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七福神に対して集団提訴がなされました|闇金情報ブログ

投稿日:2020.05.14

最新更新日:2020.06.01

ニュース・報道

七福神に対して集団提訴がなされました

5月13日付で給料ファクタリング業者「七福神」に対して集団提訴がなされています。
契約無効と業者を提訴 給料債権を譲渡、後日高額買い戻し 将来分の給料を債権として買い取る形で金銭を渡す「給料ファクタリング」は貸金業法違反で契約は無効だとして、東京都や神奈川県の会社員ら男女九人が十三日、「七福神」の名前で営業する会社(新宿区)を相手取り、計約四百三十六万円の返還を求めて東京地裁に提訴した。原告代理人の弁護士によると、給料ファクタリングの被害を巡る提訴は全国初という。(井上真典、木原育子)(以下略) 東京新聞 2020年5月14日 朝刊 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051402000126.html
現状,七福神を始めとした給料ファクタリング業者は,利用者との契約は給料債権の売買であり貸金にはあたらないから過払金は生じないとの主張を繰り返しており,任意での金銭の支払いには応じません。 既に金融庁による見解や地裁判決では給料ファクタリングの契約スキームは貸金にあたるとの判断はなされていますが,過払金の返還を命じる判断はなされていません。 今後この訴訟の結果によっては,全国の被害者が給料ファクタリング業者に対して過払金の返還請求ができるようになる可能性があります。 また,返還請求が認められるとして,その額は元金と既払金の差額なのか,それともヤミ金融に対するのと同様,既払金全額となるのかの判断にも注目したいところです。