Twitter個人融資「加藤ちゃん」の情報―被害の実例や司法書士対応時の言い分をご紹介します

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闇金加藤ちゃんに関する情報

加藤ちゃんは1週間で倍以上。明らかな違法融資です

加藤はTwitterにて個人間融資と称して集客を行う金貸しで，無登録で違法に貸金業を営む闇金融です。Twitterアカウント名は2021年3月現在「加藤ちゃん@個人融資」という名前になっています。

携帯電話のみでやりとりを行ういわゆる090金融とは違い，やりとりはLINEで行いますが実体としては従来の090金融とほぼ変わりません。LINE名は「kato」という名前になっていますが，このような闇金は度々名前を変えたり，アカウント自体を変えることが多いため，今後も度々変更される可能性があります。

融資の具体例は，初回の場合，1万5000円程度の貸付けに対し，3万5000円という高い完済金を要求するという内容です。支払いのサイクルは1週間毎という短期であり，年利に換算すると7000％ほどに相当する割合にのぼります。

完済せずに利息だけを支払ってジャンプする場合は，貸付元本と同額の1万5000円程度の利息を要求してきますので，いずれにせよ1週間で請求総額は倍ほどに膨れ上がることになってしまいます。

短期少額融資を行う闇金は，初回では実績を作るためと称して著しく高い利息を要求してくることがありますが，加藤もまさにそのようなやり方で超高金利の利息を請求してきます。

貸金業者に対して課された法定上限の350倍という非常に高金利の違法融資ですから，当然一円たりとも返済義務は無いと言えるでしょう。

加藤は具体的にどんなことを言ってくるのか？

当事務所が対応した際の加藤ちゃんの言い分としては，個人的に貸しているだけなので貸金業者ではなく，登録も必要ないとの主張をしていました。また，借用書などを交わしていないのをいいことに，無利息での貸付け契約なので違法金利は請求していないとの主張もありました。
したがってまったく違法な貸付けではなく，違法業でもないとの言い分です。

しかし，当事務所で把握している限り，多数のお客さんに対して反復的，継続的に貸付けを行っていたことが明らかですし，実際に前述のような1万5000円程度の貸付けに対して1週間毎に同額の1万5000円ほどの金額を利息として払わせられたという例も把握しています。

また，無利息で借りることが出来たという例もは一件も見当たらず，いずれも倍額以上での返済を要求されたという被害相談しかありません。

したがって本業者が法的に問題なく営業しているとみるのはどう考えても無理があるでしょう。

この点は加藤ちゃんも自覚しているのか，住所地や氏名などの足がついてしまうような情報は何が何でも言おうとしません。このような点からみても加藤ちゃんはまさしく闇金であると判断できます。

Twitter個人融資はトラブルだらけ。借入れは厳禁

なお，近年はこの加藤ちゃんのようにTwitterで「個人融資」をうたい違法な貸金業を営む闇金業者が多数存在します。中には一般人が小金稼ぎの感覚で個人的に貸付けを行うものもありますが，多くは専業で組織的に活動する闇金業者が運営している実態があります。

また，本当に純粋な一般人同士の個人的な貸し借りの場合でも，法定上限を超える違法な契約であったり，融資の条件として性行為を要求するひととき融資など，著しく公序良俗に反する取引が平然と行われているケースが後を絶ちません。

このようなSNSでの個人融資トラブルの発生は度々報道もされていて，一向にとどまるところを知りません。まともな取引は全く期待できないのみならずTwitter個人間融資は過酷な犯罪被害に巻き込まれる危険性が非常に大きいです。

加藤ちゃんのような個人融資をうたう闇金と取引をしている場合は，最寄りの警察署や司法書士・弁護士などの専門家に相談されることをおすすめします。