闇金からの電話を無視して大丈夫?被害例と対処法を解説

公開日:2018/08/12更新日:2018/08/23

カテゴリー:相談員 タグ: ,

闇金の取り立てイメージ
相談員の石川です。

「何度も着信が来ているけど出たくない」「このまま折り返し連絡をしなかったらどうなるか心配だ」という方,電話を無視できず心ならずも取引をする羽目になってしまった方,様々な方からご相談を頂いています。

「鶏が先か卵が先か」という話にどこか似ていますが,被害に遭うのは闇金からの電話に出るからなのでしょうか,それとも無視するからでしょうか?

ここでは闇金業者から勧誘や取り立ての電話が来る理由と来た場合の対処法についてお伝えします。

違法業者から勧誘電話が来る理由

「借りていないのに電話がいきなり掛かってきた」と困惑して当事務所にご相談される方が一定数いらっしゃいますが,残念ながらご本人に心当たりがなくとも闇金から電話がかかってくることはあるのです。

例えばAさんはここ数日,複数の知らない携帯番号からの着信が一日に何件も入るようになりました。

同じ番号からも何度か掛かってきたので一度出てみたところ,

「融資の申し込みをされましたよね?用立てできますよ」

という勧誘電話でした。

携帯電話からかけてくるような相手がまともな金融業者とも思えず,Aさんは適当な理由をつけて融資を断りました。

(1)個人情報を送らせる一括審査サイトに注意!

ネットで融資申込のイメージ
申し込んだ覚えがないのに電話が来た理由は,Aさんが以前にあるサイトで融資審査の申し込みをしていたことにあります。

サイトには安心・安全・融資率99%,などと心地よい言葉が並び,厳選した50社の審査を一度に受けられるというのが売りのようです。

どこにも闇金とは書いてありませんが,こうしたサイトに申し込みをしてAさんと同じように闇金の勧誘や被害を受けたという相談を多数頂いていますので,みなさんご注意ください。

以前にもブログ記事「多重債務者相談協会は闇金紹介サイトです」で注意喚起していますが,融資の一括審査が可能という触れ込みのサイトは,多くが闇金の集客ツールですので絶対に手を出さないでください。

(2)完済したことがある人も勧誘の対象になる

昔,闇金から借りていたけど完済してその後は手を出していないという人も安心してはいけません。
電話番号が当時と同じなら,リストを手に入れた業者から勧誘を受けることがあります。
一度借りた人はまた申し込む確率が高いうえに完済した優良顧客ですから,闇金も隙あらば再融資しようと目論むのです。

「また借りませんか?」という誘いに乗って,せっかく抜け出した返済地獄にまた陥らないよう気を付けてください。

連絡を無視することでどんな被害に遭うか

みなさん,携帯電話に知らない番号から電話がきたらどうしますか。その場ですぐに電話に出るという方は今の時代は少ないのではないでしょうか。
忙しい方は「用があるなら留守電に何かメッセージを入れるだろう」ということで出ないこともあるでしょうし,「何かの営業電話かもしれないから番号を調べてから折り返そう」という慎重な方もいるでしょう。

ここでもうひとつのケースを紹介します。
以前に闇金問題を解決したことがあるBさんは,知らない番号からの電話には出ないようにしていました。
昨日,見覚えのない番号から電話が入っていましたが,間違い電話だろうと気にせず折り返しの連絡もしないでいたのですが…

(1)放置していたら職場に電話が来た!

外回りから会社に戻ってくると,Bさんあてに電話が入っていました。

「●●生命のヤマダさんからで,折り返し連絡がほしいそうです」

心当たりはありませんでしたが,会社宛てにかかってきたものを無視するわけもいかないと考えてその番号に連絡を入れたのです。
すると電話の相手は

「▲金融のヤマダです。また借りませんか。すぐ手続きできますよ!」

と言ってきました。

生命保険や運送会社を装って電話を掛けてくるのはよくある手口です。身に覚えのない電話については,折り返す前に番号をネット検索してみましょう。
闇金の疑いが強い場合には当事務所HPの下部にある検索バーに番号を入れてみて下さい。

検索結果

(2)キャンセル料を払ったら終わりになる?

二度と被害に遭いたくないと考えたBさんは,

「こちらから申し込みをした覚えはないし,融資も必要ない」

とはっきり断りを入れました。ところが業者はそれを聞いても取り合わず,

「何度も電話しているのに無視して手間をかけさせたことが許せない。借りないならキャンセル料を払え」

と言い出したのです。

こうした業者は,キャンセル料・迷惑料・昔の取引の未払いの利息等の様々な名目で難癖をつけては金を払わせようとしますが,絶対に応じてはいけません。
一度でも支払いをすれば味を占め,相手はあなたに何度もお金を請求するようになります。

(3)口座を知られていると押し貸しの危険性も

Bさんはなんとか穏便に断ろうとして,生活状況など聞かれるままに答えては

「借りるつもりはない」

と繰り返したのですが,相手は納得してくれません。
最後には当時取引で使った銀行口座を今も利用していることを確認されて,

「今▲万を振り込んでおいたから,明日●万で返済してくださいよ。それで終わりにしますから」

と倍額近い返済をすることになってしまいました。

見知らぬ番号に折り返し連絡をしてしまったことから無理やり高額の返済を約束させられてしまったという被害例を紹介しましたが,多くの方から同じようなご相談を頂いています。

どうすればこのような結果にならなかったのでしょうか。

闇金からの電話にはどう対処するべきか,避けるべきポイントは?

どうすればいい?

まずは防止策として,運営会社がどこかもわからないような怪しいサイトで融資の申し込みをしないでください。
申し込みフォームは必須項目として勤務先の名前や連絡先を書かせるところが多いですが,安易に個人情報を送ることも避けましょう。

そして基本的には「闇金と話をしてもあなたにとって良い結果は生まれない」ということを忘れずに行動することです。

上記のBさんのケースでもわかる通り「借りたくないです」と断って「ハイそうですか」とすぐに手を引く闇金はいません。
むしろ断りを入れることが請求の糸口になりえるのです。これは話をすればするほど相手に付け込まれやすくなるということです。

教えるつもりのなかった情報を取られてしまったり,脅されたことで言いなりになってしまったり,会話をすればあなたに不利な方向へと事態は動いていくでしょう。

業者からの連絡に応じるということは相手との交渉の土台に乗ること,つまりいくらかの支払いはするという意思を見せていることになります。
こうなると相手は次に「〇円払うまでは引かない」「▲日までに払わなければ~してやる」等と次々に要求を出してきて,結果どんどん払わなければいけない状況へと自らを追い込むことになるのです。

まとめ 被害拡大を防ぐためには

専門家に依頼するイメージ
金になると見たら犯罪者は手を引きません。一度払えば何度でも請求するのが彼らの手口ですから,支払いの意思を見せて「もう電話しないでくれ」等と伝えることは被害を収めるどころか大きくするだけの行為です。

そんなことをするよりは,相手の持っている情報を無価値なものにするよう行動すべきでしょう。

知られている銀行口座はすぐに解約してください。電話番号は変更するか最低でも着信拒否をして闇金からの電話を受けないようにします。

会社に連絡されることを不安に思う方も多いようですが,不審な電話に対しては取り次ぎを拒否してもらうなど会社にも協力をお願いして下さい。
何日も続くものではありませんから相手からのイタズラ電話を過剰に恐れる必要はありません。

脅されたことに対し穏便に事を収めたいと考えて相手の言いなりになる方がいますが,その後も取り立てが続いたらその行為には全く意味がないことになります。
(そして一度金を手にした脅迫者は,次の取り立てをやめる理由がありません)

ご自身で対処するのが困難だと思われるのであれば,専門家に依頼して闇金との関わりを完全に断ち切ることをお勧めします。

関連記事

書き込みする

メールアドレスが公開されることはありません。

0120-830-742
お問い合わせ 闇金対策ブログはこちら 情報提供掲示板はこちら
司法書士による闇金対策ブログはこちら
情報掲示板はこちら
     相談に対応するオペレーター