
相談員の石川です。
闇金から借り入れをしてしまう人の多くは,クレジットカードの利用で失敗した経験を持っているのではないでしょうか。
最初にクレジットカードを持つきっかけは何でしたか?
初めて海外旅行に行くとか,社会人になったからなどでしょうか。
学校で教わらないカード利用の落とし穴

ある調査会社が公開しているクレジットカードに関するアンケート結果を見ると,初めてクレジットカードを作った年齢は「20~24歳」が53.3%で最も多いとありました。
私も大学卒業後,就職して一人暮らしをするために借りた部屋の家賃の支払いがクレジットカード払い限定であったため,そこではじめてカードを作りました。
学生時代からカードを持っている友人は,主に丸井のエポスカードやセゾンカードなどをショッピング利用のために持っているというケースが多かったように覚えています。
学校ではクレジットカードの利用における注意点などは教えてくれません。
過度に利用すれば多重債務を抱えることになり,そうした方を狙う闇金は非常に多いということをよく理解したうえでクレジットカードを利用するべきです。
買い物には便利だけど・・・使い過ぎには気を付けて

クレジットカードのメリットはいろいろあると思いますが,私の場合はオンラインショッピングの決済に便利であるということが一番に挙げられます。
しかし便利さというのはそのままデメリットにも通じることです。
つまり,
気をつけないと使い過ぎてしまう
ということですね。
お財布にお金が入ってなければ商品をかごに戻しますが,カードだとクリックするだけ,サインするだけで買うことができてしまいます。
アンケートによると,クレジットカード利用者が保有しているカードの枚数は「1枚」と「2枚」が最も多いとのことです。用途によって使い分けているという方が多いのではないでしょうか。
しかし,お財布がカードでかさばるくらい持っているという方は,自分がどのカードをいつ利用しているか一度見直してみたほうがよいかもしれませんね。
店頭などで勧められるまま作ってしまうと,どんどんカードが増えてしまいます。
作りすぎてしまうと年会費がかさんだり,管理がしきれずクレジットカードが不正利用された場合に対応が遅れてしまうなどのリスクも考えられます。
不要なカードを所持していることによるリスクについても覚えておいていただきたいと思います。
ショッピング枠の現金化は違反行為!

また,クレジットカードのショッピング枠を現金化目的で使用する方がいらっしゃいますが,これは
カード会社の利用規約に反する行為
です。
カードの利用停止・強制退会となるおそれがあるほか,「
クレジットカード現金化」を口実に金をだまし取る詐欺も横行していますので,そうした行為はしないようにしてください。
とくに,クレジットカードが使えなくなった後に金策の必要に迫られて闇金からの融資勧誘に乗ってしまうというケースが多いので,利用の仕方を誤らないように気をつけてください。