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法定の倍以上の「利息を天引き」した高利貸しが逮捕(沖縄署)
|闇金情報ブログ投稿日:2026.05.13
最新更新日:2026.05.13
ニュース・報道
法定の倍以上の「利息を天引き」した高利貸しが逮捕(沖縄署)
沖縄で、法定利率を上回る金利でお金を貸し付けていた建築作業員の男が逮捕されたことが報道されました。以下、記事の一部を抜粋します。
法定利息よりも110万円多く天引き 出資法違反の疑いで男逮捕 沖縄署
沖縄署は7日、沖縄市の会社事務所で、同会社役員の30代女性に、事業資金に関する名目で現金300万円を貸し付け、法定利息を超える利息を得たとして、出資法違反容疑で住所不定、自称建築作業員の男(50)を逮捕した。
(中略)
現金300万円を借り受ける予定だったが、利息として160万円を天引きし140万円が手渡されたという。設定した返済期間で得られる法定限度利息よりも、110万200円多く天引きされていた。引用元:琉球新報 2026年05月10日 05:00配信より抜粋
300万借りる約束で160万を利息として天引き
報道されている貸付けの内容は、300万円を借りる約束であったのに対して、利息があらかじめ引かれた140万円を実際に借りるという取引だったとされています。
この後、返済日に当初の約束だった300万円を支払えば完済になるということになります。
これはつまり、140万を元本として貸付け、天引きされた160万円が利息ということになります。利息が天引きされている場合はこれをもとに金利の計算が行われます(出資法第5条の4第2項)。
📖出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)
(利息及び保証料の計算方法)
第5条の4第2項 前三条の規定の適用については、利息を天引きする方法による金銭の貸付けにあつては、その交付額を元本額として利息の計算をするものとする。
利息を天引きして貸付けを行うこと自体は違法ではありませんが、天引きされた利息と実際に交付された元本を比較して、利息の割合が法定の割合を上回れば、違法な高金利の貸付けになります。
逮捕された男は、法定の上限よりも110万円も多い利息を受け取っていたとされていますので、上限よりも2倍以上の利息を搾り取っていたということです。
男が業として貸付けを行っていたのか、返済までの期間がどれだけであったかが報じられていないため、この取引の金利が正確にどれほどであったかは定かでありませんが、年利350%程度に及んだ可能性があります(恐らくは、貸し付けてから約120日間ほどでこれだけの利息を請求していたのではないかと思われます)。
出資法の上限は年利109.5%であるため、その3倍以上の金利で貸付けを行っていた可能性があります。
闇金がよく使う「利息の天引き」
利息の天引きというのは、実は闇金業者がよく用いる方法でもあります。例えば、3万円の融資を申し込むと、利息が天引きされて実際に借りられるのは2万円だったといった具合です。
闇金業者はよく、天引き前の金額を「元本」と言います。先ほどの例ですと、3万円を「元本」と言うのです。
しかし本来の元本は、実際に借りた2万円であり、3万円は元本+利息の合計額、つまり完済金額なのです。
闇金が作る借用書にも、元本を3万円と書き、金利は無利息と書かれていることがよくあります。
確かに元本3万円と書かれていながら、この取引でも実際に返した金額は同じく3万円であるため、形の上では利息は0円というふうに見えます。
しかし、実際に借りたのは2万円ですので、利息は1万円も取られることになるのです。
このようにして「無利息だから高金利での貸付けは行っていない」などと言い張る闇金もいます。実際の取引は年利数百~数千%になるにもかかわらず、です。
借用書は無利息でも高利貸し(闇金)の可能性が
このように、借用書には「無利息」と書かれていても、実際には違法な高金利でお金を貸し付けているという例があります。
特にSNSやネット掲示板で「個人融資」と称して知り合った相手からお金を借りたケースでこのような借用書が交わされ、違法な高金利で貸付けが行われるケースがよくあります。
個人融資などと言いながら、この貸し手は闇金業者なのです。
借りた相手の説明や、借用書の内容を鵜呑みにはせず、実際の取引内容から高利貸しでないか否かを判断しなければなりません。
おかしいなと思いつつ判断が難しい場合は、通帳や振込明細などの取引記録を用意した上で、司法書士や弁護士などの専門家に相談してみるのがおすすめです。
違法な高金利で貸し付ける闇金にお金を借りている場合は、速やかに取引をやめなければ、とんでもない額のお金を払わせられることになります。また、そのような者は違法な取立てをしてくる恐れもあります。
返済が苦しくなってきたという方は、早めに司法書士や弁護士などに相談してみましょう。







