皆さんこんにちは!
相談員の佐野です。
4月も下旬に入り,25度を超える夏日が増えてきました。
この間桜が散ったと思ったら,もうすっかり初夏なんですね…。
でも暖かさより何より季節の変化を感じるのは花粉の飛散量でしょうか。
鼻をかみ過ぎて肌が荒れていましたが,花粉が落ち着いてくれたおかげで少しずつ回復してきて嬉しい限りです!
さて今回は,闇金相談の際に一部の業者を残してはいけない理由についてお話しようと思います。
日々沢山のご相談を頂きますが,お話を聞いていると「実はあと〇社あって…」「付き合ってるのはもう〇社あるけど,これらはいいです…」など,一部の業者に関しては依頼せず残そうとされる方は少なくありません。なぜ縁を切りたいはずの闇金を残そうとするのか,そして残すとその後どうなるのかをご説明します。
理由? 利息が低いのでいざという時のために残したい
闇金に借りている方の多くは,正規の貸金業登録のある消費者金融やカードローンからの借り入れができなくなっています。
なので,いざという時のために縁を切りたくないと思ってしまうのは仕方がない事かと思います。
しかし,いくら他の闇金と比べて利息が低くたって,督促がゆるくたって,闇金という犯罪者であることに変わりはないのです。
その様な考えを持ったままではいずれまた悪質な闇金の被害にあうことは目に見えています。今後の自分の為を思うならばこそ,しっかりと強い気持ちを持って,きっぱりと縁を切るべきです。
理由? 司法書士を入れたらただじゃおかないと言われている
最初の借り入れの審査の段階で,「専門家入れたらただじゃおかないから」「うちは弁護士とか司法書士入れても意味無いんで」などと言ってくる業者は数多くいます。
脅しをかけているつもりですが,裏を返せば「弁護士や司法書士等の専門家を入れられたら引かなくてはいけない…」と言っているも同然です。
この様な業者を残したとしても当然いつかは返済ができなくなるわけで,それが理由でまた他の闇金から借りてしまっては完全に本末転倒です。
後に延ばすのではなく,いち早く専門家に相談をして対応するべきです。
理由? 嫌がらせをされては困る連絡先を教えている
業者によって教えている個人情報がバラバラで,ある業者にだけ両親の携帯番号を教えている…といったこともあるかと思います。
しかし闇金は横の繋がりが広く,多くの場合情報を共有しています。複数社借り入れをしていれば,担当者が違うだけで同じグループの闇金だったというケースもあります。これを考えれば,教えた個人情報・関係者の連絡先によって闇金を残すことが無意味だということがご理解頂けるはずです。
まとめ
闇金と一度関わってしまうと,個人の方で縁を切るのは困難です。
それを理解した上で勇気を出して相談をするのであれば,自分を甘やかさず,縁を切ることになる闇金に怯えず,全ての業者を依頼しましょう。
闇金に苦しめられた人生から脱却し生活を立て直すなら,一部の業者を残すようなことは決してしてはいけません。
自分の為にも家族の為にも,きっぱりと闇金と縁を切りましょう。