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【ニュース】通信事業者が特殊詐欺の固定電話番号約670件の利用を停止

公開日:2019/12/24更新日:2019/12/24

カテゴリー:ニュース・報道 タグ: , , ,

090金融と呼ばれるように,闇金などの違法業者はいわゆるトバシの携帯電話で営業しています。

ですが,03や06から始まる固定電話の闇金や振り込め詐欺業者もかなり多数存在します。

このたび,9月以降2か月間余りで約670件の特殊詐欺に利用されていた固定電話番号の回線を利用停止にしたというニュースが報じられました。

固定電話番号670件停止 特殊詐欺悪用で通信事業者

特殊詐欺に使われた固定電話番号について、警察からの要請に基づき通信事業者が利用停止にした件数が、制度の運用を始めた9月から11月末までに約670件に上ることが分かった。23日の犯罪対策閣僚会議で報告された。

警察庁などによると、制度は各都道府県警が詐欺に利用された固定電話番号に警告を発信した上で、利用が続いた場合には通信事業者に通知する仕組み。事業者は速やかに番号を停止し、契約者の情報を警察に提供する。

6月の犯罪対策閣僚会議で決定したプランに基づく措置で、9月から運用を開始。背景には、海外などから転送サービスを使って日本国内の固定電話の番号を表示させる手口が急増している状況があり、警察庁などが規制外となっていた固定電話の遮断を進めていた。
※出典:共同通信,日本経済新聞社ウェブサイトhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO53684410T21C19A2CE0000/ 2019年12月23日 12:24配信

闇金や詐欺業者がよく用いる「固定電話番号」

固定電話から電話をかけることで,一見まともな業者であるかのように見せる狙いもありますが,大きな理由としては電話回線が止められづらいという点だと思われます。

実際,番号は固定電話のものであっても,転送電話を利用していればどこからかけても03などの固定電話番号を表示してかけられます。

海外からかけていたり,携帯端末やIP電話などからかけることができ,その所在をつかみづらくするために,違法業者は転送サービスを使った固定電話番号をたびたび用いるのです。

トバシ携帯,レンタル携帯から転送サービスの固定電話へ

携帯電話の回線については,携帯電話不正利用防止法に基づき,トバシの携帯電話回線を利用停止にするといった措置がたびたび行われてきました。

よく闇金などが利用していたレンタル携帯も利用停止ができる仕組みになったため,電話転送サービスを用いた固定電話を持つ違法業者が多くなったという経緯があります。

転送電話についてはこれまで,携帯電話回線と比べてなかなか取り締まりが進んでいない状況があったので,違法業者にとっては好都合です。

携帯が止められ,新たなトバシ携帯を調達するコストと比べても転送サービスを利用する方に分があると考える業者も多かったのでしょう。

また,闇金の場合,正規の貸金業者を装って融資の広告を行う業者もあり,固定電話での発信だと安心感を与えられるというメリットもあります。

特殊詐欺でもこのような固定電話番号発信の転送サービスが頻繁に用いられていて,今年3月にタイで摘発された詐欺グループもこのようなサービスを利用していたようです。

このような状況を受けて,ようやく今年6月に政府の犯罪対策閣僚会議がこれに対する対策(オレオレ詐欺等対策プラン)を発表し,警察庁などでも対策の方法が検討される運びとなりました。

この対策プランの中で,電話転送サービスを介した固定電話番号の悪用への対策や,転送サービス事業者に対する指導監督の強化が明記され,お題目だけでない「実効性のある対策」を講じることが示されています。

転送サービスの固定電話への対策の内容

今年9月27日,警察から特殊詐欺に利用された固定電話番号の利用停止等の要請があった場合における電気通信事業者の対応について,総務省から電気通信事業者協会に対して通知されました。

概要としては,「固定電話番号の利用停止」と「新たな固定電話番号の提供拒否」についてです。
・警察が特殊詐欺に利用された固定番号を,電気通信事業者に対して利用停止するよう要請する。
・上記通信事業者は番号を利用停止の上,警察庁に対し,利用停止した番号の契約者の情報を提供する。
・警察庁は,通信事業者に対して停止要請の対象となった契約者の情報を示して,その契約者への新たな固定番号の提供の拒否を要請する。
・通信事業者は,警察から要請のあった者から番号の追加購入の申し出があっても,その者への新たな番号の提供を一定期間拒否する。

※総務省令和元年9月27日発報道資料(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban18_01000068.html)より。

この対策に基づき,各通信事業者は約款を変更し,上記方針に沿った運用がなされることとなります。

対応方法の大まかな流れは,警察から固定電話番号に警告を発信した上で,利用が続く場合には通信事業者への通知がなされます。

通信各社が新たに変更した約款に基づき番号を利用停止し,契約者の情報が警察に提供されます。

さらには,使用する番号の利用停止が相次いだ業者について,通信事業者は一定期間番号を追加販売しないようにもできることになっています。

これについては,電話回線を転売する,いわゆる再販業者の中に犯罪利用される可能性を知りながら違法業者へ番号を販売するという悪質業者もいるとされ,このような悪質再販売業者への契約もできない仕組みにもなっています。

闇金も多用する固定電話転送サービスへの対策の重要性

今回の記事では特殊詐欺に関する取締りということでした。上記犯罪対策閣僚会議のオレオレ詐欺等対策プランによると,「特殊詐欺」とは,「面識のない不特定の者に対し,電話その他の通信手段を用いて,預貯金口座への振込みその他の方法により,現金等をだまし取る詐欺」をいうと定義されています。

オレオレ詐欺,架空請求,融資保証金詐欺や還付金等詐欺などの振り込め詐欺や,それ以外の金融商品取引名下の詐欺,投資詐欺,ギャンブル必勝法詐欺などを指しています。

闇金についても実態としてはこれら特殊詐欺とほぼ変わらず,電話転送サービスの悪用については同様に対策をとる必要があります。

実際,闇金が利用している固定電話番号は過去架空請求などに利用されたことのある番号であることも多く,今回のような対策の結果として闇金への取締りの強化にもつながることが期待されます。

本ブログの「03番号発信の闇金業者にご注意ください!」でも触れていますが,03や06などの固定電話や0120,0800や0570などフリーダイヤルやナビダイヤルを用いる闇金業者は非常に多いです。

多い一方,取締りはまだ徹底できていない現状にありますので,今後これらの対策が実効性を持つようになれば,それは特殊詐欺のみならず闇金に立ち向かうための重要な武器にもなるでしょう

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