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押し貸しでお金を勝手に振り込まれ、完済もできない…闇金被害が解決するまでの実話|闇金被害の解決事例

投稿日:2025.08.05

闇金被害

090金融

ご依頼者:埼玉県在住Aさんの闇金被害

借入件数1社

押し貸しでお金を勝手に振り込まれ、完済もできない…闇金被害が解決するまでの実話

自己破産歴のある男性が押し貸し闇金被害を受けた経緯

パチンコ・スロット店のイメージ

埼玉県在住のAさん(40代・男性)は、県内の工場で勤務するごく普通の会社員です。

過去にはギャンブルによる多重債務で自己破産を経験し、現在は消費者金融などの正規ルートからの借り入れはできない状態でした。

 

しかし、ギャンブル依存を断ち切ることができず、給料日になるとパチンコや競馬につぎ込み、生活費が足りなくなる。そんな生活が続いていました。

ある月の給料日直後、手元にほとんどお金が残らなかったAさんは、生活費を工面するためネット検索をしていた際に、「個人融資掲示板」と呼ばれる匿名のやり取りが行われるサイトを見つけました。

 

 そこでは、「審査不要」「即日融資」「柔軟対応」といった文言が並び、経済的に困窮する人たちに対して、お金の貸し借りに関する書き込みが数多く投稿されていました。

Aさんはこの掲示板で、ある個人業者から3万円を借りることに。

幸い、その業者は給料日に合わせた一括返済の取り決めで、利息もそれほど高くなかったため、なんとか返済を済ませることができたそうです。

 

ところがこの「掲示板からの申し込み」をきっかけに、
Aさんのスマートフォンには次々と知らない番号からSMS(ショートメール)が届くようになります。

内容はどれも「高額融資可能」「即日振込」「在籍確認なし」などといった、魅力的な融資をうたう文面でした。

はじめは無視していたAさんでしたが、そのうちの1件
「30万円即日融資、ブラックOK」というメッセージに惹かれ、記載されていた電話番号に連絡を入れてしまいました。

 

電話に出た男性は、意外にも落ち着いた声色で、
話し方も丁寧だったため、Aさんは警戒心を緩めてしまいます。

電話の中では、収入や勤務先、雇用形態、緊急連絡先などを細かく質問され、
さらに「審査に必要」として銀行口座の情報まで求められました。

Aさんは、今後の融資に期待しつつ、すべての情報を正直に伝えてしまいました。
それが、「押貸し被害」のはじまりでした。

押し貸しで勝手に振込まれ高額返済を要求、完済ブロックされた被害者の相談体験談

電話を切ってからわずか10分後、先ほどの業者からAさんの携帯に再び着信がありました。

 

「審査の結果ですが、あなたは自己破産歴があるためブラックリストに載っています。このままでは大口の融資はできません。ただし、返済実績を作ってもらえれば対応可能です。実は、すでにあなたの口座に7,000円を振り込んでいます。これは実績を作ってもらうための仮の融資です。10日後に25,000円を返済してもらえれば、本融資として30万円を用意できます」

そう説明されたAさんは、口座を確認すると確かに7,000円が振り込まれており、驚きと戸惑いを覚えました。

まだ借りるとは言ってないのに…という疑念はありましたが、すでに勤務先や緊急連絡先の情報を握られていたため、断ったら何をされるかわからないという不安から、業者の言いなりになるしかありませんでした。

このようにしてAさんは押し貸し被害にあってしまったのです。

 

業者からは、「返済当日の午前9時から11時の間に電話連絡をするように」と指示されていました。

Aさんは言われた通り、ATMの前から午前9時過ぎに電話をかけましたが、何度かけても電源が入っていないとのアナウンスが流れるだけ。

仕方なく時間をおいてかけ直し続けたところ、ようやくお昼過ぎになって相手が電話に出ました。

しかし、そこで告げられたのは、耳を疑うような内容でした。

 

「約束の時間に連絡がなかったので、今日は完済できません。延滞扱いです。代わりに今日は利息として15,000円を支払ってください。次回、10日後にあらためて25,000円を返済すれば完済です」

実際には、Aさんはきちんと指示された時間に連絡をしていたにもかかわらず、業者側が故意に電話をつながらない状態にしていたのです。

そして、このやりとりがその後も繰り返されることになります。 返済の約束を果たそうとするたびに、連絡がつかない。つながっても「今回は完済できない」と言われ、高額な利息だけを支払わされる。

 

この「完済させない手口」によって、Aさんは次第に追い詰められていきました。

困り果てたAさんは、ふと業者の電話番号をネット検索してみることに。すると、そこには押貸し闇金といった警告とともに、同じような被害にあった人の書き込みが多数ヒットしました。

 

さらにその検索結果の中で、闇金対応を専門にしている司法書士事務所のホームページがいくつか目に留まりました。すぐにいくつかの事務所に電話で相談してみたそうです。

当事務所にご連絡いただいた際に、依頼時のお支払い不要で費用の分割払いが可能であることや、解決までの期間の見通しや、10年以上にわたる対応実績があることなどを理由に当事務所にご依頼いただくこととなりました。

専門家が迅速かつ戦略的に対応し悪質な闇金被害を解決

闇金対応の資料のイメージ

Aさんからのご相談を受け、当事務所ではすぐに取引内容と業者の連絡先を確認。

調査の結果、その業者は過去にも押貸し被害で多数の相談実績がある、極めて悪質なヤミ金業者であることが判明しました。

この業者は「押し貸し」に加え「完済させない手口」を常習的に行っており、過去には被害者の自宅や勤務先、さらには近隣の飲食店などに対して、「寸借詐欺師 金返せ」などと書かれたFAXを無差別に送信し、嫌がらせを行うといった陰湿で違法性の高い取立て行為を繰り返していた事例も確認されています。

 

そのため、当事務所の司法書士は、通常の「受任通知を送って交渉開始」という対応に先駆けて、被害者が送金していた振込先の銀行口座を、事前通告なしで凍結要請しました。

このような対応を先行して行う理由は、通知後に口座凍結を行うのではなく、事前に口座を止めることで業者に預金を引き出す隙を与えず、経済的制裁を与える可能性を高めるためです。

 

そのうえで、当事務所から業者に対し、今後いかなる支払いにも応じないことと、依頼者本人やその関係者へ一切連絡を取らないこと、新たな返済先口座を本人に伝えた場合も即座に凍結要請を行うことといった強い警告を伝えました。

業者側は、凍結口座の状況をすでに把握している様子で、「わかりました」と一旦は和解に応じるような姿勢を見せましたが、当然のことながら、ヤミ金の言葉をそのまま信じることはできません。

 

やはり対応から1週間ほど経過したある日、Aさんの勤務先に電話がかかりはじめ、相手は「金を払わないなら何百回も鬼電する」などと脅迫してきました。

依頼者からの報告を受け、当事務所からも業者に対して連絡を試みましたが、一向に電話に出る気配はありません。

そこで、複数名のスタッフが協力して、1時間以上断続的に電話をかけ続けた結果、最終的に業者の携帯は電源が切られました。直後にAさんに確認を取ったところ、「取立ては止まっている」との報告がありました。

 

この時点で、次なる一手として、「携帯電話不正利用防止法」に基づく契約者確認の要請を警察に提出しました。 これは、闇金業者が利用している携帯番号について、通信事業者経由で契約者情報を警察に開示させる制度であり、最終的には業者の逮捕や回線の強制解約に至る可能性もある、強力な抑止手段となります。

 

実際に3週間後、該当する電話番号は通信が停止されており、業者が使用不可能となっていました。

Aさんに最終確認を取ったところ、対応から1週間後に嫌がらせ電話が入った以降は、一切の取立て行為がなくなり、完全な解決に至ったとのご報告をいただきました。

このように、どれほど悪質な闇金業者であっても、専門家が正しい手段で対応することで、被害を短期間で終わらせることが可能です。

司法書士のコメント

解決のイメージ

当事務所では、過去10年以上にわたり闇金対応を専門的に行ってきた実績があり、全国の数多くの悪質業者に対して解決を導いてきました。 闇金対応は単なる交渉ではなく、情報戦でもあります。

そのため、「どれだけ業者の情報や過去の対応データを保有しているか」によって、取立ての有無や長さは大きく変わってくると考えています。

 

今回ご紹介したケースでは、ご相談時点で業者の電話番号・振込先口座の情報があり、過去の対応実績から特に悪質な業者であることが判明していました。

そこで、通常の和解交渉に入る前に、業者の資金源を断つ目的で銀行口座の凍結を行い、交渉を優位に進める対策をとりました。

さらに、取立てを再開してきたタイミングでは、相手の道具である携帯電話回線の追跡・停止などを通じて、実質的なダメージを与え、最終的には取立てを止めることに成功しました。

このように、ただ話し合いをするだけでは止まらない悪質業者も、正確な情報と適切な手段があれば早期に解決が可能です。

 

当事務所では、他の事務所で「対応不可」と言われたような複雑なケースや、悪質な取立てが続いている事案にも積極的に対応しています。

また、ご相談は完全無料です。

ヤミ金業者は、いわば「脅しのプロフェッショナル」です。返済が少しでも遅れるようなことがあると、恐怖心を与えるために恫喝したり、執拗に勤務先や緊急連絡先に繰り返し電話をかけつづけるなど、債務者を精神的に追い詰めてきます。

 

このような取立てをされると、業者の言いなりになってしまい、正常な判断ができなくなってしまうこともあるでしょう。今取引している相手がどのような闇金なのか知りたい方や、すでに被害を受けている方は、どうか一人で悩まずに、ぜひ一度ご相談ください。

 

まずは、闇金対応に特化した司法書士・弁護士へ相談することが、解決への第一歩です。専門家を選ぶ際の注意点などについて過去当事務所でブログ記事を掲載していますので、リンクをご参照ください。