闇金にきちんと返済する人は危ない

公開日:2013/11/17更新日:2018/08/23

カテゴリー:相談員 タグ:

相談員の石川です。

「闇金が完済させてくれず困っている」と相談に来られる方は,大抵は「たとえ闇金であっても借りたものは返さなければいけない」「高金利であっても約束したから返さなければならない」と考える,ある意味では大変真面目な方です。

しかし,闇金に対して「今回の返済で終わりにしてほしい」「金利を少し下げてほしい」と申し入れをしたところで,利息を取ってナンボの闇金が素直に応じてくれるはずがありません。

さらに言えば闇金はこうした人と取引を長く続けることを好みますから,専門家に相談しないと被害は大きくなるばかりです。

 

真面目な人ほど闇金と縁を切るのが難しい

闇金と縁を切るイメージ
完済させない手口というのは,闇金から「返済日の〇時までに電話をしてください。口座はその時に教えます」などと言われるのですが,わざと時間までに連絡がつかないようにして口座を教えず,返済遅延のペナルティ金の支払いを要求するようなやり方のことです。

または,言われた時間に電話をしても「完済したい場合は△時までに電話してくれないと受付はできないので今回は利息しか受け取れません」などと言われ,その後も同じようなやり取りが続いて,毎回利息だけを入金させられるというものです。

この利息だけを支払わせることを闇金はジャンプスキップ更新などと呼びますが,これは闇金の一般的な手口です。

すんなり返済をされてしまっては儲からないので,何度も利息だけを返済させ続けるわけです。

 

よく考えればおかしいことだらけですが,なんとか完済したいと必死になっている方は「次こそは言うとおりにして完済しよう」と考えてしまうため,この手口に引っかかってしまいます。

闇金の言うとおりに行動することは,あなたの利益にはならないことをよく覚えておいてください。

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