突然口座が止まった!闇金との取引によるトラブルと対処法

公開日:2021/06/16更新日:2021/06/16

カテゴリー:相談員, ブログ タグ: , , , ,

相談員の内山です。

現在の闇金は,レターパックや郵便を利用して返済をさせる業者もいますが,不正に入手した銀行口座に返済をさせる業者が大半をしめています。

闇金は商売道具として利用するために口座を債務者から調達することがあります。闇金と取引をすると口座を脅し取られる場合があるのです。そのほか,突然ご自身の利用していた口座が凍結されるというトラブルに発展するケースもあります。闇金との取引には,口座にまつわる様々なトラブルを引き起こす危険があるのです。

口座は社会生活を送るうえで必要不可欠なものですから,これを失うなどのトラブルは避けたいものです。
そこで今回は,口座関係のトラブル事例とその対処法を紹介していきます。

銀行口座を開設して送れと脅されているケース

口座 送る 脅し

支払いが滞った場合,利息に代えて口座を送るように言われることがあります。自身で契約した口座を他人に譲渡する行為は,詐欺罪などに該当する可能性があるので絶対にやってはいけません。

もし送ってしまった直後であれば,運送会社に問い合わせて配送のキャンセルをしましょう。
既に相手に配送済みの場合は,すぐに銀行へ行って口座の解約をしなければなりません。

解約をしないと,警察から闇金犯罪の共犯者と疑いをかけられる恐れがあります。
また,口座自体が凍結されてしまう危険性もあります。ひとつの口座が凍結されてしまうと,連鎖的に他の銀行の口座も凍結されることがあります。新たに口座を開設できなくなってしまったという方も多くいます。
一度口座が凍結されると解除には応じてもらえない場合や,解除に応じてもらえる場合でもかなりの時間と労力が必要になります。

口座譲渡は犯罪であるほか上記のような社会生活上の不利益もありますから,脅されたとしても口座譲渡は厳に避けるべきです。

司法書士や弁護士を介入させたら警察に口座譲渡をばらすと脅されている

闇金の脅し・脅迫・恐喝

闇金に口座を譲渡してしまった場合,「司法書士や弁護士を介入させたら警察に口座譲渡の事実をばらすぞ」などと脅されることがあります。しかし,犯罪者である闇金業者が警察に出向いてこうした通報を行う可能性は極めて低いため,あまり心配する必要はありません。あるとすれば匿名で通報を行うくらいですが,実際にはそのようなケースもほとんどありません。闇金業者というのはビジネスライクにものごとを考えており,1円にもならない行為は行わない傾向にあります。そのため,脅し文句として口座譲渡の事実をばらすと言ってきたとしても,それは司法書士や弁護士等の専門家を介入させないための予防線でしかないことが多いのです。

もっとも,闇金業者が警察に通報をするか否かに拘わらず,口座を譲渡した時点で自身が逮捕されるリスクは負うことになります。口座譲渡は違法行為ですから決してやってはいけません。万一既に譲渡してしまっている場合には,専門家に相談のうえ速やかに口座の解約等の措置を執りましょう。

口座を凍結すると脅された!

法的措置 
口座が凍結される理由としては,債務整理手続きを行った場合,口座名義人の死亡した場合,犯罪等で不正利用された場合などがありますが,今回ご説明するのは犯罪等で不正利用された場合についてです。

闇金業者は「支払いができないなら,お前の口座を凍結してやる!」などと脅してくることがあります。本当に口座が凍結されてしまうのであれば非常に困ったことになりますが,闇金が口座の凍結を行うことはできるのでしょうか。

弁護士や認定司法書士であれば,「振り込め詐欺救済法」に基づき金融機関に対して凍結要請を行うことで,口座凍結手続きを行うことができます。また,捜査機関においても同様に凍結手続きを行うことができます。一方,それ以外の者はなんら権限がありませんから口座凍結手続きを行うことはできません。したがって,闇金業者が口座凍結を行うことはできません。

もっとも,闇金が本人になりすましてキャッシュカードを紛失したと銀行に連絡することで取引の一時停止をするという嫌がらせをされる可能性はあります。ただ,これについては単なるイタズラであり,銀行に連絡をすればすぐに解除されます。心配な方は,闇金に知られた口座は解約して新たに作り直すとよいでしょう。

闇金に渡していないのに突然口座が凍結された!

口座凍結

闇金に口座を渡したりしていないにも拘わらず口座が凍結されるという被害があります。これに関しては,闇金業者の客振りと言われる手口により口座凍結がされたと考えられます。

客振りとは,闇金業者が管理している口座ではなく,債務者同士を経由して返済と貸付けを同時に行わせるものです。例えば,Aさんの返済金5万円をBさんの口座に直接振り込ませて,Aさんの返済とBさんに対する貸付けを同時に行うというものです。この場合,AさんはBさんの口座を闇金の口座と認識するため,Aさんが司法書士や弁護士に依頼をするとBさんの口座は凍結がされることになります。このような事態を避けるためには,闇金に教えた銀行口座はすぐに解約することをお勧めします。

完済した業者の口座が凍結されたらしい!お金は返ってくるの?

振込明細

最後に,トラブルではありませんが,闇金に支払ったお金が戻ってくる手続きについてご説明します。

支払いをしていた闇金の口座が凍結された際,口座の中にお金が残っていることがあります。このような場合には,前述の「振り込め詐欺救済法」により比較的容易に被害の回復が受けられることがあります。振込明細などがお手元にあれば闇金に払ったお金が戻ってくるのです。

この手続きについては,あまり広く認知されているものではないため,手続きを行う人は少ないのが現状です。そのため,手続きをすればお金が戻ってくる可能性が高いので,是非手続きを行うことをおすすめします。具体的にどのようにすれば自分が支払い申請可能かどうか調べる方法は,以前に振り込め詐欺救済法(申請対象口座の探し方)で紹介しています。比較的簡易な手続きなので是非一度お調べください。この手続きには申請期限がありますので,早めに対応なさってください。

まとめ

今回は,
 

・闇金に携帯電話や銀行口座を契約して送れと脅されている場合の対処法
・口座を送ってしまった場合に,そのことをばらすと脅されている場合の対処法
・闇金に口座を凍結すると脅されている場合の対処法
・闇金に口座を渡していないのに,口座の凍結がされた場合の対処法
・闇金に支払いをしていた口座が凍結されていた場合には,お金が取り戻すことができる可能性があること

について紹介しました。

闇金から色々と脅されていると正常な判断ができなくなってしまうこともあるかと思います。しかし,判断を誤ると,大切な銀行口座を失うことになってしまったり,二度と口座開設ができなくなってしまうことになります。
相手からの脅しに屈してしまうと一生後悔をすることになりますから,犯罪行為に加担して一時的にその場を凌ぐ判断をする前に,今一度ご自身でとるべき行動を考えてみてください。

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