「闇金は恐い」と思い込まされているあなたへ

公開日:2018/05/01更新日:2018/05/02

カテゴリー:相談員 タグ:

相談員の石川です。もう連休に入っている方も世間的には多いかもしれないですね。 連休明けが返済日だという方もいらっしゃるかもしれません。もしそうならば休みの間中,心が休まらないのではないでしょうか。

当事務所には「闇金にこう言われた,こんなことをされたらどうすればいいのか」という被害の相談が毎日寄せられています。

被害者は闇金にひどく脅されており,「関係を切りたいが報復が恐い」と問題解決に消極的な姿勢を見せる方も少なくはありません。

ではいったいどんなことをされたのかを伺うと,電話口で何か言われたというくらいでまだ具体的に何かあったわけではないという方が思いのほか多いのです。

自宅や職場に来るという闇金は本当に恐い?

時々「闇金が自宅に来ると言ってきていて恐い」という相談を受けます。 自分だけならともかく家族に被害が出たらどうしたらよいかと不安に思うのでしょうが,闇金が自宅にまで自ら取り立てに行くとは考えられません。

闇金被害者は全国にいます。それぞれが数万円ずつ小口の融資を受けていて,高額な利息を払い続けているわけですが,焦げ付きなど毎日当たり前のように発生するでしょう。その度に闇金が全国の被害者宅まで足を運ぶと思いますか?そんなことをすればせっかくの犯罪収益が水の泡です。

 

「家に火をつける」「子供をさらう」「中国人を雇ってやらせる」このへんも闇金の常套句ですが,いずれも実現性の低い脅し文句です。

放火や誘拐はご存知のとおり重罪です。たとえ,その被害者が1度も返済をしていないとしても,たった数万の融資額の回収のためにそれ以上のコストをかけて人を雇い,罪を重ねることには何の意味もないですし,利益を生むこともありません。

怖がる人に対しては,闇金は嫌がらせをやめない!

闇金は事あるごとに「1年でも2年でも払うまで追い込むよ」「ウチは絶対に引かないから」とアピールしてきます。

しかし,ビジネスの観点で見れば,回収するまで嫌がらせを続けることはあり得ないのはだれでもすぐに分かることではないでしょうか。

数万の回収のために何年も(何か月であっても)人も時間も割く暇はありません。いつ捕まるかわからない,ビジネスチャンスを逃せない闇金であればなおさらです。

 

相手は法律など関係ない犯罪者だからどんなことでもやるだろうというのは全くの思い込みで,闇金はむしろ「金にならないことはやらない」という合理主義のもと運営されていると見るべきです。

嫌がらせに屈してお金を払う人には,何度でもいつまでもイタズラ電話は鳴り止まないでしょう。

恐いなら闇金からの脅しの電話には出なくていい

闇金は「支払いをしなければ起こるであろう凶事」について匂わせ,被害者に想像させるのが効果的であることを知っています。

闇金は話をして,恐怖の芽を被害者の心に植え付けるのです。その芽を育てるのは被害者自身だということなんですね。

 

また,闇金は被害者と話をしながら,別の電話で職場に電話をかけるという嫌がらせをすることがあります。わざと,その電話を被害者に聞かせて怖がらせるのです。 「こんなことを何時間でも続けられたらたまったものではない」と被害者は思うのでしょうが,闇金の方もいちいちそんなことをさせられたらそれこそたまりません。時間も電話も有限である以上,そう何度もできることではないのです。

 

被害者と連絡が取れないと闇金の神通力は大幅にその効力を失います。 出前を呼んだり電報を送ったりと悪あがきをしても,被害者と話ができなければお金にならないことは闇金もよくわかっているのです。 闇金への対応は専門家に任せ,被害者とその関係者は絶対に話をしない。闇金被害の早期解決にはこの対応が不可欠です!

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