ヤミ金グループ逮捕後も「鬼電」 出資法違反事件 関連グループ、関連貸し倒れ防止で活性化か 沖縄
沖縄県内を拠点とするヤミ金グループメンバーが違法な高金利で貸し付けたとして出資法違反容疑で逮捕された事件で、メンバーが逮捕された後も関連グループによる「鬼電」と呼ばれる執拗(しつよう)な督促電話をするなどの厳しい取り立てが続いていることが14日までに、県警合同捜査本部への取材で分かった。専門家は「ヤミ金の債務に返済義務はない」と指摘しており、県警も被害を受けた際には相談するよう呼び掛けている。メンバー9人の逮捕は2月14日。県警は債務者などへの聴取で関連グループの現金回収が続いていることを把握しているという。捜査関係者は「貸し倒れを防ぐために動きを活発化させているのではないか」と指摘する。
一方、県警は12日、グループが違法な高金利での貸し付けで得るなどした現金数百万円を持ち去り、事件に関する証拠を隠滅したとして、証拠隠滅容疑で南城市の自営業の男(32)を逮捕した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。
引用元:琉球新報社WEBサイト2024年03月19日 05:00配信
以前当事務所のブログ記事上でも紹介をした、沖縄県でいわゆる「トクリュウ」と呼ばれる大規模なヤミ金グループが逮捕された事件で、その後も関連グループによる取立てが激化していることが報道されています。
これは、芋づる式に関連グループが逮捕され、未回収であった債権の貸倒を防ぐ目的があると思われます。
もっとも、闇金の契約は法律上無効なものであり、そもそも回収する債権など存在しないわけですが、そんなことを主張しても許してくれる業者などいないことは明らかです。
それどころか「ウチは法律なんて関係ないし、もともとわかってて借りたんだから、金返さないなんて詐欺だろ」などと却って業者を怒らせてしまうことにもなりかねません。
支払いができなくなってしまって、手元に全くお金がない状態で相談をしても、まともに取り合ってはもらえず、「強盗をしてでも返済しろ」「売春してでも返済しろ」などと脅され、
心理的に追い込まれてしまい、自殺してしまうなど本当に悲惨なケースもあるようです。
闇金業者は脅しのプロです。警察や専門家に相談したら報復を受けるのではないかと、なかなか公的機関への相談を躊躇してしまうかたも多いようです。
しかし、弁護士・司法書士には守秘義務があるので、ご相談に関して一切の情報を外部に漏らすことはありません。また、当事務所は匿名での無料相談をお受けしております。
闇金の連日に及ぶ取立てにお困りのかたは、ひとりで悩まず、警察や法テラスなどの公的機関、弁護士、司法書士にまず相談してみることをおすすめします。