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依存していませんか?闇金とパチンコは身を損なう|闇金情報ブログ
投稿日:2013.12.08
最新更新日:2018.10.30
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依存していませんか?闇金とパチンコは身を損なう
目次

相談員の石川です。
パチンコなどのギャンブルにはまって生活費が足りなくなったことから,闇金に手を出したという方が非常に多いです。
また,ご相談時に闇金のほかにも「パチンコ攻略法詐欺」「競馬予想詐欺」などのギャンブルに関わる詐欺の手口に騙されたという話を伺うことも,少なくありません。
日本では遊技として認められていますが,本来は可処分所得(生活費を除く自由に使えるお金)で適度に楽しむ遊びです。その裏でギャンブル依存症や軍資金のために借金をするなどの問題があるのも現実です。
パチンコで得たお金は偶然の利益でしかない
パチンコにはまる多くの人は,勝負事ですから負ける人がいることは当然よく知っているはずですが,「自分は負ける側にはならない」「今日はついてなかったが,明日は勝てる気がする」と,なぜか楽観的に考えてしまうようです。
しかし,継続してパチンコをしていれば今日は勝ったとしても明日は負ける,明日でなくてもいつかは負けるというものです。
勝てば一時的に手元にお金があるような気になりますが,更に増やそうと注ぎ込みますね。
そして生活費が足りなくなる時点で,結果は負けているのは明白です。
賭け事の勝者はいつでも胴元です。
パチンコに依存すると闇金が寄ってくる
パチンコに依存すると「残り少ない生活費で明日こそ勝つぞ」「負けたら生活費を借金で工面しなければならない・・・」「借金はパチンコで勝った金で返せば良い」という連鎖から抜け出す必要があります。
抜け出さなければ闇金の罠に自ら飛び込んでいく事になりかねません。そして必ず後悔する事になります。
闇金から身を守るためにも,ギャンブルへの依存から脱し目先の甘い話に乗らない強い意思が必要です。
1.安くとも豊かさを得る暇つぶしを考える
儲けたいからではなく暇つぶしでパチンコをしていると主張する人もいます。暇つぶしの域を越えていると自覚している方はお金のかからない趣味や暇つぶしを他に探してみましょう。
たとえば,池袋の当事務所の近くには図書館がありますが,平日は夜10時まで開いています。
読みたいだけ本が読めますし,ほかの図書館にある本を取り寄せることもできます。パチンコ屋と違って静かなところもいいですよね。
図書館でなくとも,週末にトレッキングなどに行くのでもよいと思います。 一日中ジャラジャラ音のする中でタバコを吸いながらハンドルを握っているよりも,鳥のさえずりと川のせせらぎを聞きながら新鮮な空気を吸って山道を歩く方が健康にもよいとは思いませんか。
上記以外にもお金をかけずに楽しめる事は沢山あります。
2.依存の先にあるリスクを知ること

ギャンブルをやめられない方にぜひ読んでほしい短編小説が,ロアルド・ダールの「南から来た男」です。
リゾートホテルのプールサイドで青年が老人のタバコに火をつけてあげようとライターを差し出したところ,老人が「ここは風があるからダメですね」と言います。
そこで青年は「どんなところでも火がつくから大丈夫」と自分のライターを自慢します。それを聞いた老人が青年に対して,ライターを使ったちょっとした賭けを提案します。
10回連続で火をつけることができたらキャデラックの新車をあげるというのです。
もしできなければ・・・老人はとんでもないことを要求するのですが,ちょっと残酷な話なのであらすじ紹介はここまでにしておきます。
いくら自信があっても,私ならこんな賭けは絶対にごめんです。
シェイクスピアの「ヴェニスの商人」では,強欲な金貸しのシャイロックが借金の担保として借り手のアントーニオに対して彼の肉1ポンドを要求します。
違法な高金利での貸し付けと強引な回収を行うヤミ金との取引というのは,このシャイロックとの取引のようなものではないでしょうか。
闇金からの嫌がらせが与える家族や親族への影響は,自分の肉を切り取るほどの痛手と考えてもよいのではないかと思います。
3.ギャンブル依存から脱出する
生活費を食いつぶした時点でパチンコは趣味でも,暇つぶしでもありません。単なる無駄遣いです。
そこまでの状況を頭で理解していてもギャンブルがやめられないというのは,酒を飲むのをやめられないアルコール依存症と同じ病気です。
ギャンブルが止められない・ご家族がギャンブルをやめてくれず困っているという方は次の項目を確認してみてください。
1つでも当てはまる場合はギャンブル依存症の可能性があります。※正式には医療機関にて診断を受けてください。
また,依存症からの回復には周りの方の協力が不可欠ですが,本人のために良かれと思ってやってあげていることが依存症の克服を妨げる結果になることもあります。 この行為をイネイブルと呼ぶそうです。

例えば,ギャンブルがやめられず作ってしまった借金を家族が立て替えてあげるようなことで,そうすることによって本人はまた借金をしてギャンブルをすることができ,「ギャンブルをやめなければ」という気持ちをなかなか持つことができなくなるわけです。
ですが,ギャンブル依存症は医療機関等の支援が必要な病気です。依存症の方は自分が病気であるという認識を持ちにくいため,たいていの場合は本人ではなく身近な方からの相談がきっかけとなって治療が始まります。家族の誰かについてこうした悩みお持ちでしたら,医療機関等で相談してみてはいかがでしょうか。
それでも貴方はギャンブルしますか?
私は相談者の方に闇金から借入したキッカケをお伺いすることがあります。ギャンブルが原因で闇金から借入した方から,このような話を聞くことがあります。
「本来であれば普通に借金せずとも生活できていたはずが,パチンコなどのギャンブルに依存した事により正規の貸金業者から借入し返済が困難となり債務整理をした。 しかし,一度止めようと思ったが再度ギャンブルに手を出してしまい生活費が足りなくなった。しかし,正規の貸金業者からブラックの影響によりお金を借りる事ができず闇金から借入してしまった。」
再度手を出してしまった背景には,仕事の変化,ストレスや悩みなどがあったのかもしれません。しかし,悪質業者から借りた結果,以前よりも悩みを何倍にも増やす事になります。
ギャンブルのために闇金からお金を借りるのは止めてください。