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ヤミ金問題解決後も大切!家計見直しで再発防止した事例|闇金情報ブログ
投稿日:2026.02.13
最新更新日:2026.02.19
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ヤミ金問題解決後も大切!家計見直しで再発防止した事例
目次
会社員のAさんは、仕事や家庭の事情からストレスを抱え、パチンコに通うようになり、最終的には闇金まで利用するようになってしまいました。
一体どのような経緯で、闇金と取引をしてしまったのでしょうか。

パチンコは、もともと気分転換のつもりで始めたものでしたが、負けが続くうちに支出が増えてしまい、次第に生活費にも影響が出るようになってしまったそうです。
奥様に相談できなかったAさんは、「来月の給料で何とかなるだろう」と考えて消費者金融から借入れたお金を奥様に生活費として渡すようになっていきました。
しかし状況は改善せず、返済が難しくなったAさんはSNS上で見つけた闇金業者からお金を借りることになってしまいます。
法外な利息を請求し、返済が滞ると激しい取り立てを行うのが闇金です。
Aさんは返済資金を確保するため、さらに別の業者からも借入れを重ねることになり、気づけば複数の業者から返済を求められる状況に陥っていました。
どうしても返済ができなくなったAさんは、インターネットで当事務所を見つけ、ご依頼されました。
当事務所では複数の業者と交渉した結果、Aさんは大きなトラブルに発展することなく闇金と縁を切ることができました。
しかし、闇金問題自体が解決しても、根本的な原因が解消されなければ、同じトラブルを繰り返すおそれがあります。
Aさんの場合、パチンコによる支出と家計管理の問題が重なっていたことが、闇金を利用するに至った大きな要因でした。
そのため、Aさんが二度と同じ状況に陥らないためには、家計の見直しが不可欠だったのです。
闇金問題だけではない! 家計が回らなくなる2つの典型的な要因
家計が回らなくなったことをきっかけとして多重債務に陥ってしまったり、闇金を利用してしまったという人は少なくありません。
会社員のAさんの場合、家計収支に問題が生じる要因として、具体的には次のような事情が考えられました。
(1)ギャンブルがやめられない
パチンコや競馬・競輪・競艇などのギャンブルは多重債務の大きな要因の一つとなり得ます。
もちろん、お小遣いの範囲で楽しむ分には問題ありません。生活費が賄える範囲で遊ぶ程度なら家計に影響が出ることもないからです。
ですが、その範囲を超えてしまうと家計収支が破綻する恐れも生じてしまいます。具体的には、家賃の支払いができないほどパチンコで遊んだり、競馬がやめられなくなって生活費に不足が生じてしまうなどです。
こうして家計に影響が出るほどギャンブルがやめられなくなれば、生活費の不足を補うために借入れに頼るようになり雪だるま式に借金が増えてしまいかねません。
「ギャンブルがやめられない」というご状況は多重債務の大きな原因となり得ますから注意が必要なのです。
(2)夫婦間で家計収支の相談ができない
一般に、夫(又は妻)が就業者で妻(又は夫)が非就業者の世帯が専業主婦世帯と呼ばれますが、こうした専業主婦世帯では、非就業者である妻(又は夫)が家計の管理を任されることがほとんどだと思います。
たとえば、会社員として働く夫(又は妻)の口座に振り込まれた給料を妻(又は夫)が管理して生活費などを賄い、外で働く夫(又は妻)は家計の管理にノータッチ、というような具合です。
もちろん、こうした家庭であっても、夫婦間でコミュニケーションがとれていれば問題ありません。仮に家計収支に問題が生じても、夫婦間で話し合いをすることで家計収支の改善を図ることができるからです。
しかし、家計を管理する専業主婦の妻(又は夫)が外で働く夫(又は妻)に相談できない家庭ではそうはいきません。専業主婦の妻(又は夫)が家計収支の問題を一人で抱え込んでしまうことになる結果、家計を改善する機会を得られないまま、さらに家計が苦しくなってしまうという悪循環に陥る危険があるからです。
「夫婦仲が悪いから」「家計管理ができていないことを怒られてしまうのが怖い」あるいは「家計を管理できないと思われるのが恥ずかしい」などの理由で夫(又は妻)に相談できない家庭では、生活費の不足を補うために雪だるま式に借入れが増大してしまう可能性があります。
こうしたコミュニケーション不足は、多重債務の原因となり得ますので注意が必要でしょう。

家計を立て直すための具体的な対処法
では、上記のような事情から家計収支で問題が生じた会社員のAさんのようなケースでは、具体的にどのようなことに気を付ければ良かったのでしょうか。
(1)ギャンブルなどの依存症が原因の場合は専門の相談機関を利用する
ギャンブルやアルコール、薬物その他の依存症が原因で家計収支に問題が生じている場合には、専門家の助言や指導、治療などが必要です。
依存症は治療を要する病気なので、その疾患に適切に対処しなければ根本的な解決にはならないからです。
具体的な相談先としては、消費者庁が案内している次の機関などの利用が望まれます。
●依存症対策全国センター
●ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ|消費者庁
「やめたいけどやめられない」という状況にある場合には、積極的に利用することを検討すべきでしょう。
(2)夫婦間で家計状況についてよく話し合う
夫婦間で家計収支の共有ができていないことが原因で生活が回らなくなっている場合には、何よりもまず夫婦間で家計の状況を話し合うことをお勧めします。
「家計管理を任されているのは私だから」とか、「夫(又は妻)に相談したら怒られるので借金のことは怖くて話せない」と、その悩みを一人で抱え込む人がいるかもしれません。
しかし、生活費の不足は家計を任されている妻(又は夫)一人の問題ではなく、家庭全体の問題です。
家計収支が回らなくなった責任の一端は、家計を妻(又は夫)に任せきりにしてきた夫(又は妻)の側にもあるのですから、夫婦間でしっかり話し合うことが何より必要でしょう。
また、「怖くて話せない」という不安がある場合であっても、正直に打ち明けた結果「家計を任せきりにしていた自分が悪かった」と逆に謝られたという話もよく聞きます。
不安に思う気持ちも理解できますが意外と怒られたりしないものだと思いますので、DV(ドメスティックバイオレンス)など暴力を受ける危険があるなど特段の事情がない限り、正直に打ち明けてみてはいかがでしょうか。
なお、DVの不安がある場合には、次のような相談先の利用を検討することも必要でしょう。
●配偶者暴力相談支援センター
●DV相談プラス
●政府広報オンライン
家計収支の見直しが闇金被害・多重債務の再発防止につながる
このように、ギャンブルや夫婦間のコミュニケーション不足をきっかけに、多重債務に陥ったり闇金を利用してしまうケースは少なくありません。
借金や闇金トラブルそのものを解決することはもちろん重要ですが、それだけでは根本的な解決にはならない場合もあります。
実際、家計収支の根本的な問題を放置したままでは、たとえ闇金の事件処理や債務整理を司法書士や弁護士に依頼して一時的に問題が解決したとしても、生活費の不足から再び借入れを繰り返してしまうおそれがあります。
今回ご紹介したAさんのケースでも、当事務所から前述のような点についてお伝えしたところ、勇気を出して奥様にパチンコにお金を使いすぎていたことなどを打ち明けられたそうです。Aさんが心配されていたこととは裏腹に、奥様は怒るどころか積極的に家計の見直しに協力してくださったとのことでした。
その後、ご夫婦で家計の見直しを行い、Aさん自身もパチンコなどの遊興費を制限されるなど、根本的な問題に向き合われました。現在は安定した生活を送られており、「あのとき相談して本当によかった」とおっしゃっていただいています。
闇金や多重債務の問題は、表面的には借金の問題に見えますが、その背景には家計管理や生活状況といった要因が大きく関係していることが少なくありません。
そのため、闇金や多重債務でお悩みの場合には、できるだけ早い段階で司法書士や弁護士に相談するとともに、家計の状況についても見直していくことが重要であるといえるでしょう。
司法書士法人しもひがし法務事務所では、闇金被害についての取扱いのほか、一般債権者に対する債務についての債務整理の手続きにも対応しております。お気軽にご相談ください。
※この事例は、個人の特定を防ぐため、実際にあったご相談の内容に一部変更を加えています。

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