不用品の即日現金化をうたう「アップルキャッシュ」の手口

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アップルキャッシュに関する情報

アップルキャッシュの取引内容とその実態

「アップルキャッシュ」はいわゆる先払い買取現金化と呼ばれる取引を持ち掛ける業者で，スマホやゲーム機などの不用品を写真のみで買取査定し，即座にその買取金額が振り込まれることによって現金を手にすることができるようになっています。

形式上は不用品の買取という形式をとっていますが，実質的には金銭の貸付けにほかならず，しかも一般的な消費者金融などは比べ物にならない超高金利の返済を強いられます。

所定の日にちまでに査定した商品を業者に引き渡す代わりに買取がキャンセルになるよう誘導され，キャンセル料と買取代金の返金を選択させられることになります。
したがって結局金銭の支払いをもって取引が終了することになるので，事実上は物の売買ではなく金銭の貸借ということになるのです。
なので一般的な不用品の下取りなどと比べると著しく不自然な取引内容となりますから，本業者のようないわゆる先払い買取現金化はまともな取引であるとは言えません。

実際の取引を見てみると，1万5000円ほどの買取代金に対し，直近の給料日までの間（つまり1ヶ月に満たない期間）にこれと同額の1万5000円程度のキャンセル料が発生するといった内容です。
つまり，直近の給料日に倍返しという法外な金額を請求されます。

商品の売買を装いながらも，その実態は受け取った元本に1ヶ月足らずで10割という高い利息を付けて返済する高金利の貸付契約と同じなのです。
また，申込みのタイミングによっては支払日までの日数が僅かになってしまい，実質的な金利が非常に高い割合になってしまう場合もあります。

関係先への督促の電話のおそれも

後払い・先払い現金化業者への支払いが滞った場合や連絡がつきづらくなった場合には何度も督促の電話をかけてくることがあります。

緊急連絡先や職場などに電話をかけられることもよくありますので，「勤務先や家族には知られずに取引ができる」などと言われても全く信用できるものではありません。

何かあればしきりに関係者への連絡をちらつかせることで脅してくることがありますし，実際に嫌がらせのように職場や家族などに電話をかけてくる恐れもあります。

このような，周囲の人々に取引がバレることや迷惑がかかってしまうことをネタに脅すというやり方は，まさしく闇金が用いる典型的な取立ての方法です。

貸金業者ではないなどと言いつつ実際は闇金同様の卑劣な手口を用い，電話での口調も到底まともな業者とは思えないような荒っぽい脅迫をしてくることがよくあるのです。

後払い現金化や先払い現金化業者も闇金からの取立てと何ら変わらない恐ろしい思いをすることが多いというのが実態なのです。

司法書士等への相談により早期解決を図りましょう

いわゆる後払い現金化の手口に加え，本業者のような先払い現金化と呼ばれる手口におけるトラブルが非常に多くなっています。

この手口の業者は闇金とほとんど変わらないような取立てをしてくる業者も数多く存在しますが，その一方で，弁護士や司法書士，警察などの専門機関が介入することでパッタリと取立てをやめるところも多いです。

彼らはあくまでも闇金などではなく正規の会社という建前で営業している都合上，司法書士等が介入した案件については違法行為だと疑念を持たれかねないような過激な行動には出ようとはしません。

このようなことから，当事務所のような司法書士が介入すると，ほとんどの場合後払い現金化・先払い現金化業者による取立ては即日ストップすることが期待出来るのです。

現在このアップルキャッシュと取引中の方で，上記のような厳しい支払いに苦しんでいる方も，司法書士や弁護士など専門家への相談によって穏便な解決が期待できるでしょう。