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困った!いつまで経っても「完済できない」闇金への返済
|闇金情報ブログ投稿日:2016.05.25
最新更新日:2025.08.06
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困った!いつまで経っても「完済できない」闇金への返済
目次
「完済できない闇金」についてのご相談を多くいただきます。特にご相談いただくのがこちらのケースです。
●言われた通りの金額を支払ったのに完済させてもらえないケース
●闇金から融資が受けられないのに、なぜか払い続けることになってしまったケース
実際の事案を例にご紹介しましょう。
約束を利用し完済できないようにする
闇金にお金を払ってしまう方は,「(闇金との約束を守れなかった)私が悪い」と自分を責める傾向があります。
「前日連絡をするように言われたが,それをしなかったために利息が膨らんでしまった」などという被害相談がその典型例です。
前日連絡の約束を完遂させない
Aさんは、急な出費のために1万円を借り、1週間後の給料日に2万5000円を返済する約束になっていました。
返済日に振込口座を教えるといわれて当日に連絡をしたところ、「完済の場合は朝9~10時の間に連絡をもらわないと対応できない」とのことで、「今日は1万5000円の利息だけを払ってください」と言われました。
この日は利息だけを支払い、また1週間後に返済しようと考えました「。
それから1週間後の返済日当日、9時過ぎに業者へ連絡を入れましたが、何度連絡しても話中になってしまい繋がりません。
11時ころにようやく相手が電話に出ましたが、「約束の時間内に連絡が無かったので完済はできません」と言われました。
その1週間後も同じように連絡を試みたのですが、前と同じように電話が繋がらず、再び利息だけを支払いました。この頃になって、本当に完済できるのかと心配になり、翌週電話が繋がったタイミングで業者に問いただしたところ、相手は逆ギレし、「約束を守らなかったのはお前の方だ。言うとおりに支払いをしないと職場に嫌がらせをする」と言った脅しを受けました。
こうして読めばお分かりだと思いますが、そもそもにして闇金は相手に「事前連絡をする」という約束を守らせるつもりはありません。
完済させないための理由はなんでもいい
何度も利息を払わせるためにわざと電話に出ないのは序の口で、「電話の時間が遅かったので完済の枠がいっぱいになった」とか、別の名前を名乗って電話に出ておいて後でで「担当宛に電話をもらえなかったので事前連絡にはならない」と言われたケースもあります。
どの場合も被害者の方に非があるかのように話をしてくるのが特徴といえます。
払い続けても請求が終わることはない
こうなってしまうと、そのまま放置しておいてどうにかなるような状況ではありません。
相手の言うとおり払い続けても、当然ながらいつまで経っても利息の請求は終わりません。
前述のとおり完済させない理由は何でもいいわけですから、めちゃくちゃな理由を付けて完済扱いにはしてもらえないのです。
かといって相手に苦情を言っても逆ギレされるだけですし、支払いせずに無視していると勤務先や緊急連絡先にも激しい取立てをされる可能性が高いです。
Bさんのケース:いつになったらお金が借りれるの?
続いてのケースをご紹介します。
Bさんは、web上で見つけたある金融業者に対して融資を申し込みました。当初は30万の融資を受ける予定であり、業者の話では「すぐにでも融資可能」とのことでした。
しかし初めての取引ということで「返済実績を作ってほしい」と頼まれ、さらに考える間もなく「さきほど1万円を融資したので1週間後に3万円を返済するように」と言われ承諾してしまいました。
早速、通帳を確認したところ実際には事務手数料を差し引いた5000円が振り込まれていました。
完済して振込を待ったが・・・
1週間後に言われたとおり口座に振り込みを完了させて30万の融資が実行されるのを心待ちにしていたのですが、業者から思わぬクレームを受けてしまいます。「振込人の名前の前に顧客番号が入っていない」というのです。
そんな話は聞いた覚えはありませんでしたが、「確かに説明した。そのせいで融資ができないので完済扱いにできない。振り込みをやり直してほしい」と言われればその通りにするしかありません。
この方はその日のうちにもう一度、顧客番号「Y(ワイ)01(ゼロイチ)」を名前の前に付けて振込みしました。ちなみに最初に振り込んだ3万円については、融資実行時に融資額30万に上乗せして返金するという話でした。
2回目の振り込みのためのお金を用意するのは大変でしたが、とにかくこれが終われば30万借りられるのだからと何とかお金を用意したそうです。しかし、それでも30万の融資は実行されませんでした。
いつになっても融資が受けられない!
振り込みが終わった翌日に連絡がきて今度こそ融資実行の件かと思ったのですが、その期待はまたもや裏切られてしまいます。
「顧客番号はI(アイ)08(ゼロハチ)ですよ」 相談者の方は耳を疑いました。 あれだけ何度も確認をしたのだから間違いはないはずだと思っていたからです。 そして、この時点でやっとおかしいなと思い始めました。
理不尽なキャンセル料の請求
もうこのままでは完済できない、業者とは縁を切ったほうがいいのではないかと思いました。
業者は当初いつでも返金に応じると話していましたので、できるだけきっぱりとした声で「もう融資は必要なくなったのでこれまで払ったお金を返してほしい」と伝えました。
その途端、業者はいきなり「あんたが言うとおりにしないから融資ができないんだろう!あんたの都合でキャンセルするなら迷惑料として10万払えよ」などと怒鳴りつけてきたのです。
この方はすっかり怖くなってしまい、それからは支払日が来るたびに業者の指定する口座に振り込みを続ける日々でした。
当事務所に相談にこられたのは最初の振り込みから3ヶ月以上も経ってからです。
悪質性の強い「完済できない」業者
約束を反故にして何度も振り込みをさせるのは完済できない業者の一形態です。数ある詐欺業者・ヤミ金業者の中でも悪質性が強い手口いえます。このような業者と関わってしまった場合、下記のようになることはありませんのでご注意ください。
- 業者の言うとおり実績を積んで、最終的に融資を受けることができた
- 融資申込をキャンセルしたところ、これまで支払ったお金の返金に応じてもらえた
- 何度か振り込みを続けると、業者からもう払わなくていいよと解放された
完済できない悪質業者と取引中の方は、上記のようになることを期待してお金を払い続けることもあるでしょう。
しかし、このような結果になることは決してありません。こうした悪質業者は、「事前連絡がなかった」「顧客番号が間違っている」などと難癖をつけて実績融資の取引を終わりにさせなかったり、職場に嫌がらせをするなどと被害者を脅して振り込みを続けさせようとします。
こうした業者への支払いをするために親兄弟や会社の同僚にまで借金をしてしまったという被害相談も珍しくはありません。当たり前ですが、闇金に期待するだけムダです。
被害額が膨れ上がる前に解決に向けて動くべきです。 支払いを続けていればいつか終わりになるという話ではありませんし、お金を無駄に吸い取られるだけです。
できるだけ早く専門家にご相談いただくことをお勧めします。完済できない悪質業者の対応は当事務所にお任せください。
ブログ完済させてくれない闇金手口の被害例と対処法でも記事にしていますのでご覧ください。