相談時にすべて話していれば

このIさんは以前に3社の闇金のことでご相談くださり,そのまま介入させていただいたご依頼者様でした。 そのときは即日解決とはいかなかったものの,交渉を重ねた結果早期解決ができた案件でした。
ところが,その後に再度ご連絡くださりまだ闇金問題が解決出来ていないとおっしゃるのでご事情を伺いました。すると,実は以前3社と申告したのは嘘で本当はもう1社あったが,その業者から取立てを受けていて困っている,そしてその業者への返済が滞ったころから依頼した業者からもまた連絡が来てしまっている,とのお話でした。
1社を隠していた理由は,もし今後生活費に困ったときに貸してくれるところがないと困るから残したかったとのことでした。
一部の闇金業者だけ整理しても生活の立て直しはできません
一部の闇金だけ整理したいという方の理由は様々ですが、「融通が利くから残したい」か「怖い業者だから整理できない」のいずれかであることが多いと思われます。どのような理由であれ一部の闇金と取引を継続したままでは生活を立て直すことは不可能です。闇金被害によって生活苦に陥っている現状を何とかしたいと思うなら、すべての闇金と縁を切らなければなりません。
「融通が利く業者」というのは借りたいときにすぐに用立ててくれるということですが、それは闇金にしたら当たり前のことです。貸せば貸すほど高金利の返済で儲かるのですから、無理やりにでも貸したいと思っているでしょう。
貸してくれる闇金がいい業者であるはずがないのです。
「怖い業者」というのは、弁護士や司法書士に頼んだらタダじゃおかないぞと日ごろから脅しをかけて専門家への相談を阻む闇金です。実際は専門家が入ればすぐに手を引く業者がほとんどですから、このような脅しに屈せず生活が立ち行かないと思ったらすぐにご相談ください。
たまに一部の闇金業者だけ整理したいという方がおられますが,業者間はほとんどの場合横の繋がり(同じ事務所内のことや,同一人物が声色を変えているだけのケースも)がありますから,それはうまくいかないことが多いです。
一部のみ整理するという行為は闇金側に知られてしまいますから,「ウチには司法書士を入れたくせに,他の業者には支払いを続けるのか」などと因縁をつけられ請求が止まらないということが起こります。
闇金と縁を切り平穏な生活を取り戻すには全ての業者との関係をご申告いただくことが必須です。 今後の生活がご不安な場合は,社会福祉協議会などによる融資制度などをご利用いただける場合もございますのでご相談ください。