表取締役 小寺正記)
住所
東京都新宿区四谷三栄町9-4 堀木ビル4F
HP URL
https://monomoney.co.jp/
電話番号
0368692299(03-6869-2299)
詳細ページ
先払い買取現金化のMonoMONEY(モノマネー)の手口や実態について

MonoMONEY運営会社:株式会社bazzarの現地調査結果

調査概要

・調査対象:MonoMONEY(モノマネー)を運営する株式会社bazzar
・調査日時:2024/1/30 午後6時30分
・調査場所:東京都新宿区四谷三栄町9-4 堀木ビル4F

現地の実際の状況

モノマネー(株式会社bazzar)のサイトに書かれている電話番号0368692299が不通となっており、連絡手段がない状況であったため、下東司法書士において同社を訪問。

建物外観を確認したところ当物件4階の窓にはブラインドが降りており、電気は消灯していた。
ブラインドが閉まり真っ暗な堀木ビルの4階。

入居者を示すプレートには、4Fに株式会社bazzarの表札が残っていた。
入居者のプレートには株式会社bazzarとの記載あり
郵便ポストには株式会社bazzarの表記はなく、外観上、郵便物がたまっているように見えた。
郵便物が溜まったポスト。
4階の電気メータを確認したところメータは止まっていて、通電していないであろう状態であった。
回っていない電気メーター。
ドアを数回ノックするも、応答はなかった。
4階のドアの画像。
なお、同物件の賃貸情報を確認すると、既に明け渡し済みであり、現在リフォーム工事中、2/1引き渡し可能との記載があった。

コメント

モノマネーのウェブサイトは本調査時点でアクセスできなくなっていましたが、「買取価格表」というページ(https://monomoney-kaitorikakaku.com/)は閲覧できる状況でした。

商品送付先:東京都新宿区四谷三栄町9-4と書かれたHP

▲商品送付先がサイト内に書かれている。今回調査したのはこの住所。

今回調査を行った上記住所地は、そのページに商品の発送先として掲載されていた住所であり、当事務所で本業者への対応を行っていた際も同住所地へ受任通知等の送付を行っていました。

その後ウェブサイトがアクセスできなくなったり、電話番号が繋がらなくなったりするなど、動静がまったく掴めない状況が1ヶ月以上続いていました。
ネット上ではモノマネーが廃業したという情報も飛び交っていたため、その実態を調査すべく実際に現地に出向くと上記のような状況になっていました。

前述のとおり現在空室との賃貸情報もあり、まさにもぬけの殻になっているような状況です。当然ながらここに商品を送っても届くとは思えません。

そして当事務所でのモノマネーに関する事案も昨年12月以降は取扱いが無く、これら諸事情から判断してモノマネーは事実上廃業している可能性が高いものといえます。

なお、同社の登記情報を確認したところ、昨年12月に大阪府に移転し、同時期に代表者も交代しているようでした。モノマネーがこちらの住所に移転して営業しているといった情報は現在のところ入ってきていません。

また、古物商の届出も大阪府公安委員会ウェブサイト上では2024年2月2日時点では未掲載となっていて、許可の有無は不明です(東京都においては前掲HP URLで届出がなされていました)。

先払い買取現金化への当事務所での対応

前述のとおり、モノマネーは2024年2月2日時点では事実上廃業している可能性が高く、現在のところ新たなご相談も入ってこない状況になっています。

また本業者は以前から、当社は正規の買取業者であり、無登録で貸金業を行う業者ではないといった主張を終始行っていて、あくまでも商品の発送もしくは商品代金・キャンセル料の支払いがなければ法的手続きを執るというスタンスをとっていました。

ですが、少なくとも当事務所にて現在ご依頼中の事案において本業者に法的手続きを執られた事案は1件も存在しません

当事務所では、モノマネーのようないわゆる先払い買取現金化の取引は、商品の買取を装った高金利での金銭の貸付けを行っているものと判断し、これらの業者は闇金であるとしてご相談をお受けしていました。

近年では金融庁や消費者庁、警察などでも先払い買取現金化への注意喚起がなされ、業者が違法な貸金業を営んでいるとして摘発される事例も複数出ています。

この手口による被害のご相談もいまだ相次いでいる状況ですので、当事務所としてはこれまで同様、モノマネーのような先払い買取現金化を闇金とみなして、理不尽な高金利の請求には一切応じないという方針のもと対応してゆく予定です。

実際、いわゆる090金融やソフト闇金から借りる場合と同様の厳しい返済を強いられ、恐ろしい取立て被害を受けるケースばかりです。
モノマネーのような先払い買取現金化業者と取引中の方は当事務所の司法書士にご相談下さい

書き込みする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


0120-830-742
お問い合わせ 闇金対策ブログはこちら 情報提供掲示板はこちら
司法書士による闇金対策ブログはこちら
情報掲示板はこちら
相談に対応するオペレーター