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100万円当選は詐欺だった|闇金トラブルを専門家が穏便に解決|闇金被害の解決事例

投稿日:2025.08.01

闇金被害

LINE闇金

ご依頼者:福島県在住 30代男性

借入件数2社

100万円当選は詐欺だった|闇金トラブルを専門家が穏便に解決

高額当選メール詐欺に注意|一瞬の喜びが招いた落とし穴

詐欺メール

 

Yさんが詐欺に遭ったきっかけはある日突然届いた1通のメールでした。

実際に届いたメールのタイトルは次のようなものです。

『ハズレなし‼あなたも賞金100万円をゲットしよう!【特大ビッグ宝くじ】開催のお知らせ※完全無・料※』

思わず信じてしまうような文言が目に飛び込んできます。

 

こうした「当選メール」による詐欺は、Yさんのように金銭的に切羽詰まった人の心理につけ込む巧妙な手口です。では、具体的にどのような仕組みで騙そうとしているのでしょうか。

 

メールに記載されたURLをクリックすると自動的に抽選画面となり、その場で結果ページが表示されます。当選と表示されると、今度は当選金を受け取るための振込先口座を入力する画面に切り替わり、そのまま手続きへと誘導されます。

 

Yさんのお給料は決して低いわけではなく、贅沢をしなければ生活を回していくことは充分可能な収入です。しかし、普段からお友達との食事が楽しみで、交際費がかさみがちだったYさんは、たびたび必要な支払いが滞ることがありました。そのときも携帯代が払えず、このままでは携帯が止まってしまうと焦っていた矢先に、このメールが届いたのです。

 

「さすがに100万円は無理かもしれないけど、少しくらいなら当たるかも…」

「当選すれば携帯代を支払えるかもしれない」

 

小さな希望と焦りが入り混じるなか、Yさんは半信半疑で抽選に参加してしまいました。『10万円当選しました』という表示が出た瞬間、Yさんは「本当に当たったのか!?」と驚き、思わず声を漏らしてしまったそうです。思いがけない通知に、Yさんは大喜び。すぐに手続きを進めました。

 

表示されたサイトには、氏名・住所・電話番号・銀行口座情報・クレジットカード情報・パスワードや暗証番号などの入力フォームがありました。すべての入力を終えた後、「当選金の振込には手数料が必要です」というメッセージが届いたのです。

 

そういうものなのかな、と半信半疑のYさんでしたが、どうしても10万円を受け取りたいという気持ちに勝てず、言われたように指定された口座に手数料として2万円を振り込んだのでした。

 

これで約束の10万円が振り込まれる――。

そう信じて、Yさんはスマートフォンを何度も確認しながら、相手からの連絡を今か今かと心待ちにしていました。

しかし、しばらくして届いたのは、思いがけない一言でした。

 

「振込が確認できないので、もう一度やり直してください。」

 

一瞬、何かの間違いかと思いました。確かに振り込んだはずなのに。

でも、「もう一度振り込めば今度こそ10万円が手に入るはず」――そんな期待が、疑いの気持ちに勝ってしまいました。

不安を抱えながらも、Yさんは再び指示された口座に2万円を振り込んでしまったのです。

騙される心理とは――心理用語:サンクコストバイアスについて

 

Yさんのように「これまでの支払いが無駄になるのは嫌だ」「ここでやめたら損をするかもしれない」と感じてしまう心理は、『サンクコストバイアス』と呼ばれるものです。

 

「サンクコスト」とはすでに支払ってしまい、取り戻すことができない費用のことを指します。本来であれば、今後の判断に影響させるべきでないのですが、私たちはこの“失ったもの”にとらわれるあまり、「ここまで来たら最後までやらなきゃ」「損を取り返したい」といった思考に陥りやすくなります。

 

こうした心理は、詐欺やギャンブル、人間関係など、日常のさまざまな場面で見られます。たとえば、別れた方がいいと分かっていても恋人との関係を続けてしまったり、使わない物を捨てられなかったり、さらには、不採算のビジネスをやめられないといったケースもそれにあたります。

 

Yさんもまさにそのような心理状態にありました。「ここまで支払ったんだから、あと少しで10万円がもらえるかもしれない」――そう考えるうちに引き返すことができなくなっていきました。詐欺かもしれないと頭のどこかで気づいていながらも、すでに支払ったお金を無駄にしたくないという気持ちが強まり、冷静な判断ができなくなっていたようです。

 

結果として、何も受け取れていないにもかかわらず、Yさんはすでに4万円を失っていました。

「これで本当に10万円が振り込まれるのだろうか…

そんな不安を抱えつつも、Yさんはわずかな希望を捨てきれずに、相手からの連絡を待ち続けていました。

 

しかし、いくら待っても音沙汰はありません。

時間だけが過ぎていくなかで、Yさんの中にじわじわと焦りと後悔が募っていきました。

とうとうYさんはしびれを切らし、思い切って相手の電話番号にかけてみました。

ところが、聞こえてきたのは「電源が入っておりません」という冷たいアナウンスだけ。

何度かけ直しても同じで、とうとう相手とは完全に連絡が取れなくなってしまったのです。

「やっぱり騙されたのかもしれない……」

そう思い始めたYさんでしたが、まだどこかで「もしかしたら何かの手違いかもしれない」と希望を捨てきれずにいました。

現実を受け入れられないまま、Yさんは途方に暮れてスマホを見つめていたといいます。

 

同じ様な手口である『融資保証金詐欺』についても、当事務所のブログで詳しく解説しています。

詐欺の穴埋めのため闇金に……返済迫る中、気づいた“違和感”

フィッシング詐欺 イメージ画像

 

 

当選金がなかなか振り込まれないことに不安を覚えながらも、Yさんの中にはまだ「本当に詐欺なのか…?」という迷いが残っていました。

一方で、携帯代の支払いは迫っています。「このままだとスマホが止まるかも…」とYさんは焦っていました。とはいえ、家族や友人には頼りづらく、「まぁ、10万円が振り込まれれば何とかなるだろう」「当選金が入るまでの“つなぎ”になれば」と、闇金業者に申し込みをしてしまったのです。

 

 

「ちょっと借りるだけだし、すぐ返せば大丈夫」、それがYさんの正直な気持ちでした。

 

闇金との手続きは拍子抜けするほど簡単で、スマホを操作するだけでお金が振り込まれました。

「よし、これでしばらくはしのげる」と思ったのも束の間。待てど暮らせど、肝心の“当選金10万円”は一向に振り込まれません。

 

そのうち、闇金業者の返済日が近づき、Yさんの中で、ようやく焦りと疑念が現実味を帯び始めます。

「これ、ヤバいやつかもしれない…」

ようやく事の重大さに気づいたYさんは、藁にもすがる思いで、インターネットで解決策を探し始めました。

 

詐欺と闇金の二重トラブル|専門家への相談でスムーズに解決

問題解決 イメージ画像

 

そして、たどり着いたのが当事務所のホームページでした。

 

初回返済もままならない状況で、お電話をくださったYさん。

詐欺に遭ったショックと、闇金業者とのやりとりで疲弊されており、「司法書士に闇金整理を依頼するのは初めてで、どうしたらよいのか分からない」と戸惑ったご様子でした。

 

なかでもYさんが特に不安視されていたのは「職場に連絡が入るのではないか」という点です。

Yさんには

・これまでの実績から当事務所が介入した後、職場や緊急連絡先に連絡がいくことはなく、穏便に解決できる見通しであること

・当事務所はゼロ和解の方針でご依頼をお受けしているため、ご依頼後は業者へのお支払いは一切なくなること

・当事務所が交渉の一切を代行するため、ご本人が業者の対応をする必要はないこと

を丁寧に説明し、ご納得いただいたうえでご依頼をお受けしました。

 

電子契約にて正式にご依頼をいただいた後、当事務所から後払い業者へ受任通知を送付。

すぐに業者からは「手を引きます」との連絡が入り、その後は一切の連絡が途絶えました。

 

この対応により、Yさんは会社やご家族・ご友人に知られることなく、嫌がらせなどの被害を受けることもなく、トラブルを穏便に解決することができました。当初は「職場に電話がかかってくるのでは…」「LINEが止まらないのでは…」と不安でいっぱいだったYさんでしたが、何より安心できたのは、ご自身で何もする必要がなかったこと、実際に何の被害もなく問題が収束したことでした。

 

 

ご依頼いただいた対応が完了した旨をご報告したところ、Yさんは安堵されたご様子で、「まさかこんなに早く、しかも問題が表沙汰にならずに済むとは思いませんでした」とのお言葉をいただきました。

 

不意に受け取ったメールから始まり、詐欺によってお金を失い、そしてその穴を埋めようとして巻き込まれた闇金――

重なるトラブルに苦しんでいたYさんでしたが、ようやく安心と平穏を取り戻すことができました。

 

 

司法書士のコメント

今回Yさんが受け取ったメールは、いわゆる「フィッシング詐欺」と呼ばれる典型的な手口です。不特定多数の人に一斉送信され、受信者の個人情報や金銭をだまし取ることを目的としています。一度でも氏名や住所、口座情報、暗証番号などの個人情報を入力してしまうと、別の詐欺に悪用されたり、さらなる被害に発展したりする恐れがあります。くれぐれもご注意ください。

 

「当選金の振込には手数料が必要」などといった名目でお金を振り込ませる内容のメッセージは、すべて詐欺と考えて差し支えありません。

甘い言葉に惑わされず、うっかり振り込んでしまわないよう、普段から十分な警戒を心がけてください。

 

また、Yさんが今回借り入れされた闇金業者は、当事務所の対応実績では★2に分類されている悪質度が低めの業者でした。ただ、どのような業者であっても借り入れすると法外な利息を請求され、そのままにしておくと職場や緊急連絡先等に連絡されるといった被害につながる恐れがあります。

 

このような闇金業者には決して手を出さず、もし関わってしまった場合は、すぐに専門家にご相談ください。

早期の対応が、被害の拡大を防ぐカギとなります。

 

 

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