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警察を装った詐欺で逮捕の受け子は元々特殊詐欺の被害者だった…

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投稿日:2025.07.25

最新更新日:2025.08.08

ニュース・報道

警察を装った詐欺で逮捕の受け子は元々特殊詐欺の被害者だった…

警察を装った詐欺で逮捕の受け子は元々特殊詐欺の被害者だった…

特殊詐欺で1億円以上だまし取られた被害者が受け子に

この数か月間、警察官をかたる振り込め詐欺被害が相次いでいます。 🔗SNSで「逮捕状」「凍結捜査差押許可状」 警察を装った詐欺に注意

そして、その詐欺被害者がわずか1か月後に同様の振り込め詐欺に加担したとして逮捕されるという、驚くような事件が報じられています。ニュースの概要は以下のとおりです。

特殊詐欺 1億円以上だまし取られた被害者が「受け子」に

警察官をかたる手口でキャッシュカードをだまし取ったとして逮捕された名古屋市の73歳の容疑者が、同じ手口の特殊詐欺で1億円以上をだまし取られた被害者でもあったことが捜査関係者への取材で分かりました。容疑者は多額の被害にあったあと、詐欺グループから「受け子」になるよう勧誘されていた疑いがあり、警察が詳しい経緯を調べています。

警察によりますと、名古屋市南区の無職の容疑者(73)は6月、警察官を名乗り「あなたの口座が犯罪に使われている」などとうそを言って、愛知県春日井市の88歳の女性からキャッシュカード2枚をだまし取った疑いで23日、逮捕されました。

容疑者はほかの人物から指示を受け、キャッシュカードを受け取る「受け子」だったとみられていますが、この容疑者がことし5月に警察官をかたる同じ手口の特殊詐欺で合わせて1億円以上をだまし取られた被害者でもあったことが捜査関係者への取材で分かりました。

容疑者は多額の被害にあったあと、「受け子」として複数の詐欺事件に関わっていたとみられています。

金をだまし取った詐欺グループから「受け子」になるよう勧誘されて繰り返し詐欺に加担させられていた疑いがあり、警察が詳しい経緯を調べています。

※出典:NHK NEWS WEB(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250724/k10014873151000.html) 2025/7/24 12:08配信より(一部改変)。

この事件で逮捕された容疑者は、自らが振り込め詐欺被害を受けた翌月には、同様の詐欺で受け子を行っていたようです。
こうした、元々は被害者でありながら、加害者として逮捕されるというのは、実はそれほど珍しいことではありません。

受け子など末端は逮捕されやすい

闇金業者特殊詐欺業者は、自らの客やターゲットに対して、アルバイト感覚で自分たちの犯罪の手助けをさせる、ということをよくやります。

典型的なのは詐欺の受け子や出し子、かけ子などの、いわば組織の末端で使い走りをさせるというものです。
詐欺や闇金などの犯罪で口座に振り込まれたお金を引き出したり、被害者から直接お金を受け取ったりするという役割をさせられるのですが、こうした末端の者は実際に逮捕されることがよくあります。
被害者と直接接触したり、最も近いところで動くわけなので、非常に足がつきやすく、捜査の手が伸びてきやすいのです。
しかも犯罪にはあまり慣れていない者がやるのであれば、逮捕されやすいのもある意味当然のことで、違法業者側も末端の人間が一定の確率で逮捕されてしまうかもしれないということを想定した上で人をあてがっています。いわばトカゲのしっぽなのです。

末端の者は、指示役など組織の上部のことをほとんど知らされていないことも多く、結局組織の中心にいる人物は全く足が掴めないという例もよくあります。
近年問題になっている闇バイトなどはまさにそのような構図になっていて、捕まるのは闇バイトに応募した人間だけで、その指示役にまではなかなか辿り着けないことが多いです。
匿名・流動型犯罪集団(トクリュウ)と呼ばれるように、末端の者は互いの素性を知らないということも多いので、ますます犯罪組織の中枢にまで辿り着くのは困難になってきています。

闇金問題でも被害者が逮捕されるケースが

闇金被害においても、こうした被害者が闇金の手助けをさせられるケースが多発しています。
後述のような口座譲渡が典型例ですが、それ以外にも、闇金の集客を手助けするために、LINEやXのアカウントを開設して営業活動をさせるというケースがあります。
また、取立てをする際、たまたま近隣に他のお客さんがいる場合に、その者にアルバイト感覚で別のお客さんの自宅に訪問させたりするケースもあります。酷い時には、玄関にチラシを貼る、ビラを撒く、落書きをするなどの嫌がらせをさせることもあります。

こうした行為に加担してしまうと、闇金の手先として犯罪を行ったとして厳しい処罰を受ける恐れがあります。たとえ闇金に脅されてやったことだと言ったところで、その闇金が逮捕されることは珍しいですし、実際に被害を発生させた事実には変わりありません。

口座譲渡で被害者の逮捕が多発

このように被害者でありながら逮捕されるケースは、闇金への銀行口座や携帯電話の譲渡でも起こります。
闇金に返済が出来ないとき、その代わりとして銀行口座や携帯電話を譲渡するように要求されることがよくあります。
返済ができず、取立ての危険が目の前に迫っているという状況で、やむなく口座を送ってしまったりする方もいるでしょう。
しかし、違法業者に口座を譲渡することは犯罪になります。

これによって逮捕されてしまい、処罰されるケースが後を絶ちません。
この場合も闇金被害者でありながら逮捕されてしまうという状況が発生します。

違法業者との取引が長く続いてしまい、関係が深くなってしまう前に縁を切らなければ、次第に犯罪行為に加担させられるリスクも高くなります。
こういった場合にトラブルを一人で抱え込もうとせず、ご家族や友人など身近な人に相談をすることが大事です。また、弁護士や司法書士、警察などに相談をするというのもとても有用です。

一人で悩まず、まずは誰かに相談を

末端で犯罪行為を行うのは、本件の容疑者のようについこの前まで普通に社会生活を送っていた一般人ということも多いです。
被害者でありながら犯罪者として逮捕されると、その後は本当に悲惨な状況が待ち受けています。

こうした状況に陥ってしまう前に、違法業者との関係を断つ必要があります。
そのために、まずは誰かに相談する、というのがとても有用です。周囲の家族や友人に相談してみることが大事です。

身近な人に相談しづらい場合は、警察や弁護士、司法書士などの専門家に相談するというの手段もあります。
特殊詐欺や闇金被害は一人で抱え込まず、まずは相談してみましょう。