死ぬ気でことにあたれば助かる

公開日:2014/06/16更新日:2014/06/16

カテゴリー:相談員

「死ねば助かるのに・・・」
これは有名な麻雀漫画「アカギ」の主人公赤木の名セリフの一つです。麻雀が出来ない人は全く知らないでしょうが麻雀好きな人はご存知の方も多いのではないでしょうか。

状況を簡単に説明しておきましょう。
場は南四局。
打ち手の南郷はヤクザとの対局中で,この半荘にラスを引けば死亡保険金で借金を詰めなければならないという状態です。
その南郷に大物手が入ります。
しかしそこへ他家(竜崎)からのリーチ。
南郷にとっては振り込めば「死」ですから警戒して手を崩そうとします。
五筒切りなら「中チャンタ三色ドラ1」というハネマン手(逆転トップの手)を二筒切り(竜崎の現物)の「中のみ」にしようというのです。

そこへ後ろで見ていた赤木が「死ねば助かるのに・・・」とつぶやきます。

このときの赤木はまだ麻雀のルールすら知らない子供ですが,南郷の打牌時の気配が死んでいる(勝とうとしておらず,ただ助かろうとしている)ことを看てのセリフです。

このセリフの趣旨は,死んで楽になってしまえというものではありません。死ぬ気で勝負をしていかなければ勝ちは拾えないという意味です。

このときの赤木はまだ麻雀のルールすら知らないのですが,勝負事の本質を捉えた名言というべきでしょう。

さて,このことはヤミ金問題にも当てはまるのではないでしょうか。

ヤミ金被害者の方に良くある心理状態ですが,「誰にも知られたくない」「迷惑をかけたくない」という思いが強いあまりに問題を先送りにし,いつまでもヤミ金に苦しめられ続けるという方は非常に多くいます。

また,ノーリスクで解決出来ますよという怪しげなところに依頼してしまい,二次被害に遭うというケースもありますね。

先の例でいえば,「死ねば(死ぬ気になれば)助かる」のに死にきれず,結果的により大きな被害を生むというわけです。

ヤミ金問題は「誰にもバレたくない」「ノーリスクで解決したい」とお考えが強い方ほど,長期に亘り多額の被害に遭うという傾向があります。

ヤミ金にとっては,そのように思わせておくことがいつまでもお金を取り続ける唯一の方法ですから,あの手この手であなたをコントロールしてきます。

その結果「会社にバレたらもう終わり」とか「旦那に知られたら死ぬしかない」などと思い詰めてしまう方が出てきてしまいます。

一方,会社や身内に知られてしまったとしても自分の蒔いた種だから仕方ないと割り切ってしまえるような方は,ヤミ金の呪縛から抜け出すのも早く,早期に健全な生活を取り戻すことが出来ます。

私たちは,被害者の皆さんからのご相談を承り,皆さんが勇気を出せるよう後押しすることは出来ますが,代わって決断することまでは出来ません。

ヤミ金被害から抜け出すためには皆さんが「決断」することが必要不可欠です。
ぜひ,ヤミ金と縁を切る決断をして当事務所までご相談ください。

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