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都内の韓国籍の男ら6人を闇金容疑で再逮捕 年利2万%超も
|闇金情報ブログ投稿日:2024.11.28
最新更新日:2024.11.28
ニュース・報道
都内の韓国籍の男ら6人を闇金容疑で再逮捕 年利2万%超も
闇金を営んだとして、都内の韓国籍の男らが再逮捕されたことが報道されました。ニュース記事を引用します。
逮捕記事の概要
ヤミ金6人超高金利で貸し付けか 出資法違反疑いで再逮捕
韓国籍の男など6人が貸金業者としての登録を受けずに複数の男女に金を貸していたとして逮捕された事件で、警察は、この6人が上限を大幅に超える違法な金利で貸し付けを繰り返していたとして再逮捕しました。
引用元:NHK 山形 NEWS WEB(https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20241127/6020022518.html)2024/11/27 17:08配信
再逮捕されたのは、都内に住む韓国籍の自称アルバイト、宗重勇人こと李勇静(リ・ヨンジョン)容疑者(41)ら6人です。
6人は去年11月からことし2月にかけて、東京などに住む男女に法律で定められた上限のおよそ10倍から190倍の利息で貸し付けを繰り返し違法な利益を得ていたとして出資法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、1日当たりの利息が56%を超える貸し付けもあったということです。
調べに対し、6人は容疑を認めているということです。
事件をめぐって、6人は貸金業者として登録を受けていないにもかかわらず、同じ男女に複数回にわたってあわせて35万円ほどを貸していたとして、貸金業法の無登録営業の疑いで今月逮捕され27日起訴されています。
警察は、去年、庄内地方の20代の男性から「ヤミ金融からお金を借りた」という相談が寄せられ、都内の事務所などを捜索していました。
警察は、6人が不特定多数の人に「審査不要」「即日融資」などとショートメッセージを送り、ことし2月までの1年間で、のべ5000人にあわせて5000万円ほどを貸し付け、およそ1億2000万円の利益を上げていたとみて詳しく調べています。
年利2万%超の利息の要求もあったもよう
記事によると、今回逮捕された闇金は、ショートメールでの勧誘を行う、いわゆる090金融とよばれる典型的な闇金業者のようです。
申込みサイトなどで入手した顧客リストをもとにしているのでしょうが、不特定多数の人に「審査不要」「即日融資」などとショートメッセージを送って勧誘していたようです。
最近ではX(旧Twitter)などSNSを利用して営業する闇金が多数派になってきていて、本業者のようにショートメールで勧誘する業者よりも活発に活動している状況です。しかしいまだこういった090金融も依然としてたくさんいますし、XやLINEで申し込んだところ、融資案内のショートメールがたくさん届くようになったということもよくあります。
また、ショートメールからLINEやシグナル、テレグラムなどのアプリに誘導されることもよくあります。090金融もSNSの闇金も実態は全く変わるものではありません。
そして記事中にあるような、1日あたり56%を超える利息は、年利に換算するとなんと2万%を上回る著しい高金利です。
これはたったの2日間で倍返し以上の返済をしなければならない計算になります。
ちなみに、1万円を借りると1年後にはなんと2億円を超える金額の請求になりますから、明らかに異常な内容の取引です。
闇バイトへ加担させられ借りた方が逮捕されるリスクも
最近では闇バイトに関する問題が毎日と言っていいほど報道されていますが、闇金から借りた場合も闇バイトと無関係ではありません。
闇金はよく、返済が出来なければ利息を一度だけ免除してやるから、営業を手伝えなどと持ち掛けてくることがあります。
ショートメールでの営業や電話での融資勧誘などを手伝わせられたり、Xなどのアカウントを新規作成してネットでの勧誘をするように持ち掛けてくることがあります。
振り込め詐欺などと同じように、いわゆる受け子や出し子、架け子などをさせられることもあり、逮捕のリスクが最も高い役割を負わせられることが多いです。
最も危険と言えるのは、本ブログでも度々取り上げている、銀行口座の売買です。これも広い意味で闇バイトと言ってよいと思いますが、当事務所としては特に注意していただきたいことになります。
口座を闇金に譲渡したら、口座を要求してきた闇金だけでなく、口座を渡した顧客側が逮捕されてしまうリスクがあります。また、今後二度と口座が持てなくなってしまうということにもなりかねず、その後の人生に非常に大きな影響を与えることになってしまいます。
たしかに今報道されている闇バイトでは、強盗や窃盗、傷害など一見大きなインパクトのあるものが報じられること多いですが、口座の譲渡についても場合によっては10年以下の懲役刑が設定されている詐欺罪に問われる可能性があります。
逮捕された場合、不起訴や執行猶予になる可能性はあるものの、事情によっては懲役刑が科せられることもあるわけですから、その影響は極めて深刻なのです。また、前述のように口座が二度と持てないことになる場合もあり、就職した際や保険金などの受取りの際、ローンを組んだりする際など、今後生きていくうえであらゆる場面にその弊害がつきまとうことになります。
いまだ闇金の被害は深刻 状況が悪化する前に対策を
今年も闇金逮捕のニュースがいくつも報じられました。貸した顧客が数千人といった大規模な被害をもたらしている業者もいくつもあり、依然として闇金の活動は活発に行われていて、多くの人々に深刻なダメージを与え続けている状況です。
返済ができずに、闇金の言いなりになって犯罪に加担させられるのは本当に理不尽なことなので、これだけは絶対に避けなければなりません。
こうした闇金と取引するリスクを十分に認識し、絶対に借りないことが最も重要であることは言うまでもありません。
しかし、止むにやまれぬ事情で借りることになってしまう方が一定数いらっしゃるのも現実です。多重債務を負った方への公的なサポートなどもいまだ十分とはいえず、重大な社会問題になっている情勢は今でも変わりません。
その場合には、どれだけ早く今の状況から脱却し、経済的に立て直すことができるかという点がとても重要です。闇金との取引が長く続けば続くほど状況はさらに悪くなる一方であることは明らかですから、どれだけ早い段階で闇金とは縁を切るよう動き始められるかが大事です。
現在闇金を利用されている方は、これ以上の再借入れは絶対にしないこと、新たな業者には申し込まないこと、無理に金策して返済を続けようとしないこと、返済のめどが立ちそうにないと分かったらすぐに専門家に相談することなど、できる限り早急に関係を切るための対策を執るようにしましょう。