ヤミ金の債権掘り起こしにご注意ください

公開日:2014/12/28更新日:2018/11/10

カテゴリー:相談員 タグ:

「以前の取引の債務が残っている」
「前に融資の申込みがあったがその後手続きされていないのでキャンセル料を払ってもらいたい」

このようなことを言われ,不当にお金を払わされる被害が年末にかけて増えています。

ヤミ金業者がノルマ達成のために過去の債権(といっても法律上は無効な債権ですが)や申込者の情報を掘り起し,手当り次第電話をかけているからです。

こういうものに騙されてしまうことのないよう,一度でもヤミ金に教えた電話番号はすぐにでも変更してください。

仕事上の都合や新しい番号を周知する手間からヤミ金被害に遭っても番号の変更まではしないという方がいますが,そういう人がこの手の被害に遭います。

ヤミ金などの犯罪者に教えてしまった情報(銀行口座・携帯電話番号)を変更することは,被害予防のために大変重要です。

押し貸し・架空請求・キャンセル料請求・融資保証金詐欺(貸します詐欺)に繰り返し引っ掛かるのは携帯電話番号を変えないひとです。

こういう人はヤミ金等の犯罪者からみれば,「脇の甘い騙しやすい人」ということになります。

多少の手間を惜しんであとで大きな被害に遭って後悔することのないようにして頂きたいと思います。

 

さて,暮れも押し迫ってまいりましたが,例年よくご質問のある年末年始のヤミ金の取立てについて少し触れておきます。

今年は30日まで銀行が営業しているので,ヤミ金の営業は29日又は30日までと思われます。

そして新年は5日からの営業という業者が最も多いでしょう。

休みの間中はさすがにヤミ金からの連絡は途絶えますから,ひとりで闘っている被害者の方も年末年始は一息つけるのではないでしょうか。

 

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