相談員の石川です。
近年「カード受け取り型」の詐欺被害が頻発しているというニュース記事を紹介します。
警官・銀行員名乗りカード詐取、被害件数4倍
警察官などを名乗って、高齢者からキャッシュカードをだまし取る「カード受け取り型」の詐欺被害が、首都圏など都市部を中心に急増している。
1~8月の全国の被害認知件数は、昨年同期の4・2倍(1578件増)の2076件に上った。警察庁は「警察や銀行がキャッシュカードを受け取りに行くことはない。絶対に渡さないで」と注意喚起している。
カード受け取り型詐欺は、警察官や銀行員、「個人情報センター」職員を名乗って電話をかけ、「逮捕された詐欺グループの証拠品から、あなたの口座番号が出てきた」「あなたの口座が不正に使われている」「あなたの個人情報が流出した」などと恐怖心をあおるのが代表的な手口。
10/13(金) 16:35 読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171013-00050074-yom-soci
個人情報が流出したなどと言われるとドキっとしてしまいますね。
たとえ相手が警察や銀行員(当然,弁護士や司法書士でも!)を名乗ったとしても,ご自身のカードを渡して暗証番号を教えることは絶対にやめましょう。
また闇金との取引で「あなたの口座を返済用の口座として使うからカードを渡して」という提案にも絶対に応じないでくださいね!
さて,闇金被害でも個人情報の流出問題があります。
「ブラックでも借りられる」などと謳っている一括審査サイトから融資の申し込みをすると,まさに個人情報が業者間に流出するという憂き目にあいます。
いろいろなところから電話が掛かってくるので,キャンセルしたいですとかもう電話してこないでと言うと「あなたの個人情報を削除するのに手数料が10万かかる」などと言ってお金を騙し取ろうとするものや,融資を受けられるように信用情報をきれいにする手数料を要求するというものです。
闇金はさまざまな名目であなたからお金を騙し取ろうとするので注意して下さい。
また,闇金は一度手に入れた個人情報を削除するということはしません。真に受けて個人情報削除の手数料など払えばその後もカモにされるだけですから,まずは警察や専門家などに対処方法について相談して下さい。