
相談員の石川です。
最近,夜は冷たい雨が降っています。
井上陽水の「傘がない」ではありませんが,だいたい傘は持ってません。
買ってもどうしてか一定期間たつとなくなっているんです。
折りたたみ傘も同様です。
安い傘ばかり買っていい加減に使う私がいけないのですが,非常に気に入っている傘だけはもう何年も無事です。
結局,自分が大事にしているものだけが手元に残るんですね。
そんなわけで最近は家計のことも考えて少々の雨なら我慢して,あまりひどければ出先で傘を買い求めます。
しかし,某ショップの格安の傘は強風の中で開いたらあっという間に壊れました。
まさに安物買いの銭失い。傘いらずのATフィールド的な何かがほしいです。
さて,家計簿なんてつけたことないという人,案外多いのではないでしょうか。
きちんとやろうとすると面倒ですし,必要に迫られなければなかなか手を付けられないかもしれないですね。
浪費をなくすには,まず支出を把握することから
闇金問題の相談にいらした方に家計状況を伺うと,「どうしてだかわからないが,何かに使ってしまったらしく,お金がいつもないんです」という方がいます。
これは前述の傘の話ではないのですが,お金の使い道をあまり熟慮していないという点に問題がありそうです。
何かを買う前には本当にそれが今すぐに必要なのかをよく考えてみたり,いま持っているもので代用できないか検討してみるとよいかもしれません。
買った後も重要です。
その月のトータルの支出を調整するように心がけてください。
そのためには当然,現在の生活にかかる費用を把握しておく必要がありますね。
家計簿をつけるのは面倒という方は,最初はとにかくレシートを集めまくってノートに貼っていくだけでも構いません。
レシートを見れば,いつどこで何を買ったか誰と一緒だったかくらいは思い出せるでしょう。
買ったものを思い出せないようであれば,必要なものだったかどうか反省する機会にもなりそうです。
レシート集めで自分の生活を振り返り,家計を見直してみてください。
熱中と依存症
もしあなたが必要がないと分かっていても買わずにはいられないという状況であれば,それはギャンブルやアルコールと同じで買い物依存症です。
熱中と依存症の境はどこにあるかといえば,やはり収入の範囲内であるかどうかというところだと思います。
自分の給料の範囲内にとどまっていれば、単なる浪費にすぎません。
お金のかかる趣味を持つこと自体は間違っているとまでは言えませんから。
しかし,闇金から融資を受けるほど生活が逼迫するのは趣味の範疇を超えています。
その場合はしかるべき機関・専門家に相談しましょう。
「いくらであっても」「いまほしい,すぐにほしい」という気持ちを抑えることは,闇金からでも借りたいと思う気持ちを抑えることに繋がります。
自分ではどうしてもやめられないと思ったら,被害が大きくなる前に他人の助けを借りましょう。