商品券の先払い買取「ウルチケ」に注意！様々なリスクが・・・

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ウルチケに関する情報

ウルチケの取引内容とその実態

商品券買取「ウルチケ」はギフト券や収入印紙など金券を即座に査定してその買取金額を交付することで現金化し、これによって小口の現金を調達することができるというサービスを提供している業者です。

形の上では金券などの買取という形式をとっていますが、その実質は金銭の貸付けにほかならず、しかも一般的な消費者金融の数十～数百倍という超高金利での契約を強いられます。

後日査定してもらった金券の額面に相当する金額での支払いをすることで取引が終了となります。

この業者の運営会社は株式会社フラッシュと書かれていますが、埼玉県新座市栄3-3-15の住所地にはこの会社の登記は存在しませんでした。なお同じ株式会社フラッシュという商号の会社が運営している先払い現金化業者に「結果にコミット」があります。
これらの2社は住所の番地が微妙に異なり、ウルチケが3番、結果にコミットが5番になっています。
そして「結果にコミット」の表示している埼玉県新座市栄3-5-15には株式会社フラッシュという会社の登記が存在しました。

あえて少しだけ異なる住所を掲載し、足がつきづらいようにしているのか、単純な間違いなのか、その真意は分かりません。
また以前は古物商許可番号：第123456789号も東京都公安委員会の公表している一覧では届出が見当たらず、明らかにデタラメの番号を掲載したまましばらくの間営業していました。

このようなデタラメの表記をしたまま営業していること自体まともな会社とはいえませんので、こういったところからやはり実体のない形だけの会社なのではないかということが強く疑われるのです。

そして当事務所の実際の相談事例において、以下のような取引の実態が明らかとなっていることから、当事務所としてはこの業者との取引は絶対におすすめしていないのです。

以下、実際の取引内容を見てみましょう。

ウルチケの実際の取引内容

取引の具体例を挙げると、受け取れる査定金額が1万8000円程度であるのに対し、1か月に満たない期間で3万5000円分の商品券にて支払いさせるといったものです。

受け取りができた金額に比べて、支払わなければならない金額が非常に大きく、一般の消費者金融などで借りることと比べると著しく大きい負担を強いられます。

そもそもまだ購入していない商品券をその額面の半額ほどで買い取ってもらい、その後額面の金額で購入して本業者に引き渡すという取引自体、よくある不要になったチケットを金券ショップに買い取ってもらうというのとはわけが違います。

お金の流れを見ると明らかですが、申込み即日1万8000円を受け取り、後日給料日に3万5000円を業者に支払うということになりますから、1万8000円を借り、直近の給料日（つまり1ヶ月未満の期間）に1万7000円の利息を付けて3万5000円で完済するのと何も変わりません。

なおこの場合の金利は、返済までの日数を1ヶ月としても年1112％に相当する金利になりますので、正規業者の上限より55倍余りの超高金利になります。

また、申込みのタイミングによっては支払日までの日数が少なくなってしまう場合があるので、わずか1週間から10日でこれと同様の割合の支払いを求められるケースもあります。

その場合は、1週間～10日ごとに利息を払わせるいわゆる短期の闇金が持ち掛ける超高金利の貸付けと同程度に及ぶ厳しい要求を飲まされることになるのです。

家族や職場には本当に知られずに取引できる？

ＨＰには、勤務先や家族には知られずに取引ができる、と書かれています。

確かに契約はオンライン上で完結し、書類が送られてくることもありませんが、実際周囲の方々に知られないように取引ができるかというと、これは安心できません。

支払いが滞った場合や連絡がつきづらくなった場合には勤務先にもしつこく電話をかけてきます。

また、家族や友人など緊急連絡先を事前に申告させ、取立ての際はそちらにも連絡をする業者は多いです。

返済が約束通りできているうちはまだ大丈夫かもしれませんが、返済が少しでも遅れたりすると取立てのリスクは急激に高まります。

また、返済日がまだ到来していない段階で合っても、前日連絡がなかったり、LINEを未読のままにしていたりするだけでただちに職場などにかけてくる先払い現金化業者もいます。

前述のような超高金利であることから、返済が困難になる危険性も大きいですし、闇金同様の業者であることからどんな理不尽な理由で嫌がらせをされるかも分かりません。

貸金業者ではないなどと言いつつ実際は闇金同様の荒っぽい方法で脅迫的な取立てをする先払い現金化業者が数多く存在するのです。

実際に当事務所の無料闇金相談においても後払い・先払い現金化業者から闇金と何ら変わらない酷い取立てを受けたという相談も多数寄せられています。

個人情報悪用のリスクがあるので申込みは厳禁

本業者に伝えてしまった様々な個人情報がネット上で公開されてしまうリスクもあります。
一旦このような業者に渡してしまった情報や身分証などの写真は、個人情報を不正に晒す掲示板などのサイトに情報が共有され、晒し上げられることがあります。

このような被害については、誰がやっているのか分からない場合も多く、削除を申し入れたとしてもそのための費用として法外なお金を請求される恐れもあります。
サイトも海外サーバを経由しているなど、削除の措置を執るのが非常に難しいことが多いです。

闇金業者にこのような情報を伝えてしまうと、これを防ぐのは現実的に困難ですし、今はまだ大丈夫でもいずれどこかの段階で晒されてしまう確率が高いです。
業者に個人情報を渡さないようにすることしか予防方法は無いというのが現実なのです。

司法書士等への相談により早期解決を図りましょう

本業者のようないわゆる先払い現金化と呼ばれる手口を用いる業者が最近乱立していて、トラブルに巻き込まれる事例も非常に多くなっています。

この手口の業者の中には闇金とほとんど変わらないような取立てをしてくるところが数多く存在するというのは紛れもない事実です。

しかしその一方で、実は弁護士や司法書士などの専門家が介入することでパッタリと取立てをやめるところがほとんどというのも事実なのです。

彼らはあくまで真っ当な正規の会社という建前で営業している都合上、司法書士等が介入した案件については法的に問題ありと指摘されかねないような過激な行動には出ようとはしません。
また、トラブルの多さが明るみになれば警察などによる摘発の対象になる可能性もあるため、業者としてはそのようなリスクは極力避けようと考えます。

このような事情から、当事務所のような司法書士が介入すると、ほとんどの場合において後払い現金化・先払い現金化業者による取立ては即日ストップすることが期待出来るのです。

現在この「ウルチケ」と取引中の方で上記のような厳しい支払いに苦しんでいる方は、これ以上悩み続けるのはやめ、司法書士や弁護士へ相談し専門家に対応してもらうことで穏便な解決を目指しましょう。