家族に秘密で闇金問題を解決したい|闇金被害の解決事例

CASE

解決事例

投稿日:2024.09.09

闇金被害

090金融

ご依頼者:鹿児島県在住Oさんの闇金被害

借入件数2社

家族に秘密で闇金問題を解決したい

小遣いが足りない!妻には言えず闇金を内緒で利用

鹿児島在住のOさんは、ご相談頂いた時点ですでに1年以上も闇金との取引を続けていました。

最初のきっかけは給料日前に小遣いが尽きてしまって、家族には内緒で短期業者に申し込みをしたことだそうです。普段から奥様には「外で飲むのをもう少し控えて」と小言を言われていましたがなかなか飲みに行く回数を減らすことができず、Oさんはいつも給料日前のやりくりに苦労していました。その月は特に飲み代にお金を使いすぎてしまい、気づけば給料日まであと7日の時点で明日の昼食代も財布に残っていない状態でした。

 

そして奥様に小遣いの追加の相談をしてもいい顔はされないだろうと思い、また怒られるのも嫌だったため自分で何とかしようとして内緒で闇金に借りてしまったのです。

 

取引は15000円が即日振り込まれ、7日後の給料日に30000円で返済するという条件でした。もちろん金利は高いと思いましたが、何度も借りるつもりはなく「給料日に小遣いから返済したら、今月は遊びを控えてもう闇金には借りないようにしよう。」と当初はそう考えていたそうです。

LINEのやり取りで相手の対応がとても丁寧だったこともあり、Oさんは闇金に借りることの危険性は全く意識せず、家族に危険が及ぶことになるとは思ってもいませんでした。

 

それではOさんは予定どおり支払いをして闇金と縁を切ることができたのでしょうか?

家族に知られないよう支払いを続けて被害が長期化

闇金からは驚くほど手軽にお金を借りることができますが、縁を切るのは借りるときのように簡単にはいきません。1度借りてしまうとアリ地獄のように抜け出すのが難しいのが闇金被害の恐ろしいところです。

さんは給料日に30000円を払い完済することはできましたが、なかなか生活を改めることはできず、また予期せぬ出費なども重なった結果、月半ばにはすでに昼食代も残っていない状態になってしまいました。

そして、やむなく完済した闇金から2度目の借入をしたのです。

 

もともと小遣いが足りなくて借りたのですから、1週間後の返済日にお金を用意できるはずもありません。この時も家族には相談できず、Oさんはさらに別の業者からお金を借りて利息を払いました。

そこからは毎週のように利息の支払日がやってくる生活になりました。一方の業者に支払うためにもう一方の業者から借りて給料日に何とか完済する、小遣いが足りなくなるのでまた新たに借りる、ということを気づけば1年以上も繰り返していたそうです。やがてOさんは家族に相談できぬまま、支払いのために副業で休日や平日夜間にも働くようになっていきました。

 

こうなる前に家族に事情を話すことはできなかったのでしょうか。

実はOさんは闇金から借入をする際に、緊急連絡先として同居家族の連絡先を聞かれていました。そのときは、「1回だけの取引」のつもりでしたから、何も問題はないだろうと考えて、業者に聞かれるまま家族の連絡先や勤務先まで教えてしまったのです。

 

そして、この闇金との取引を始めて1ヵ月くらいの頃、1日だけ支払いが遅れたことがありました。そのとき、Oさんは、闇金から「家族もお前も職場に居られなくしてやろうか」「自殺するまで追い込むぞ」と苛烈な脅迫を受け、本当に辛い思いをしたそうです。

 

このような経験から、Oさんは、自分が支払いをしなければ家族に何をされるか分からないという恐怖心が強く、これまで無理を重ねて返済を続けたてきたのです。

悪質度の低い闇金なら家族に秘密で解決できる

被害者が陥りやすい思考ですが、自分には何かあってもいいが家族にだけは迷惑を掛けたくないという気持ちから

「闇金を怒らせたくない」「しっかり完済を認めてもらって、円満に取引を終えたい」ということをOさんもずっと考えていたようです。

 

妻子を守りたい一心で支払いを続けていたのでしょうが、さすがに1年もこのような状態が続いて精神的にも体力的にも限界が近づいていたと思われます。

相談のお電話では当初Oさんは「今日も利息を入れないといけないがお金がない」「何度もLINEが来ているがなんと返事をすればいいのか」とパニックになっていらっしゃいました。しかし、お話を聞いているうちに徐々に落ち着かれ、最終的には「もう支払いはできないので闇金と縁を切りたい」とはっきりお気持ちを固められて、当事務所にご依頼されました。

 

ご相談当日に契約手続きを済ませ、Oさんには業者のLINEをブロックしていただきました。

 

幸い、ご依頼の2社は当事務所で何度も対応実績があり、平和的な解決が見込める業者でした。

その日のうちに当事務所から業者に連絡を入れたところ、今回もすぐに手を引くとの回答があり、ゼロ和解ができました。

 

その後はOさんにも、その周囲にも取立ては入らず、しばらく経ってから「体調も生活も落ち着きました。もう2度と借りません」とのご連絡をいただくことができました。

司法書士のコメント

できれば誰にも知られることなく闇金問題を穏便に解決したいというのは被害に遭われた方の偽らざるお気持ちだと思います。

闇金問題を秘密にしたいというのは、つまりご家族に迷惑を掛けたくない、生活を守りたいという事にほかなりません。しかし闇金と円満解決をしたいといっても、被害者がパンクするまでとことんまで絞りつくすのが闇金ですから、相手を怒らせないようにという事であればあちらの気が済むまで支払いを続けるしかありません。そしてそんなことをすればご家族の生活を支えることなど不可能な状態となってしまうでしょう。

 

ご家族を危険にさらしたくないのであれば闇金からは借りないのが一番なのは言うまでもないことですが、もし借りてしまったらできるだけ早く弁護士・司法書士等の専門家に相談してください。返済日当日よりはもっと前にご相談頂ければ返済期限に間に合うように対応準備を進めることができます。早めに相談することで家族や勤務先へ取り立て被害が及ぶのを最小限に抑えることができるでしょう。

 

すべての闇金被害が無傷で解決できるとまでは保証できませんが、当事務所で対応した闇金のうち9割近くは平和的に解決可能な「悪質度2(低め)」として分類できる業者です。依頼後に嫌がらせの連絡が入らないか不安な方は、まずは対応実績があるかどうかを闇金リストで調べてみてください。

 

  • 『家族に取り立てが入らないように解決したい』
  • 『勤務先や近隣など周囲への悪影響を最小限に抑えたい』

という方は、豊富な闇金解決実績を持つしもひがし法務事務所にぜひご相談ください。