給料ファクタリング「ルネディオ」の元代表らが逮捕されました

公開日:2021/01/28更新日:2021/01/28

カテゴリー:ニュース・報道 タグ: , ,

警察署

給料ファクタリング業者がまた摘発されました。

今回逮捕されたのは給料ファクタリング業者「ルネディオ」を運営していた男女4名で,貸金業法違反と出資法違反の容疑での逮捕と報じられています。

給料ファクタリングの手口については「給料ファクタリング被害にご注意」のページをご覧下さい。

給与ファクタリングで容疑者4人逮捕 全国約600人被害か 福岡県警

 「給与を前借りできる」とうたって現金を貸し付ける「給与ファクタリング」の手法で違法な利息を受け取ったとして、福岡県警は28日、福岡市中央区の貸金業者「ルネディオ」(7日に閉鎖)の元社長と元社員3人の男女計4人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の容疑で逮捕した。県警は少なくとも全国約600人に計約3000万円を貸し付け、計約1800万円の利息を得ていたとみて調べる。

 逮捕されたのは、元社長の清田朋章容疑者(41)=同市博多区店屋町=と、31~44歳の元社員3人。逮捕容疑は2020年3月25日~5月13日、横浜市の男性会社員(47)ら6府県の計10人に計63万7000円を無登録で貸し付け、法定金利を超える計27万9100円の利息を受け取ったとしている。県警は4人の認否を明らかにしていない。

 県警によると、4人は1日当たり0・3%の法定上限を超える約1・85~5・92%の超高金利の利息を受け取っていたとみられる。

※毎日新聞社ウェブサイト(https://mainichi.jp/articles/20210128/k00/00m/040/072000c)2021/1/28 12:13配信記事より引用

ルネディオは主にTwitterでの集客を行っていた業者で,社名の「ルネディオ」以外にも複数のアカウント名でTwitterを運営していたことを当事務所にて確認しています。

年利に換算すると少なくとも600~700%程度,場合によっては3000%を超えるケースもあり,ほとんどの方がわずか数回の利用で支払い困難となったり,給料をごっそり搾り取られて生活費もままならない状況に追い込まれたりして苦境に立たされていらっしゃいました。
また,勤務先や緊急連絡先として申告した家族などにも取立ての電話をかけられ,大変怖い思いをしたという被害例も後を絶たない状況でした。

同社は当事務所でも多数対応したことのある給料ファクタリング業者であり,いわゆる090金融や個人間融資などの高利貸しと同等の高額な手数料(利息)を要求する暴利行為を繰り返していました。

給料買取などとうたっていながら,現実には闇金そのものだったというのが給料ファクタリングの実態だったのです。

給料ファクタリングと闇金との共通性については「給料ファクタリングは闇金とどう違うのか?両者のつながりや関係性に迫る」のページをご覧下さい。

Dラインや七福神など給料ファクタリング業者の摘発が相次いでいますが,まだ摘発を受けていない同手口の業者が,最近は後払い・ツケ払い,買物代行,経費精算ファクタリングなどをうたって再び暴利を貪っています。

これらの後継手口についてもどのような進展がみられるのか,一層注目されるところです。

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