YAMIKIN
INFORMATION BLOG

闇金情報ブログ

闇金に個人情報を教えてしまった時の対処法|闇金情報ブログ

投稿日:2017.01.22

最新更新日:2019.04.16

その他

闇金に個人情報を教えてしまった時の対処法

こんにちは。相談員の佐野です。
寒い日が続いておりますが,皆様風邪などひいていないでしょうか? 先週は都内でも雪が降りましたね。私は寒さに弱いため,最近では背中に2枚ホッカイロを貼って耐えております!

売買される個人情報をイメージ

さて,闇金からお金を借りるとき,審査の段階でたくさんの個人情報を聞かれます。
住所,電話番号,銀行口座,家族構成,友人の携帯番号などなど…。

それらは後々返済に困った被害者の方を脅すための材料や,個人情報の売買の対象となります。

『キャッシュカードを送ったら10万円振込むと言われていたのに,その後連絡が取れなくなってしまった…。』

『融資の申し込みをキャンセルすることはできたものの,審査の段階で免許証のコピーを送ってしまっている…。』

相手が闇金だということに気づく事はできたが,その時には既に何らかの個人情報を教えてしまっているというご相談をたくさん頂きます。 そんな時は,大変なことをしてしまったと焦るお気持ちを抑えて,まずご自身で出来る対策を1つ1つしていきましょう。

電話番号を教えてしまった場合

ご自分の携帯電話の番号や自宅の固定電話の番号を教えてしまった場合は,早急にご自身の携帯電話の電話番号の変更を行いましょう。

闇金はたくさんの番号を使って電話をかけてきますから,知っている番号を着信拒否したとしても他の番号からかかってくる可能性は極めて高いです。パッタリ連絡が来なくなって油断している時期を狙って勧誘の電話をかけてくる場合もあります。

1度目は借りなかったのに2回目で断れず,半ば無理やり貸し付けられてしまったケースも数多くありますので,教えてしまった番号をそのまま使い続けることはとても危険なのです。

よく,番号の変更をすると再度友人知人や仕事の関係の人などに伝えるのが面倒だというお話も聞きますが,ことは犯罪被害に関わることですからそんな悠長な話ではありません。

銀行口座を教えてしまった場合

闇金に個人情報である口座を売ってしまうイメージ

お金の振込先を聞かれてご自身の銀行口座を教えてしまった場合は,早急に口座の解約をしましょう。 闇金が融資として振り込んでくる場合実際に入金をしているのは,電話口で話している担当者ではなく,他の闇金被害者といった場合があります。

闇金への返済をするときには,闇金の口座ではなく他の被害者の銀行口座に振り込ませているのです。

あなたが闇金から直接融資を受けたと思っているお金は,他の人の返済金かもしれません。これにより,貴方の口座が凍結される恐れもあります。

例えば・・・

?

被害者Aが被害者Bの口座を返済時に闇金から指定されたとします。もう闇金と縁を切りたいと考えた被害者Aは,専門家(弁護士事務所や司法書士事務所,警察など)に相談して,『これが闇金の銀行口座です!』と被害者Bの口座を申告。

すると被害者Bの口座は,犯罪に使用された口座として口座凍結の要請がかけられ,すぐに凍結されてしまいます。

この様に,闇金に口座を教えてしまったらその口座が凍結されるのは時間の問題なのです。1つ口座が凍結されると,場合によっては新しい口座の開設ができなくなったり,他の金融機関の口座も凍結されてしまうことがあります。

※もし時間がなくてすぐに銀行に行って手続きができないのであれば,銀行に電話をして入金のストップをしてもらいましょう。借りる意思がないのに無理やり貸し付けられる事を防げます。

闇金に住所を教えてしまった場合

現住所は最初の段階でほぼ確実に聞かれます。
免許証のコピーを送るよう言われる場合もあります。住所を知られていますので,『早く振り込まないとお前の家まで取りに行くぞ!!』と言われた恐怖からお金を払い続けてしまうケースはとても多いです。

最近では警察がすぐに駆け付ける為闇金が被害者の家まで実際に来ることはほとんどありませんが,100%無いとは言えません。また,元々対面で取引している場合は来る可能性が高くなります。もし闇金らしき人物が家に来た場合は直ちに警察に通報しましょう。

悪質な業者だと被害者の名前で出前を大量に注文したり,救急車や消防車を呼んだりすることがあります。その場合は,闇金からの嫌がらせの被害にあっていることを伝え,次に電話があったら自分の携帯に連絡をもらって,本当に本人からの電話かどうかをまず確かめてもらうようにお願いしましょう。

住所を教えてしまった場合のリスクは「闇金に住所を知られてしまった場合のリスクは?」で詳しくご紹介しています。

闇金から個人情報を守るには即行動が大切

個人情報の漏洩に注意すべきというイメージ

どんなに他の闇金より金利が低いと言われても,どんなに担当者が礼儀正しく親切でも,相手は犯罪者です。

犯罪者に教えてしまった個人情報は悪用される可能性が極めて高いため,慌てず,落ち着いて,まず自分にできる事を早急にしましょう。

『昨日銀行口座を教えてしまったが,そんなにすぐ凍結される事もないだろう。口座の解約は来週でいいかな…。』と甘い考えを抱くのはいけません。

犯罪者に個人情報を流してしまったという自覚をもって,自分や周りの人,家族が更なる被害にあう前に,素早い行動を心がけましょう。ここでは代表的なものを紹介しましたが,これら以外でも気になること,ご不明なことがありましたらすぐに当事務所までお問い合わせください。