【詐欺事件】”闇金に軟禁されている”と嘘をついてお金をだまし取り逮捕

|闇金情報ブログ

YAMIKIN INFORMATION BLOG

闇金情報ブログ

投稿日:2024.02.22

最新更新日:2024.07.18

ニュース・報道

【詐欺事件】”闇金に軟禁されている”と嘘をついてお金をだまし取り逮捕

<p>【詐欺事件】”闇金に軟禁されている”と嘘をついてお金をだまし取り逮捕</p>

北海道で「知人の保証人になり闇金に軟禁されている」などと嘘をついて知人からお金をだまし取った容疑で逮捕者が出たことが報じられました。 報道の内容を以下に要約します。

「ヤミ金に軟禁された。金を貸して」と言いながら…自ら926万受け取りに行き“御用” 帯広市 ・2024年2月21日、詐欺の疑いで住所不定無職の容疑者(45)が帯広警察署により逮捕された。 ・帯広市の知人男性(61)に対し、「元同僚がヤミ金に借金した際に保証人となり軟禁されている。金を貸して欲しい。」などと嘘のメッセージを送信し、昨年3月頃、男性の自宅にて現金926万円をだまし取った疑いが持たれている。容疑者は、軟禁されている設定にも関わらず、自ら男性の自宅に金を受け取りに行っていた。 ・容疑者は容疑を認めた上で「遊ぶ金が欲しさに詐欺をしました」と容疑を認めているとのこと。 ・また、容疑者は、2023年6月にも同じ男性に対し、架空の女性になりすまして現金11万8000円をだまし取った疑いで、今月逮捕されていた。警察は、同じ男性から更に1000万円ほどをだまし取った余罪もあると見て追及する方針。

ソース:STV札幌テレビウェブサイト|2024/2/21 20:35配信より要約

闇金被害者への同情を悪用した卑劣な詐欺行為

容疑者は闇金からお金を借りた知人の保証人になっているなどと嘘をついて、被害者からお金をだまし取ったもようです。

一般的に闇金にお金を借り、返済ができなくなった場合は、その借主や保証人と呼ばれる方々は闇金業者からの厳しい取立てに悩まされることになります。

多くの闇金業者はLINE闇金や090金融と呼ばれるような、実際に姿を見せること無く営業している業者が多いため、この容疑者の言うように被害者や関係者が闇金に軟禁されるといった状況になるケースは稀です。

しかし、一部には対面にて取引を行う闇金もいて、そういった業者の中でも悪質性の強いところは実際に被害者を軟禁状態にしたり、自宅に押し掛けて脅迫するといった乱暴な行動に出るケースもあります。

闇金はお金を搾り取れるのであれば、取立てをする相手は借りた本人でなくても構わないので、周囲の人々からお金を搾り取ろうとすることがよくあります。したがって、いわゆる保証人に対しても平然と取立てを行いますし、場合によっては借りた本人よりも激しい追い込みをかけることもあります。

闇金にお金を借りると、周りの人も厳しい取立てに遭ってしまう、という話をよく聞くと思いますが、これについては残念ながら紛れもない事実です。 こうした話も踏まえると、上記の容疑者のついた嘘にもある程度信憑性があると言えます(前述のように実際に軟禁されるケースは極めて稀ではありますが)。

一般的にこういった話を聞くと恐ろしいと感じる方が多いと思いますし、知り合いからこのような相談を受けると、なんとかお金を工面してあげたいと思うのもうなずけます。 このような人の情を逆手にとってお金をだまし取るのは、本当に許せないことですし、実際に闇金の取立てを受けている被害者の方々にとっても実に不謹慎な話です。

余罪を含めしっかりと追及がなされ、被害者に対しても十分な補償がなされることを期待したいです。

<!--

闇金の保証人とは?

なお、本事件に関連して、「闇金の保証人」ということに関して少し触れたいと思います。

一般的に他人の借金の保証人になるにあたっては、貸主である債権者と保証人自身との間で、書面によって保証契約を締結しなければなりません(民法446条2項,3項)。

闇金業者の多くは書面を一切取り交わさない場合が多いため、保証契約が書面でなされることもほぼありません。

また、闇金の場合は、保証人が知らない間に保証人にされている場合が多いですが、上記のような保証契約が保証人と債権者との間で結ばれるという構造上、知らないうちに保証人にされていたなどというのは普通ありえません。

したがって「闇金の保証人」になっているというのは言葉の便宜上であり、法律上での「保証人」ではありません。

正しく言うならば、本人とは別の取立て先というものであり、こうして関係者を巻き込むことで返済が滞った本人に強い圧力をかけるために利用されたり、本人以外の返済能力のある関係者から恐喝するための標的という意味合いに他ならないのです。そういう意味では、保証人ではなく、人質といった方がいいかもしれません。

闇金業者の中には、正規業者のふりをして関係者に連絡し、「あなたは誰々の保証人になっている。本人はお金を払わないし、保証人のあなたが代わりに払わなければあなたに対しても裁判を起こす」などと脅してくることがあります。 しかし上記のとおり、ご自身が保証契約を書面にて締結した覚えがなければ、保証契約は通常成立していません。したがって、あなたが代わりに返済をする義務はありません。 そもそも闇金には返済する必要はないことから、それを支払っても何の意味もありませんし、闇金が裁判を起こすことも通常はあり得ません。

また、民法には以下のような規定があります。

・第452条 債権者が保証人に債務の履行を請求したときは、保証人は、まず主たる債務者に催告をすべき旨を請求することができる。ただし、主たる債務者が破産手続開始の決定を受けたとき、又はその行方が知れないときは、この限りでない。 ・第453条 債権者が前条の規定に従い主たる債務者に催告をした後であっても、保証人が主たる債務者に弁済をする資力があり、かつ、執行が容易であることを証明したときは、債権者は、まず主たる債務者の財産について執行をしなければならない。

これらは催告の抗弁、検索の抗弁と呼ばれますが、要するに、主たる債務者(借りた本人)をすっ飛ばしていきなり保証人に返済を要求してきた場合は、まず借りた本人に請求してくれ、と言うことができます。また、この催告をした後であっても、借りた本人に返済をする資力があり、実際に借りた本人の財産を差し押える等によりそこから回収を図ることが容易であることを証明すれば、まず本人の財産を差し押さえるようにしてくれ、という権利があります。 なお、これらの催告・検索の抗弁が無くなってしまうのが連帯保証と呼ばれるもので(民法454条)、連帯保証人は借りた本人同様に債権者から真っ先に請求される可能性があります。 当然のことながら闇金にはそのような決まりは関係なく、ただお金を払わせられそうなところに追い込みをかけてお金を払わせるというスタンスです。 闇金に緊急連絡先を要求された場合でも、他人の連絡先などは絶対に教えてはいけません。 大切なご家族や友人、職場の方々をも巻き込んだ深刻な取立て被害を受ける恐れがあるので、絶対にやめましょう。 --!>

⼈気記事

カテゴリ

投稿年

テーマ