後払い現金化のパピ（PAPI）/旧パピコ（PAPICO）に関する情報

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PAPI（パピ）に関する情報

PAPIの取引内容とその実態

「パピコ（PAPICO）」改め「パピ（PAPI）」は，手元にお金が無くても広告宣伝報酬として現金が即座に調達でき，代金は給料日などに後払いで支払えばＯＫという内容の，いわゆる後払い現金化と呼ばれる手口の取引を行っている業者です。

FX取引システム購入のソフトが商品であり，申込みをすると商品に関するごく簡単なレビューを投稿することでそれに対する報酬を受け取ることが出来るとされています。
この報酬は申込後すぐに受け取ることが出来るため，これによって即日現金を手にすることができます。

この商品レビューを書くタイミングは，商品が送られてきて間もない時期や，場合によっては商品を受け取る前に投稿することになることがほとんどであり，レビューも簡単な定型文を投稿すればＯＫというものです。

ここから分かるのは，この取引においては商品の存在など全く無関係であるということです。つまり，売買や報酬の支払いを装ったお金の貸し借りが行われていることは明らかということなのです。

そして，金銭の貸付けと見た場合，それが著しく高い違法金利であるというところが最も注意しなければならない点です。

商品代金は後払いで直近の給料日に支払うよう指定されますが，受け取ることのできたレビュー報酬と，後日支払わなければならない商品代金との差額が実質的には利息ということになります。

具体的な例では，レビュー報酬2万5000円程度に対し，4万3000円ほどの代金の支払いを要求され，その差額は1万8000円になります。
したがって1ヶ月以内に元本の7割以上の利息が発生する高利貸し同様の厳しい取引を強いられることになるのです。

連日にわたる督促の電話に注意

支払いが滞った場合や連絡がつきづらくなった場合には何度も督促の電話をかけてくることがあります。

申込フォームには勤務先や収入に関して詳しく申告する項目がありますが，まさにＨＰのある闇金業者の申込フォームと非常に似通った内容になっています。また，取引が始まるまでに他の後払い現金化や闇金の利用状況や緊急連絡先を申告させられますが，一般的なソフトの購入の際にこのような情報を申告させられることはあまりなく，明らかに不自然といえるでしょう。

勤務先や緊急連絡先の情報は，返済が滞ったり連絡を無視したりした場合の追い込み先として申告させられるのです。実際これら関係先に電話をかけられることがよくあります。
したがって，誰にもバレずに取引ができると言われても全く信用はできません。
このような，周囲の人々に取引がバレることや迷惑がかかってしまうことをネタに脅すというやり方は，まさしく闇金業者がよく用いる，典型的な取立てのやり口なのです。

貸金業者ではないなどと言いつつ実際は闇金同様の手法を用い，電話での口調も到底まともな業者とは思えないような荒っぽい恫喝をしてくることがよくあります。

後払い現金化業者も闇金からの取立てを受けるのと何ら変わらない怖い思いをすることが多いというのが実態なのです。

司法書士等への相談により早期解決を図りましょう

最近は先払い買取・後払い現金化と称される手口におけるトラブルが急増し，業者が摘発されるケースも出てきています（摘発事例についてはこちら）。

どの業者も受け取ることのできた金額と比べて相当に高額の代金を要求されます。場合によっては，短期闇金業者への返済以上に支払いが苦しくなってしまい，首が回らない状況になってしまったというケースも多数にのぼります。

後払い現金化業者は，前述のように闇金とほとんど変わらない取立てをしてくる業者が数多く存在する一方で，弁護士や司法書士などの専門家が介入することできっぱりと取立てを諦めるところが多いです。

あくまで正規の業者とうたい営業している建前上，司法書士等が介入した案件については明らかに違法行為だと指摘されるような過激な行動は避けようとする傾向があります。

このようなことから，当事務所のような司法書士が介入すると，ほとんどの場合後払い現金化業者による取立ては即日無くなることが期待出来るのです。

現在パピ（パピコ）と取引中の方で，上記のような厳しい請求に苦しめられている方は，早めに司法書士や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。