相談員の石川です。
東日本大震災後の2011年度以降、被災地の宮城県でアルコール依存症と診断された患者数が各年度で震災前の年平均を上回っていることが地元の病院の調査で分かったそうです。
震災のショックと、被災後も生活ストレスが続いていることが影響しているのではないかということですが,被災地の現状は私たちが考える以上にいまも大変な状況なんだと胸が痛くなりました。
震災後しばらくしてから,被災者が闇金被害に遭うケースが出始めたという報道があったのを覚えているでしょうか。
義援金などで回収できると踏んで闇金が違法な貸し付けをしていたのでしょう。
政府の支援よりも闇金の差し伸べる手の方が早かったために,このような被害を生んでしまったのだと思います。
震災後,現地で生活のめども立たずに苦しんでいた人たちにとってはやむを得ない決断であったのでしょうが,このような被災者を食い物にする闇金のやり口には怒りを覚えます。
闇金は困っている・弱っている相手を見つけては近づいてきます。
辛い状況の時に優しい声をかけられると,ついその気になってしまうかもしれませんが,闇金から融資を受けて高金利の返済に泣くことになるのは目に見えています。
苦しくても闇金からは絶対に借りないでください。
さて,被災地のために何かしたいとお考えのみなさん,復興支援旅行をしてはどうでしょうか?
今年4月のことですが,私は友人たちと宮城へ旅行に行きました。
普段と違って旅先では節約せず,美味しいものをたくさん食べてきました。仙台の牛タンも塩釜のお寿司もほんとうに美味しかった。
また時間を見つけて行きたいなと思っています。
闇金などに頼らずに,被災地の復興がもっともっと進むように祈っています。