闇金の二次被害,架空請求にご注意ください!

公開日:2017/12/20更新日:2018/01/15

カテゴリー:相談員

相談員の石川です。 今年はイブに忘年会を入れてしまいました・・・,だってそこしか予定が合わないんですもの。
さて年の瀬が迫ってくると現れるのがにわか恋人候補,ではなく悪質な架空請求被害です。

つい先日もこんな相談を受けました。

「夏ごろに借りて10月には完済しました。それから連絡もなく,私ももう闇金には借りないようにして生活を立て直していたのですが・・・」

ある相談者Aさんは,完済した業者から12月になって再び取り立ての連絡を受けるようになりました。取引していたときの電話番号とは違う番号からだったので,うっかり電話を取ってしまったのです。

「前に貸したタケダだ,覚えがあるだろう。まだ利息分の支払いが残っている。明日までに延滞金含めて30万返さないと顔写真を近所中にばら撒くぞ」

Aさんはびっくりしました。30万などという大金をすぐに用意できるはずがありません。しかしタケダという業者には聞き覚えがありましたし顔写真も融資審査に必要と言われて送った記憶があります。払わないと近所に迷惑が掛かってしまうかもしれないというご相談でした。

 

完済したはずの業者からなぜ数ヶ月もたってからまた連絡が来るようになってしまったのでしょうか。

完済業者を装った架空請求!?

Aさんは以前取引していた業者を完済後には融資の申し込みなどは一切していませんでした。にもかかわらず,このような請求の連絡が来たことにはいくつかの可能性が考えられます。

ひとつは,当時の闇金が年末のノルマのために今までの顧客に片っ端から連絡している可能性です。年末は闇金も世間同様に忙しくノルマの達成のためか,かなり無茶な請求をしてきたりします。
回収が思わしくなければ今までの完済した顧客や一度は請求を諦めた顧客にまでいっせいに電話連絡を行うこともあるようです。

こうした請求には一切応じる必要はありません。払うそぶりなど見せようものなら年末特価ならぬ年末大請求でボーナスを根こそぎ持っていこうとしますから絶対に連絡を取らないようにしましょう。

もうひとつは,闇金被害者のリストを手に入れた悪質業者が架空請求を行っている可能性があります。
この場合は業者の情報(タケダという名前で10月頃から取引をしていた)と被害者の情報(Aさん・○○勤務・顔写真をメールで受領)のリストをもとに以前取引をしていた業者を装った悪質業者が取立てを行っているのです。

こんなものにお金を払ってしまったら,同じような請求が山のようにくることは想像に難くありません。
また,悪徳業者にしてみればこんなにうまい話はないですから,一度払って終わりになる保証もありません。絶対に請求には応じないでください。

架空請求は無視して反応を見せないことが一番ですが,相手からしつこく連絡が来ていて不安を感じるという方は当事務所へご相談下さい。闇金相談は何度でも無料です!

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