スマホを写真のみで現金化「モバイル堂」の実態は?

公開日:2022/04/21更新日:2023/05/26

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モバイル堂に関する情報

業者基本情報

業者名
モバイル堂
種別
売買仮装型闇金(先払い買取現金化)
悪質度
★★
運営者,代表者
モバイル堂
住所
東京都渋谷区道玄坂2-19
HP URL
https://mobile-hall.com/
許認可等登録番号
なし
電話番号
0342183541(03-4218-3541)
LINEアカウント名
モバイル堂
対応実績
あり

手口詳細

売買目的物
スマホ・ゲーム機など
元本受取名目
下取代金
元利金返済名目
下取代金返還+キャンセル料
手口の概要
・「スマホを写真に撮って5分で現金化」すると商品の画像のみでただちに買取査定が行われ現金を受け取ることができることをうたう。商品を後から郵送するか,買取をキャンセルするかを選択することになるが,必ずと言っていいほどキャンセルに誘導され,査定金額の返還に加えて法外な違約金を請求される。
・直近の給料日に受け取った元本の倍以上で返済させられるという高金利の貸付けと何ら変わらない厳しい支払いを強いられる。
・支払いが滞ったり連絡が取れなくなったりすると,勤務先や緊急連絡先にも連絡するなどと脅されたり,実際に周囲へ電話される危険性がある。

スマホを写真に撮って現金化し,その倍以上の金額を請求

モバイル堂は,スマホを写真に撮って5分で現金化するという形の取引により実質的には金銭の貸付けを行っています。
不用なスマホやゲーム機を写真で撮って画像を送るだけで買取査定をしてもらうことができ,すぐに買取金額が振り込まれることで最短即日の融資が実行されるというものです。いわゆる後払い現金化手口との比較で,先払い買取現金化と言われることもある手口です。

形の上では不用品の買取という形をとっていますが,その実質は借金にほかならず,しかも受取額と支払うべき額の差額を利息とみた場合一般的な貸金業者などとは比較にならない超高金利の請求をされることになります。

一般的なリサイクルショップなどとは異なり,この取引においてはもともと買取の目的物である物自体が存在していなくても取引が成立する仕組みになっていて,不用品の買取というのは単なる名目上の話に過ぎないのです。
売却すべき物品の存在の有無にかかわらず取引ができることが前提となっているなど,明らかに通常の不用品買取とは全く性質が異なることが分かるでしょう。

少し前に流行った給料ファクタリングなどと同じく,売買を隠れ蓑にして脱法的に高利貸しを営んでいるのです。

経営しているのは闇金と同様に反社会的勢力である可能性が非常に高く,上記のような取引の仕組みの不自然さから健全で真っ当に営業している会社とは考えられません。したがって,かかわりを持つことはそれ相応のリスクを伴います。

職場や緊急連絡先への取立ての電話にも注意

また,このような手口を用いる業者と取引をすると,一般的な闇金と同程度の厳しい取立てを受けることになってしまう点にも十分気を付けなければなりません。

支払いが遅れた場合や連絡がつきづらくなった場合には何度もしつこく督促の電話をかけてきたり,緊急連絡先や職場などにまで電話をかけられることがよくあります。

なので,周囲の誰にもバレずに取引ができると言われても全く信用はできません。
このような,周囲の人々に怪しいところとの取引がバレてしまうことや,迷惑をかけてしまうことをネタに脅すというやり方は,まさに闇金が取立ての際に用いる典型的なやり口です。

貸金業者ではないなどと言いつつ実際は闇金同様の手法を用いて取立てを行い,とても荒っぽいやり方で強引にお金を回収しようとする危険な業者なのです。

先払い買取・後払い現金化業者も闇金による取立て被害を受けるのと何ら変わらない恐ろしい思いをすることが多いというのが実態です。

司法書士等への相談により早期解決を図りましょう

最近は後払い現金化や先払い買取現金化と称する手口でのトラブルが急増しています。

いずれの業者も,受け取ることのできた金額と比べて相当に高額の支払いを要求されます。
場合によっては,短期の闇金への返済以上に支払いが苦しくなってしまい,首が回らない状況になってしまったということにもなりかねません。

後払い・先払い現金化業者は,前述のように闇金とほとんど変わらないような取立てをしてくることがある一方で,後払い・先払い現金化業者は弁護士・司法書士が介入することですぐに取立てがストップするケースがほとんどというのが実情です。

取引中はかなり厳しい取立てをしてきたとしても,彼らはあくまで違法業者ではなく真っ当な販売会社という建前で営業している以上,典型的な闇金とは異なり司法書士等が介入した案件について明らかに違法行為といえるような過激な行動は避けようとする傾向があります。

また,法的手続きを執るなどと脅してくるケースもありますが,実際にそのような裁判手続きを執る事例はごく少数と言えるでしょう。
そもそもおかしな取引をしている業者ゆえに彼らは公の場に出てくるのを避けようとする傾向があるのです(かつて給料ファクタリングにおいても業者側は裁判で勝てないことが明らかになり始めるとたちまち多くの業者が廃業するという動向がありました)。

このような理由から,司法書士など専門家が介入すると,ほとんどの場合後払い・先払い現金化業者の取立ては無くなることがほとんどなのです

現在モバイル堂と取引中の方で,上記のような厳しい請求に苦しめられている方は,早めに司法書士や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

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