Aさんは,改正貸金業法による総量規制の対象となり,通常の消費者金融からお金が借りられなくなった方の一人です。
Aさんは,実は何年も前から,収入の不足を補うためにご主人に内緒で借り入れをして,なんとか家計をやりくりしていたのですが,改正貸金業法施行後,急に追加の借り入れが出来なくなってしまったことから,誰でも借りられる闇金に走ってしまったとのことでした。 ご相談当時の借入件数は3社でした。
既に多額の返済を行っていたことから解決は比較的容易と思われましたが,Aさんはご主人のご勤務先に取立ての電話が入る可能性があることについて不安があり,決断しかねるとおっしゃっていたので一旦ご検討いただくことにしました。
その数週間後,Aさんから再度ご相談のお電話をいただきました。
お話を伺うと,借入件数は7社に増えてしまっていました。 ご事情を伺ったところ,返済がきつくなってきたので少し金利を下げて欲しいと業者に申し入れたところそれは断られてしまったそうなのですが,その翌日から何件もの融資勧誘の電話が次々と入ってきて言われるがままに追加借り入れをしたので,この様に借り入れが増えてしまったというお話でした。